執行評価改善レポートの見方

SOR注文に関する価格改善効果について、第三者機関である株式会社QUICKの検証と評価を受けています。

執行評価ガイドライン

評価レポートは、SOR執行評価（PTS・ダークプール）とSOR執行評価（ダークプール）の構成となっています。
執行評価レポートは月次で株式取引の注文約定一覧画面上で開示いたします。
改善効果の算出方法および具体的な掲載項目について説明いたします。

価格改善効果の算出方法

SOR注文でPTSまたはダークプールで約定した場合に、東証の価格と比較して約定価格がどのくらいお客様にとって有利な価格となったかを評価します。
当社で受注し、約定したSOR注文の改善効果を掲載します。
価格改善効果は「bps（ベーシスポイント）」で記載しています。1bps(ベーシスポイント)は0.01％です。

価格改善率は約定価格と約定時刻の直前(*)の東証の最良気配価格（売注文は買い気配、買注文は売り気配）の差を約定価格で割って算出しています。プラスが価格改善を表しています。
価格改善金額は価格改善率×約定金額です。

※東証の参照気配値は、約定時刻の1ミリ秒前の気配を採用（例：約定時刻が9:05:35.123の場合、9:05:35.122の気配価格）

劣後および評価対象外について

価格劣後約定

上記算出方法により、約定価格が東証の評価対象価格よりも不利の場合に、価格劣後約定と定義いたします。

評価対象外

SOR注文が分割発注となり、複数の市場で約定をする場合がございます。
その際、東証の評価対象価格とする気配がお客様のご注文の約定対象の気配である可能性があります。評価対象価格もお客様の約定となる場合、東証に発注した場合と比較して改善効果を適切に算出することができません。そのため、複数市場で約定したご注文は評価対象外とさせていただいております。
また東証参照気配価格が存在しない場合も、評価対象外としています。