資産の見直しをしましょう(前編)

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

資産の見直しをしましょう(前編)

そろそろ初夏の訪れを感じさせる季節となりました。クローゼットの整理をするように、この機会にご自身の資産を見直してみるのもいいかもしれません。「30-Minute Money Solutions」の著者であるChristine Benz氏によると、資産の見直しは、特段複雑だったり、時間のかかることではありません。
「30-Minute Money Solutions」は、資産管理のガイドブックとも言える本ですが、その中でBenz氏は、現時点における資産をすべて把握することが資産管理の最初のステップだと述べています。今回はバンガード本社で行われたBenz氏のインタビューをご紹介します。

Benz氏:現在の職業やライフステージにかかわらず、ご自身の資産を把握しておくことはとても重要です。ここで言う資産とは、不動産や投資資産、貯蓄から、ローンなどの負債を差し引いたものです。資産全体をチェックすることで、何を優先すべきかを判断することができます。現在の資産を計算し、マイナスであるとわかったら、負債を減らすための手段を講じなければなりません。しかし、現時点での資産がかなりプラスで、しかも年間を通じてプラスになる傾向があったら、少し注意して見ていく必要がありそうです。もしかすると、資産が一つのアセットクラスに偏っているかもしれません。資産の収支はプラスでも、その大半が不動産である場合、その資産は流動性に乏しいと言えるでしょう。

ナレーター:資産の変化を記録しておくとよいかもしれませんね。

Benz氏:それは継続的にモニターできる方法が望ましいですね。紙で記録するとしたら、毎年見返して状況を把握してみましょう。そうすることにより、ご自身の思い描く資産計画を現実的な目でチェックできます。2008年のように大半の人の資産が目減りしてしまった年は、その減少額を把握することで、優先順位を入れ替え、より多く貯蓄して不足分を補うべきと考えるかもしれませんね。

ナレーター:資産を計算したら、次は予算を立てるとよいですね。予算なしでは、支出をコントロールできなくなり、何に優先順位を置けばいいかわからなくなってしまいます。年齢や職業、資産の額にかかわらず、予算は必要です。
Benz:実際に予算を立てる前に、まず支出を追ってみることをお勧めします。紙に書いてもいいですし、何かソフトウェアを使っても結構です。それでご自身のお金の動きを見るのです。次にその支出のニーズをもとに、ご自身やご家族にとって現実的な予算を立ててみましょう。そして現状の支出では十分な貯蓄ができないと思ったら、削れる出費はないかを検討してみましょう。

次回のマネックスメールでは現実的な予算の立て方についてさらに詳しくご紹介します。

貯蓄をするためには「コスト意識」を持つことが大切です。(バンガード・インベストメンツ・ジャパンのウェブサイトに移動します。)
http://www.vanguardjapan.co.jp/vanguardjapan/investing/columns/columns_home.cfm?obj_uuid=B2A4E7EE-19B9-F74F-1380-E5BB751D4A3A&vjts=MXML_1004521

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