第5回 フォーメーション分析について~三角もち合い~ 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第5回 フォーメーション分析について~三角もち合い~ 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは、株式会社インベストラストの福永博之です。今回はフォーメーション分析のなかの三角もち合いについてお話しします。
そもそも、もち合いと言うと皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?
テクニカル分析でいうところのもち合いと言えば今回のテーマである三角もち合いが代表例ですが、この三角もち合いは、「株価が上下にもみ合う局面では、価格の変動幅が徐々にある価格に収束していくように推移することがある」という、形をもとに判断されています。また、三角もち合いは、「株価がどちらかに放れる前に形成されることが多い」と言った特徴があります。
それでは、実際の日経平均株価のチャートをご覧ください。

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このチャートをご覧いただくと分かりますが、昨年5月23日に取引時間中の高値を付けた後、6月13日に安値を付け大きなレンジを形成しました。また、その後は前述の三角もち合いの定義通り、「株価が上下にもみ合う局面では、価格の変動幅が徐々にある価格に収束していくように推移」しているのが分かります。
このように高値を切り下げ、安値が切り上がるように推移すると同時に、徐々に価格の変動幅が小さくなるものが典型的な三角もち合いと言うことになります。そして、重要なのがその後の動向です。
前述に三角もち合いの特徴を書きましたが、その特徴の通り、高値と高値、安値と安値を結んだトレンドラインを上にブレイクして年末まで上昇が続く結果となりました。
このように三角もち合いが上下どちらかに放れると、その方向にトレンド発生しているのです。
三角もち合いを発見したとき、株価が上下どちらかに放れたことを確認し、その後株価が動いた方向についていくことが利益を上げるためのコツですので、覚えておくとよいのではないでしょうか。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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