「資産配分は適切ですか?‐米国の場合‐」

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

「資産配分は適切ですか?‐米国の場合‐」

ここ10年の間で米国の年金制度は、受取額があらかじめ決まっている確定給付型年金から、DCプラン(確定拠出型年金プラン)、IRA (個人退職勘定)など受取り額が資金の運用成績によって左右されるものに主役交代しています。
 そしてこのことは、個人が自分の引退資金の運用を他人まかせにするのではなく、自身で資金を適切に配分し、管理する責任まで背負うようになったことを意味しています。

 しかし、米国での個人による引退資金の管理は実際うまくいっているのでしょうか? バンガード・リタイヤメント・リサーチが発行した2005年のレポートを見てみると、まだまだこれは検討の余地がありそうです。

 資産配分は適切でしょうか?

 調査の対象となったバンガードの個人年金とリタイヤメント・プランに加入している500万人以上の投資家のうち、かなりの数の投資家が引退資金の「全て」を株式ファンドか債券ファンドのどちらかのみで投資していることがわかりました。つまり彼らは、起こりうるさまざまな市況環境の変化に対し、ひとつの資産クラスの運用のみで立ち向かっているのです。

 「まず全体としての投資計画を考え、そのうえで個別のファンドがポートフォリオの中でどのような役割を果しているかを把握することが必要です」とバンガードのリサーチ・アナリストで2005年の調査研究の共同実施者、ジーン・ヤング氏は述べています。「引退資金の構築を目標とする投資家は、幅広くバランスのとれたポートフォリオを維持することが不可欠といえるでしょう」-----
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