世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
今日は引退後のお話、特に「豊かな老後を導く3つのお金の習慣」について米バンガード・グループ会長兼CEOのジャック・ブレナンの意見をご紹介します。彼は何年にも亘って多くのバンガードファンドの投資家の方々と直接会い、話を伺ったその経験から、充分に引退資金を蓄えた人達の中に3つの共通点を見たと言います。
●成功習慣その1:目標設定→行動プランの策定→実行
彼らはまず引退後の生活をイメージし、目指すべき資産目標を定めます。年金などの定期的な収入を補う事が出来るポートフォリオを計画し実行に移しましょう。人それぞれ目標が違うのは当然です。完璧を期して詳細にわたる計画を作る必要はありません。大雑把なものでかまいません。
●成功習慣その2:固定支出を抑える事
これは特に重要です。私はリタイアを迎えた人が新築の豪邸を買ったりするのを見ると首をかしげてしまいます。人それぞれとはいえ何故老後に新たに住宅ローンや抵当を背負うのでしょう?
豊かな引退後の生活を送っている人は家計における固定費を抑えています。たとえ別荘を持っていたとしても大抵は支払いが済んでいるか、あってもごくわずかなローンが残っているだけです。引退後は何が起こるか分かりません。ですからこの「固定費の抑制」が鍵となります。経済的な自由度が高い程、豊かで満足のいく引退後の生活が送れるのです。
●成功習慣その3:分散投資
運用資金を幅広く分散投資する事で下落リスクをある程度回避し、ポートフォリオの不安定さを最小化する事が出来ます。
ただ難しいのがインフレにどう対処するかです。
引退後もインフレ率を上回るリターンを得たい、と願うのは当然です。実質的な購買力をずっと維持するためには、リターンのうちインフレ率を超えた分だけに消費を抑えることが必要です。
インフレより高い収益を上げるには債券一辺倒の投資法では難しいでしょう。債券には重要な役割がありますが、債券だけで運用するのは・・・25年前とか30年前は、それが高齢者の投資の常識でしたが・・・今日の常識では不適当と考えられています。資産を増やしたいならポートフォリオを分散し多少のリスクを取らないといけません。
あまりにリスクを回避しすぎると、退職後に「老後資金が足りない!」という大きなリスクを背負う事になるのはお分かり頂けるでしょう。
バンガードで資産を運用し、引退後に豊かな生活を手に入れられた方々とお会いする事は私にとって大きな喜びです。先に述べた3つの成功習慣に従い、豊かな日々を手に入れられた方々は何百万人もいらっしゃり、大変素晴らしい事だと思います。
-----------------------------------「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」のお知らせ
バンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。
販売手数料なしのノーロード投信で、1万円から買付可能。積み立てもOK。http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0049510000
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。-----------------------------------
・・「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」に関する重要事項・・
□リスク
・当ファンドは、主に外貨建の外国投資信託に投資します(為替ヘッジは原則 として行ないません。)ので、ファンドの基準価額は投資した外国投資信託 の基準価額の変動や為替相場の影響を受けて変動します。したがって、受益 者の投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失 を被ることがあります。
・当ファンドの基準価額の変動要因としては、「価格変動リスク」「為替変動 リスク」「カントリーリスク」「投資する外国投資信託の運用に支障をきた すリスク」などがあります。
・詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)本文の「投資リスク」に関する 項目をご覧ください。
□手数料等
・申込手数料(税込):0%
・解約手数料:0%
・信託財産留保額:ありません
・信託報酬(年率・税込): 純資産総額に対して 約1.29%
・上記以外にも保有期間中に間接的にご負担いただく費用があります。詳しく は投資信託説明書(交付目論見書)本文の「手数料(費用)」に関する項目 をご覧ください。
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