一晩よく考える

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

一晩よく考える

こんばんは。人に意外な歴史アリ。その昔、ボクシングのトレーナーをやっていました、ぼすみんです。

もっともトレーナーというのは名ばかりで、実際には教えるどころか逆にボクシングの何たるか、人生の何たるかを教わるばかりの毎日。ジムでは会長をはじめ他のトレーナーの方々、選手・練習生・会員の皆さんに本当にお世話になりました。

1人で行うシャドーボクシング、対人で行うマスボクシング、サンドバッグにパンチングボール、実戦さながらのスパーリング・・・。ボクシングには色々な練習がありますが、トレーナー相手に行う「ミット打ち」もその一つ。僕たちトレーナーは両手のミットで、会員さんたちのパンチを延々と受けるのです。日によっては1日に100ラウンド以上のパンチを受けるこれ、慣れないうちは肩や肘がズキズキ痛んだりするわけですが、回転の速い連打をパン!パン!パン!と受け続けるのは爽快で、そんな痛みすら心地良く感じた事を思い出します。

さて、ボクシング界にはスパーリング相手を求めて他所のジムへ出かける「出稽古」という習慣もあるため、ジムどうしの交流がとっても盛ん。そうなるとやはり気になってくるのが他のジムの練習方法、指導方針。あのジム、あのトレーナーはどんな教え方をしてるのか?技術的なことももちろんですが、選手との接し方ひとつにしても「バリバリの管理型」「本人の自主性に任せる型」など指導者ごとに千差万別で、これもまた非常に勉強になります。

ご本人から直接伺ったわけではありませんが、特に印象に残ってるのはWOWOWエキサイトマッチの解説者としても活躍してるジョー小泉さんのお話。小泉さんは選手と意見の違いから衝突した際、お互い感情的になることを避け、いったん頭を冷やそうって事で、次のように言うと聞きます。「どっちがいいか一晩よく考えてみてくれ。私の方も今晩、考えてみる」

ボクサーという人種はもともと気の強い自信家が多いうえ、一流選手やキャリアの長い選手となれば自分のやり方に自負があるのも当然。そこで頭ごなしに自論を押しつけるのではなく「お互い一晩、考えよう」とする小泉流指導術、なるほどなるほど。

これを参考に仕事でもプライベートでも「一晩よく考えます」を連発していたぼすみんですが、どうやらこの言葉は時と場所を選んで使わなくちゃいけないようで、TPPの件で昨日「もう一晩考えたい」と表明した野田首相はあちこちから叩かれまくりの袋叩き状態!・・・やはり何でもかんでも一晩先送りにしちゃうのは良くない事か?そのへんについて今晩よく考えます。

(追伸)

結論を先延ばしにするのはあまり歓迎されませんが、株式の取引時間が延びるのは大歓迎!2011年11月21日(月)より、国内株式前場のお取引時間が30分延長され、11時30分までとなります。

http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2011/news1111_17.htm

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