良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)
投資入門者にもわかりやすいと紹介されることが多い『インデックス型の投資信託』をご存じですか?
インデックスとは指数のことです。指数はある特定の集まりの平均を示した数字で身近なものでいえば日経平均、TOPIXなどがあります。個別銘柄の業種別のインデックスなども存在しますし、日本以外の市場にも色々な種類のインデックスが存在しています。この指数に連動するように運用されるのがインデックスファンドです。
たとえば日経平均連動のインデックスファンドであれば、日経平均が10%上昇すれば、ファンドの基準価額も10%上昇する。日経平均が20%下がれば、ファンドの基準価額を20%下落するように運用されます。指数が「10%しかあがらなかったのに、ファンドは20%以上あがった!」というインデックス投資信託は運用成績としては褒められません。連動させられなかった『へたな運用』ということになるからです。個別銘柄のように相場全体はあがっているけど、その銘柄は下がっている、というような個別の事情は存在しません。逆にいえば平均値どおりにしか動かないあまり面白くない投資です。一発大当たりを狙うという投資ではないのです。
ちなみに私は2つのインデックスファンドに投資しています。MSCIコクサイ インデックスという平均指数に連動する、eMAXIS 先進国株式インデックスと、MSCI エマージング・マーケット・インデックスという平均指数に連動するeMAXIS 新興国株式インデックスに投資をしています。
この文章を読んで、「それって何?やっぱりよくわからない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、私がしている投資についてこう言ったらいかがでしょうか。
「私は世界の先進国の株式の値上がりを期待して投資をしている。私は新興国の株式の値上がりを期待して投資をしている。しかし個別の銘柄を選択する時間と能力はなく、手間がかかった上にはずれを引きたくはないので先進国、新興国それぞれに投資するインデックス投資信託でコストが比較的低いものを選択している。」と。「ふ~ん。そんなことができるのか」と、なんとなく私の投資をイメージしていただけたでしょうか。
自分の投資先をざっくりとイメージしてはいるものの、あまり投資に手間をかけたり、個別銘柄の研究をしたくないという人にはインデックス投資はうってつけです。これは投資初心者に限りません。インデックス投資は運用会社によってそれぞれ作られていますが、連動する指数(インデックス)が同じであればどの運用会社のものを買おうともその運用成績に大差はありません。自分が投資をしてみたいと思う投資対象(インデックス)を選べば、あとは買いやすいものを買って投資をスタートすることができます。
ただし、1点コストについてはしっかり見比べましょう。投資信託を購入する際の販売手数料や投資信を保有している間にひかれる信託報酬は各商品で異なります。運用成績に差はないので、コストを安く抑えられる商品を選ぶのが得策です。コストを安く抑えている投資信託は運用資産もそれなりに大きいものが多いのでよい目安にもなります。
投資を始めるのに何を買えばわからない、という方もインデックスファンドなら商品を絞り込むポイントは投資先(自分の好み)とコストだけ。やりやすいと思えるものから投資を始めてみてはいかがでしょう。
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