自作自演

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

自作自演

こんばんは。1939年のきょう8月31日は、ナチスのポーランド侵攻、ひいては第二次世界大戦の引き金となった「グライヴィッツ事件」の起きた日なんだとか。あまり詳しくないものの、世界史・日本史ともに大好き、ぼすみんです。

この夜、ポーランド正規軍がドイツ領内のラジオ局を襲撃。
「ポーランドはとんでもない国だ。自衛のためにも我々ドイツ国民は立ちあがらにゃならん!」
ってなわけで翌日、早くもポーランド侵攻がスタート。ところがこのグライヴィッ
ツ事件、ナチスによる自作自演だったことが後に判明。ポーランドに侵攻したいけど、何か口実というか大義名分がないとドイツ国民も国際世論も納得しないし・・・ってことで一芝居うち、ポーランド軍に罪をかぶせちまった模様です。ここで思い出すのが、20世紀最大のミステリーとも言われる「ドイツ国会議事堂放火事件(1933年)」。ヒトラー内閣の誕生直後、共産党員が国会に放火!「また同じような事件があるといけないから、民族及び国家の苦悩を排除する強いリーダーシップが必要だ。だから私に独裁政治をさせなさいッ!」
と国民を丸め込んだヒトラー、「全権委任法」を成立させて更なる力を手に入れて、翌年には総統に就任。真相について今なお諸説入り乱れているこの事件、ナチスが政権基盤強化のため自作自演したのでは?と見る向きも多い様子。自作自演はなにもナチスの専売特許じゃありません。日本に関して言えば満州の実力者・張作霖爆殺事件(1928年)や柳条湖事件(1931年)が関東軍の自作自演とされていますし、まさに世界は自作自演に溢れてる!

疑惑の目を向けられてるのは、世界の警察を自負するアメリカとて例外じゃありません。アメリカがフィリピンやグアムを手に入れた米西戦争(1898年)のきっかけ「メイン号爆破事件」や、ベトナム戦争本格介入のきっかけとなった「トンキン湾事件(1964年)」もまた根強い自作自演説アリ。

こうしてみると政治家の皆さんはシナリオライターであると同時に役者であるケースが多いのか?・・・芸達者なのもいいけど、とりあえず政治家なんだから政治やりなさいって。

(追伸)
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