若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)
こんばんは。懸念されたキプロス問題、色々ドタバタしたもののユーロ圏17か国は本日、最大100億ユーロの支援策に合意!これでキプロス政府の債務不履行やユーロ圏離脱はひとまず回避できる見通しに。ホッと安堵のぼすみんです。
とは言え、キプロスの正念場はむしろこれから。ユーロ圏からは
「仕方ないから支援してやるけど、ちゃんと立ち直るための自助努力しろよ!とりあえず58億ユーロの財源確保することが支援してあげる条件ね」
と言われており、その財源として見込まれてるのが10万ユーロ(約1,200万円)超の高額預金に対する課税。預金額の大小に関わらず、すべての預金に課税しようという当初案こそさすがに廃案になったものの、虎の子の預金に課税されるキプロス国民の反発は必至。
「お金を殖やすため預金してるのに、そこから急に税金取るなんて許せない!」と憤りたくなる気持ち、分かります。
税金というのは万国共通、どこの国でも嫌われるもののようですが、その税金ゆえに命を落としてしまった偉人が「質量保存の法則」を発見したフランスの天才化学者・ラボアジェ。「近代化学の父」とも呼ばれるラボアジェ、若い頃は政府に代わって税金を回収する「徴税請負人」なるお仕事をやってた時期もある模様。この徴税請負人、不当に大きな額を徴収して私腹を肥やす輩も少なくなかったようで、当時のフランスでは非常に嫌われる存在だったとか。そんな折にフランス革命が勃発したからさぁ大変、徴税請負人たちは片っ端から投獄され、ギロチン送りにされてしまいます。ラボアジェ自身は非常に良心的な徴税をやってたらしいのですが、やはり逮捕されてしまい、死刑を待つ身の上に。
「死刑になるのは分かりました。だけど今、すごく重要な化学の研究レポートまとめてるから、死刑にするのは何日かお待ちいただけませんか?」
ラボアジェは刑の執行まで数日の猶予を求めたらしいのですが、革命裁判所は聞く耳ナシ。裁判長は無情にも「共和国は学者を必要としない」と言い放ち、裁判当日の1794年5月8日、ラボアジェは断頭台の露と消える・・・。それにしても税のせいで死刑とは、なんともやりきれない話だぜぃ。
(追伸)
税の限り、じゃなくて贅の限りを尽くした先物取引専用アプリを4月1日リリース予定!iPhone、Android向け「マーケットステーション スマートフォン」。http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2013/news1303_18.htm
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