シンプルな投資法:第一回「コストコンシャス(意識)のすすめ」

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

シンプルな投資法:第一回「コストコンシャス(意識)のすすめ」

 経済の先行きが不透明な今の時期、自分のお金の使い方を振り返るには良い機会かもしれません。
 将来成功する投資家になるために、"シンプルな投資法"を5回に分けて米国バンガードのインベストメント・カウンセリング・リサーチセクションのジョン・アメリクスがご紹介します。第一回は"コスト"にスポットを当ててみたいと思います。

●自分でコントロールできるコストとは?
 コストに対する意識を持つ上で、まずは"自分が出来ることと出来ないこと"を知ることが大切です。例えば、ガソリン価格をコントロールすることは出来ませんが、より燃費の良い車種に乗り換える、給油するガソリンスタンドを安いところに変える、旅行先を近場にするといったことはご自身でコントロールすることが出来ます。
 投資にも同じことが言えます。我々はマーケットの行方をコントロールすることは出来ませんが、投資のコストにいくら払うかは自分でコントロール出来るのです。
 ファンドのコスト―信託報酬率の違いは数ベイシスポイント(100分の1%)レベルのほんのわずかな差だとお考えの方もいることと思いますが、長期ではリターンに大きな影響を与えます。
 そこでバンガードはエクスペンスレシオ(運用その他の経費比率)を下げる為、たゆまぬ努力をしています。バンガードのエクスペンスレシオは業界平均の6分の1以下*ですので、投資のコストを抑えることが出来るのです。

●毎日の暮らしについて
 将来のためのお金を貯めることより、今の生活を楽しく満喫したい誘惑に駆られることは当然です。投資目標を達成する為に歯を食いしばって人生の潤いもないような毎日を送りましょうと言っている訳ではありません。予め自分で設定した生活費の範囲で毎日を送ることが大切なのです。

気をつけたいこととして・・・
・毎月の生活費を決めたら必要以上の贅沢は避け生活費の範囲で生活を送るこ と
・いざという時の為のすぐに引き出せるお金を半年から1年分の生活費を用意 しておくこと
・節度あるクレジットカードの使用を心掛けること

などがあります。

 貯蓄の要は"浪費しない"という非常にシンプルなことなのです。

 バンガードは資産形成に寄与する長期的な市場の潜在的な力とバンガードが提唱する"シンプルな投資法"を信じています。これまでにも投資環境が低迷した時期が何度もありました。しかし、バンガードが提唱する投資哲学に対する我々の信念は設立以来揺らぐことなく常に一貫しています。

"シンプルな投資法"第二回は「リスクのコントロール」についてご紹介します。
*出所:リッパー 2007年12月末時点
投資にはリスクがありますので、投資を行う前に慎重に検討してから投資を開始して下さい。

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 バンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。
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