若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)
こんばんは。雪中の車に閉じ込められた男性が一種の「冬眠」に成功、2カ月ぶりに奇跡の生還を果たしたという仰天ニュースがスウェーデンから!以前読んだ『冬眠の謎を解く(近藤宣昭著・岩波新書)』という本が非常に面白かったことを思い出します、ぼすみんです。
今なお冬眠のメカニズムは謎だらけですが、一般には冬眠する動物はしない動物と比べ、長寿であることが知られています。低体温となり代謝速度が低下するため、長生きできるのか?前述の『冬眠の謎を解く』では、冬眠による体温低下と寿命の因果関係を調べるため、シマリスを使って長年にわたる寿命実験を敢行!シマリスを冬眠させる「低温室グループ」と、冬眠させない「温かい飼育室グループ」に分けるのですが、ここから導き出された仮説が実に興味深い内容。
当初は低温室グループ(冬眠させたグループ)だけが長生きすることも予想されましたが、意外にも温かい部屋グループ(冬眠しないグループ)からも長寿シマリスが続出!血液検査など入念な調査の結果、実際に冬眠して低体温になったかどうか、どれだけの時間冬眠したかは寿命と関係なく、「もし気温さえ下がってきたら、いつでも冬眠できますよ」という「冬眠準備」状態に体が切り替わる個体が長生きしてることが分かります。冬眠を繰り返そうが、温かい所で一生冬眠せずに暮らそうが、体が「冬眠準備モード」になりさえすれば長生きするのでは?というお話に。
さて、動物にとって眠りは非常に重要ですが、冬眠には未知なる(?)驚異的パワーがあるようで、冬眠中の動物に癌を発生させる実験を行ったところ、癌どころかその前段階の変化すら発生しなかったといいます。また、冬眠中に致死量の真菌を投与しても何ら支障なく冬眠を続け、眠りから醒めた時には体内に真菌ナシ、健康そのもの状態に!なお、冬眠中の脳細胞ではアルツハイマー病に関与するとされる神経原繊維の凝集が見つかったものの、冬眠から醒めるとこれまたスッキリ完全解消。冬眠のメカニズムが明らかになれば、アルツハイマー病をはじめ、さまざまな病気治療に役立つかもしれません。
最後に気になるのは今回のスウェーデンの一件のように、ヒトも冬眠できるかどうか?『冬眠の謎を解く』の著者は、「これまでのわれわれの研究からすると、ヒトが冬眠を経験していたとしても不思議ではない。とはいっても、0度近くまで体温が下がる通常の冬眠ではなく、37度の体温での生理的冬眠のことである」。
この後、ヒトも低いながら冬眠能力を持っているはずである、ってな話になってきたりするわけですが、あまりここでネタバレするのもアレなので、気になる方はぜひ『冬眠の謎を解く』をご一読を!
(追伸)
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