うつろ舟の蛮女

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

うつろ舟の蛮女

 こんばんは。日経平均、連日のバブル後最安値更新・・・。虚脱感で目もうつろ、ぼすみんです。

 うつろと言えば、面白い本を見つけました。
 『江戸「うつろ舟」ミステリー』(加門正一著・楽工社)。

 江戸時代の1803年、常陸国(現・茨城県)の海岸に摩訶不思議な形をした「うつろ舟」が漂着。中には外国人とおぼしき美しい女性が乗ってましたが、言葉が全く通じないので、どこからやって来たのかも分かりません。船内には見た事もない謎の文字が・・・。

 滝沢馬琴の『兎園小説』でも「虚舟(うつろふね)の蛮女」として紹介されてる
この事件、複数の古文書にイラスト入りで記録されてるので、ご存知の方も多い事と思います。
 「江戸時代にやって来たUFOだ!」とする説もあるようですが、彼女は本当に宇宙からやってきた異星人だったのか?それとも単に島流しにされた異国の罪人?はたまた時空を越えてきたタイムトラベラー?でもでも、実はこの話自体ガセネタで、捏造された都市伝説の類かもしれないし・・・。

 この謎に大学教授が大真面目に挑み、10年以上に及ぶ地道な調査のうえに書き上げたのが冒頭で紹介した一冊。事件現場を探し回るのはもちろんのこと、新情報や新資料を求めて東奔西走。文書の筆跡鑑定まで試みるなど、江戸時代のミステリーをあらゆる角度から徹底追及!
 ページ数のわりにお値段やや高めなのが残念ですが、個人的にはとても楽しめました。

 石ノ森章太郎の漫画、『サイボーグ009』の番外編(?)に実在した人物をモチーフにした「サン・ジェルマン伯爵」という短編があるんですけど、併せて読むと
面白いかもしれません。ハイ。

(追伸)
10年以上も「うつろ舟」の謎を追い続けている著者の熱意には脱帽でした。10年といえば、マネックスでは「変動・10年」と「固定・5年」、ともに取扱してい
ます。『春の個人向け国債』。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9031.htm

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