第136回 窓について(下落パターン) その113 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第136回 窓について(下落パターン) その113 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今年もあと2週間となりましたが、そうしたなかでも売り気配で窓をあけて下落して始まる銘柄が見られますので、引き続き下げ止まりの目途についてお話ししたいと思います。
それではいつものように実際のチャートをご覧ください。

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週足チャートを見ると2つ窓をあけているのが分かりますが、1つ目は週初となる11月28日に窓をあけて始まったあと、上向きの13週移動平均線上で上下にヒゲのある陰線のコマを形成し、一旦下げ止まったかのように見えましたが、翌週下げ止まることができずに一気に13週移動平均線を割り込む展開となっているのがわかります。
また、その翌週は反発する場面がありましたが、横ばいに変化した13週移動平均線が上値の抵抗となって押し返されて終えたあと、今週に入って再び売り気配で取引が始まる結果となっています。
さて、ここからはこれまで勉強してきたことの繰り返しとなりますが、今回あけた窓がどの窓になるのか。また、下げ止まりの目途はどこになるのかなどをチェックしていきたいと思います。
では窓の種類からです。今週あけた窓はどの窓になるのでしょうか。窓の種類を考えるにあたって、どういったことに注目する必要があるのでしょうか。

まず考えなければいけないのは、今週に入ってあけた窓が過去の値幅の範囲内であるかどうかを確認することです。
つづいて、何か節(フシ)となる価格を突破する、というような特徴的な動きがみられるかどうかや、売買高が極端に増加するなど、売買状況に関する変化もチェックしておく必要があります。
こういったことを意識しつつ、窓の種類を考えなければいけません。では、今回あけた窓はどの窓になるのでしょうか。
みなさん考えてみてください。また下げ止まりの目途についても同様に考えてみてください。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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