探偵

こんばんは。シャーロック・ホームズや金田一耕助、明智小五郎、最近だと人気アニメの『名探偵コナン』。創作世界における名探偵の活躍に胸を躍らせ、「将来は探偵になりたい！」と夢見た方は多いと予想、ぼすみんです。

その探偵ですが怪事件の真相を推理したり、殺人事件の真犯人を追い詰めたりするのは小説やアニメの中だけで、現実世界においては浮気調査や素行調査が主なお仕事だと聞きます。どんな職業でも虚像と実像のギャップはあるものですが、とりわけ探偵は創作世界と現実世界の乖離がデカすぎる！サンタクロースはいないという事実、特撮ヒーローや怪獣の中に人間が入っているという事実にはまったく動じなかったぼすみん少年も、探偵というお仕事の現実を知らされた時は大ショック。嗚呼、迷宮入りの難事件を名推理で解決したり、巨悪を成敗する探偵さんはどこにもいないのか！？

しかし、ここでちょっと待ってほしいのです。探偵のお仕事＝浮気調査や素行調査と結論付ける前に、大相撲の横綱だった男女ノ川（みなのがわ）が戦後、ごく短期間ながら私立探偵をやってた事実について考えてほしいのです。昭和初期に「拳聖」と呼ばれた名ボクサー、ピストン堀口もまた探偵業を営んでいたといいます。知名度抜群というか国民的人気者の横綱やボクサーが探偵です。もし浮気調査や素行調査のため尾行や張り込みをする際、広く世間に顔が知れ渡っているというのは物凄く目立ちやすくて不利なはず・・・。そのへん考えると、現在はいざ知らず戦後混乱期あたりの探偵には何か別のお仕事、需要があったんじゃないか？時には腕っぷしの強さが求められる、巨悪との格闘シーンもあったんじゃないか！？ってな具合に再びムクムクと探偵幻想が再燃してきます。

さて、現実世界の探偵のことは分かりませんが、創作世界の探偵にとって必要不可欠な秘密道具といえば、味方と連絡を取る無線機、証拠をおさめるための小型カメラ、同じく証拠を保全するための録音機といったところでしょうか。これらのグッズ、昔は探偵ごっこに興じるちびっ子垂涎の的でしたが、今じゃケータイやスマートフォンにはカメラもボイスレコーダーもついてるのが当たり前で、ケータイの1つもあれば誰でも気軽に探偵ごっこができる便利な時代になりました。これであなたも名探偵、難事件も一発解決！

ところがそのケータイ、猜疑心の強い奥さんとか嫉妬深い彼女に通話履歴やメール履歴をこっそりチェックされ、「この履歴の女はどこの誰なのッ！？」と火種を生むこともしばしば。難事件を解決するどころか新たな難事件を勃発させる、ケータイはなんとも罪な存在です。ハイ。

（追伸）
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