キレとは何か

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

キレとは何か

こんばんは。プロ野球のセ・パ交流戦が本日スタート。過去7年間すべてパ・リーグの球団が優勝しているだけにセ・リーグの奮起を期待、ぼすみんです。

さて、「ボールを置きに行く」「球際に強い」「差し込まれる」など、抽象的表現の多いのが野球中継。これらの中には長年のファンであっても分かったような、分からないような曖昧な語句も多く、例えば「キレのあるストレート」「キレで勝負するタイプの投手」なんて場合に使われる「キレ」も難解な用語の一つ。

「キレのあるストレート」とは一体なんなのだ?これ、厳密な定義がないうえ人によって微妙に解釈が違ったりもするようですが、あえて最大公約数的な回答を求めるならば「"初速"と"終速"の差が小さいボール」といったところか。

投手が投げたばかりのボールの速さは"初速"と呼ばれ、そのボールが打者に届く時の速さは"終速"と呼ばれます。ピッチャーマウンドとホームベース間の距離は18.44メートルあり、投手が投げたボールはこの距離を飛んでる間に空気抵抗を受けて減速してしまうのです(ちなみに野球中継で1球ごとに表示される150キロとか145キロという速度は、一般に初速を計測したもの)。通常、終速は初速と比べて10キロほど減速するケースが多い模様。

ところが初速と終速の差が極端に小さいボール、即ちあまり減速しないボールを投げる投手もいて、こういうタイプは打者にとって実に厄介。これらの球は実際の球速表示以上に速く見えたり、途中から加速しているように見えたり、ボールが手元でホップ(浮上)してるように錯覚しちゃうと聞きます。これが「キレのあるストレート」の正体で、1秒あたりの回転数が多いボールほどキレのある球になるんだとか。つまりまとめると、キレのあるボール=初速と終速の差が小さいボール=実際よりも速く見えて打ちにくいボール=回転数の多いボール、という事か??

野球のキレと同様、今ひとつ良く分からないのがビールの「キレ」や「コク」ですが、どうやらこちらは定量的に測定可能らしく、サッポロビール内の価値創造フロンティア研究所にはコクやキレを客観的に計る、その名も「コク・キレセンサー」なる機械がある様子。これ発明した人は、よほど頭のキレる人だったに違いない。

(追伸)

村上尚己のキレのあるトークをお楽しみください。

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