リスクに注目!

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

リスクに注目!

「投資した自分のお金が「元本」を割ってしまうとしたら、それはどんなとき?」リスクの意味を考えるとき、投資家の方の心配は結局のところこの質問に集約されると思います。

では、どうしたらこのリスクに立ち向かえるのでしょうか?
そのカギは「分散投資」と「長期投資」にあります。米国市場を例にとってその効果をみてみましょう。

データが入手可能な1926年以降、米国投資家が被った損失の頻度と程度を調べてみると、この70年間、株式市場では約3年半に1回の割合でリターンがマイナスを記録しており、そのマイナス幅の平均は約12%となっています。
しかし、その間株式だけでなく債券も同時に保有していた場合をみてみると、結果は大きく変わってきます。例えば株60%、債券40%の配分割合にしていたなら、マイナスリターンの頻度は4年に1回に減少します。また「大恐慌」とよばれる1929年から1932年の3年間に、株式100%保有の投資家が被ったマイナス61%という株価の大幅下落の影響も、この「分散投資」の効果で半分の損失で済んでいます。

また、短期的には振れの大きい、つまりリスクの大きい米国株もこの70年間の長期スパンで見ると、年率約10.6%のリターンとなります。(消費者物価の上昇率を差し引いても7.2%のリターンです。)

リスクと上手に付き合うには分散投資と許す限り長期の投資を行うことが大切です。

<データ出所:J.C.ボーグル著 「コモン・センス・オン・ミューチュアルファンド」>
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