シンプルな投資法:第二回 リスクを自分でコントロールするには?

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

シンプルな投資法:第二回 リスクを自分でコントロールするには?

 今回は「シンプルな投資法」第二回として"リスクを自分でコントロールするには?"をご紹介致します。

 多くの投資家の方にとって、ここ一年ほどは不安定なマーケットの"うねり"に巻き込まれ、特に株式中心に投資をされていた方は、長期的な投資展望を持てなくなっていらっしゃるのではないでしょうか?日々、不安を募らせる経済のニュースが多いとは思いますが、精神的にも金銭的にもうまくバランスを取るために、この難局を乗り切るヒントをお話させて頂きたいと思います。
 現在、株式のリターンは芳しくありませんが、仮に株と債券、そしてMMF・MRFなどの短期金融商品にバランス良く分散されたポートフォリオを持っていたならば、債券は下落を幾分和らげるクッションの役割を担っていることと思います。更にいざという時にすぐに引き出せる短期金融商品に資産を配分していたら、株式中心に投資をしている方よりも下落幅が抑えられていることでしょう。

 今回のような金融危機に巻き込まれても、出来る限り幅広く資金を分散させておけば、一極集中投資をするよりも下落幅が弱まり、損失と不安を幾分和らげてくれることと思います。

 更に、ご自身のリスク許容度(保有している投資商品の価格が下がっても精神的にも金銭的にもその損失に耐えられる範囲)を知っていることもリスクをコントロールする上で大切な要素です。ご自身の状況や性格から株や債券、短期金融資産への適切な投資比率を決めておけば、マーケットが大きく荒れても、長期的な投資プランを持ち続けられることに繋がると思います。

 最近になって分散投資の必要性に気付いた方も遅すぎるということはありません。ご自身に合う投資比率に沿って資産を分散し、リスクをご自身でコントロールされることをお勧めします。

 次回の「シンプルな投資法」第三回は"正しい投資先の選び方とは?"についてご紹介致します。

注)MMFやMRFは元本が保証されているものではありません。投資にはリスクがありますので、投資を行う前に慎重に検討してから投資を開始して下さい。債券への投資には金利リスク、信用リスク、インフレリスクが伴います。分散投資はマーケット下落時に利益を保証するものではありません。

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