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日経平均先物取引は3月、6月、9月、12月(それぞれ「限月」といいます) の第二金曜日の前日を取引最終日とするものが常に13種類、取引所に上場されています。
ひとつの限月の先物が満期になると次の先物が上場になり、常に13種類の日経平均先物が上場していることになります。(ミニ日経225先物の場合、3月、6月、9月、12月のうち直近13限月とそれ以外の月の直近3限月の16限月の取引となります。)
それぞれ満期日が来ると、最終取引日の次の日(3月、6月、9月、12月(ミニ日経225先物の場合はこれら以外の月を含む)の第二金曜日)の日経平均株価に採用されている225銘柄の寄り付きの値段を基に計算された特別清算指数(SQ=スペシャルクォーテーション) で「清算」=決済されます。
日経平均先物取引はそれぞれの満期日以外に通常の株式取引のように売買することができます。
株式取引の信用取引のように売ることからも買うことからも新規に売買することができ、この場合に、買うことを「買建」売ることを「売建」と言い、その「建玉」を決済することを「転売」(=「買建」していたもの=買っていたものを反対売買すること=売ること) と言い、逆に売っていたもの(=「売建」していたもの) を反対売買すること(=買うこと)を「買い戻し」と言います。
つまり、満期日がそれぞれの「先物」で決まっていること、満期日にはSQ値で清算されること、以外は日経平均と言う株を信用取引で売買しているのと同じようなものと言えます。
ただ、通常の「信用取引」は「お金を借りて株を買う」「株券を借りて株を売る」ことですが、先物取引は実際の先物(株券に当たるもの)を実際に売買しているわけではなく、「買う」「売る」と言うことが先物をその価格で売り買いする「契約」ということになり、転売、買戻しをしても「差金決済」が行われるだけです。
いわば、期限の決まっている10円刻み(ミニ日経225先物の場合は5円刻み)で動く日経平均という株を信用取引で売買しているようなものです。
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