世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
苦労して手にいれた資産を託す運用会社を決める前に、その会社が本当に信頼に値するかどうかをよく検討してみましょう。これから取引する運用会社とよい関係を築きたいと願うのはどの投資家でも同じことでしょう。運用会社を選ぶ際には以下のようなチェックポイントがあります。でも、投資家の多くはこうしたポイントを全く考慮せず運用会社を決めてしまっているのです。
ポイント1.その運用会社は全ての情報を開示していますか?
運用会社が投資に関る潜在的なリスクについて率直に開示していなければ、投資家は不利益を被る可能性があります。運用会社に勧められるがままにファンドを購入してはいませんか?そのファンドはあなたの投資目標に合っているでしょうか?
ポイント2.その運用会社の運用は、定められた運用規律に則って行われているでしょうか?
運用会社の中には自社のファンド・マネージャーが目論見書の投資戦略に沿った運用をすることを必ずしも保証していない会社もあります。そんな会社は例えば、ファンド・マネージャーが、大型株よりも小型株のパフォーマンスが良くなると予測すれば、大型株ファンドの銘柄に小型株を組入れないとも限りません。あるいは、株式が急激に値上がりしすぎた場合、株式ファンド・マネージャーが債券を購入すべきだと判断するかもしれません。つまり、あなたが目的とした投資対象から外れているケースもあるのです。
ポイント3.その運用会社は必要以上にパフォーマンスを宣伝していないでしょうか?
過去の実績から将来のリターンが予測できるとは限りません。最近の良いパフォーマンスをことさら吹聴する運用会社は、しばしば流行のファンドに資金を引き込もうとします。しかしそのような流行は、急激に冷めてしまう可能性もあります。パフォーマンスを追うのはやめましょう。また流行のファンドを勧める運用会社にも十分気をつけてください。
ポイント4.その運用会社のコストはどの程度ですか?
コストは高ければ高いほど投資のリターンを引き下げます。全てのコストを避けることはできませんが、例えばノーロードファンドに投資することによって販売手数料は避けることができます。
ポイント5.経験豊富なファンド・マネージャーがいるでしょうか?
その運用会社のファンド・マネージャーはどれくらいの運用経験があって、どのような実績を持っていますか?運用会社の中には、比較的経験の浅いファンド・マネージャーに小さなファンドを任せることで経験を積ませようとする会社もあります。取引しようとする運用会社にはどの程度の経験を持つ専門家がいるのかを知っておいたほうがよいでしょう。
あなたの大切な資産だからこそ、任せる運用会社選びにはもっと慎重になっても良いのでは?と思います。
※トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
販売手数料がかからない「ノーロードファンド」
トヨタアセットマネジメントがバンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う、ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。1万円からのお買付ができ、月次定額積立、カードde自動つみたても可能ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。-----
EXTENDED BODY:
マネックスからのご留意事項
「バンガード・海外投資事情」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。