世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
短期のマーケット動向や運用結果だけを見て、今後の投資判断を行なうのは大変危険なことです。
経済の低迷と米国金融機関の継続的な評価損の計上に反応して、最近の運用環境は特に厳しいものがあります。このような現状に対して、米国バンガードのチーフ・インベストメント・オフィサー、ガス・ソーター氏は次のようにアドバイスしています。「マーケットをある特定の期間だけで判断してはいけません。投資家はどうしても直近の値動きに目がいきがちですが、本来はもっと将来のことに目を向けるべきです。」
「ただ残念なことに、投資家は将来を予想することがあまり得意ではありません。」
多くの人は、不況に突入するとき株価は下がり始め、経済が上昇し始めると株価は回復に向うと考えます。でもそれは常にそうなるとは限りません。さらに、その不況の始まりと終わりがいつなのか、投資家にその瞬間はわからないのです。
「不況になったと慌ててポートフォリオをいじっても手遅れです。」
そのときマーケットはその不況をすでに織り込み始めているため、株価は相当下がっているはずです。もし長期目的でよりよい投資成果を出そうとするならば、市場が崩れたからといって、自分の投資戦略を変えるべきではありません。できればその投資戦略は、株、債券、そしてMMFなどの短期金融商品にバランス良く分散投資しているものであってほしいと思います。そうすることで、気まぐれなマーケットがどんな方向に変化しても戦略を変更せずに済むのです。
「今回のサブプライム問題は、私たちに教訓を与えています。」とソーター氏は言います。
「同じ格付けの二種類の債券があったとして、そのうちのひとつのほうがより高い収益率を示しているのであれば、それは実際には同品質の債券ではありません。フリーランチはないのです。」「その教訓を投資家が忘れた頃、マーケットは再び振り出しに戻り、そのことを思い出させるのです。」
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□リスク
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・当ファンドの基準価額の変動要因としては、「価格変動リスク」「為替変動 リスク」「カントリーリスク」「投資する外国投資信託の運用に支障をきた すリスク」などがあります。
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□手数料等
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