マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今週は窓あけ(下落パターン)したあとの下げ止まりの目途についての話の続きです。
下げ止まりの目途を探す場合の注目点としては2つありますが、一つは前回お話しした節目(フシメ)と呼ばれる、過去に下げ止まったところでした。
そして2つ目が株価の水準になるわけですが、この水準の考え方を身に着けておくと、いろいろなところで役に立ちます。
たとえば、目立った節目が見当たらないときなどは、この水準の考え方が下げ止まりの目途を探すときに役に立ちます。特に窓をあけて下落したとき、投資家心理としては、どこまで下落が続くのだろうと、とても心配になりますし、押し目買いといった行動をとるにも、下げ止まりの確認ができないなかで行うのはリスクが高いと言わざるを得ません。
前置きが長くなってしまいましたが、ではその水準について確認していきましょう。
まず、下げ止まった価格から確認したいと思いますが、下ヒゲ陽線を形成している11月9日が安値になると思われます。チャートはアップデートされたものになりますが、下ヒゲを2週連続でつけたあと、反発する動きになっているのがわかります。
そこで、この2週連続の下ヒゲを形成した価格が、どういった意味を持つのかが水準の考え方につながります。
続いてその水準を探すために行うことですが、これもこれまで何度も解説していますが、高値と安値を決定することです。このオークファンのように、ダブルトップを形成しているような銘柄の場合、安値は一つになりますが、高値は2つになることから、安値とそれぞれの高値の値幅から水準を算出する必要があります。
そこでまず安値を決めますが、これは誰が見ても今年2月の安値になると思われます。続いて高値ですが、前述のようにダブルトップを形成していることに加え、価格差があまりないことから、高い方の値段に決めてまず値幅を算出します。
また、算出するときの水準でよく使われるものが、3分の1押し、半値押し、3分の2押しに加え、38.2%押し、50%押し、61.8%押しなどといったフィボナッチリトレースメントなどになります。
では、答えは・・・。みなさん全て計算してみてください。次回答え合わせをしましょう。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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