マネックスメール 1999年8月18日

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マネックスメール 1999年8月18日

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マネックスメール(第7号 1999年8月18日夕方発行)
  http://www.monex.co.jp/
マネックスメールはマネックス証券株式会社が発行するメールマガジンです。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。その責を負いません。
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※ 手数料等に関するお知らせ ※
マネックス証券では、手数料体系、その他料金体系およびサービス内容等は8/25に発表する予定でございます。恐れ入りますが、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

本日の目次

1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室(8月25日開講予定)
========================<マネックス相場概況>=========================
<相場概況>
一時18000円乗せ、ただ急速に伸び悩み。

日経平均株価 17892.26円(+32.17)

昨日の相場が下げそうで下げない底堅さをみせ、NY市場も続伸したことで東京市場も買い安心感が広がった。寄り付き直後に18000円の大台を回復。ただ円高がジリジリと進み、113円台突入。米・英国がイラク空爆などというニュースも伝わり前引け間際に18000円を割り込んだ。

後場に入ると前場の引け味の悪さから上値を追いにくい雰囲気が拡大。一時前日比マイナスに転じる場面もあった。結局大引けは小幅ながら続伸。8日続伸となった。

物色材料は、朝方から話題を集めたのがMSCIの銘柄入れ替え。新規組み入れ銘柄ではソフトバンク(9984)、東芝(6502)などが買われ、削除銘柄となったNKK(5404)、商船三井(9104)などは大幅安。菱洋エレク(8068)、TDK(6762)といった業績発表を受けて値を上げている銘柄が目立たないほど。
8日続伸したことや、本日のローソク足は上ヒゲが長くほぼ十字足。調整局面入りという見方をするのが順当なところ。ただ、調整といってもチャートはすぐ下に基準線(17808円)、抵抗帯上限(17743円)、25日平均(17732円)などが並んでおり、下げを伴わない調整、値幅よりも時間的調整に終わる可能性が高い感じがする。夏休み中に株価が上がり、出遅れた投資家が少しでも安く買おうと下値に買いを入れ、結局下がらない(買えない)うちに株価は再び動き出す。という展開になる可能性は十分考えられる。値を上げた後の調整局面では少しでも安く買いたい気持ちになりますが、今回はそういう状況の投資家は多く、ここでも回りの人と同じ行動を取らないように注意して欲しいと思います。
◆個別銘柄◆
ソフトバンク(9984) 31300円 (△2020)
MSCI新規採用により朝方から買い先行、結局ストップ高。MSCIの採用に加え、日経平均株価への採用を予想するアナリストもありさらに人気化。日経平均株価に採用されれば、インデックス買いによって30%の株価押し上げ要因とも指摘されていた。

シチズン(7762) 985円 (△100)
ストップ高の985円で買い気配。野村証券金融研究所が投資判断を「2」から「1」に引き上げたことが材料。「時計事業が安定しているなか多角化事業が良くなっている。多角化の改善をまだ織り込んでいない」と指摘。
JT(2914) 149万円 (△20万円)
MSCIの指数採用を材料に大幅高。先日の厚生省の2010年たばこ半減計画から大きく売り込まれていただけに大幅な上昇に。当面、MSCI連動のファンド等からの買いは期待できるが、個別にたばこ問題、政府保有株の行き先、時期など不安材料は残る。

TDK(6762) 13820円 (△590円)
昨日連結業績を発表。すでに好決算を先取りする形で値を上げていたが、発表後も続伸。

菱洋エレク(8068) 1820円 (△210)
2日連続ストップ高。昨日取引時間内に業績を上方修正してストップ高。本日も好業績を材料に買い進まれる。

川崎重(7012)  272円 (▲8)
来期の業績悪化に加え、ごみ焼却炉をめぐる談合に関しての悪材料などを嫌気。ドイチェでは投資判断を「マーケットパフォーム」から「アンダーパフォーム」に引き下げ。

参考
モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が日本株インデックスの銘柄入れ替えを発表し、今日の相場に影響を与えましたが、新たに採用される主なものは
ソフトバンク、東芝、JT、武富士、JR東海、プロミス、昭和シェル
日栄など
削除される主なものは
NKK、阪急電鉄、学研、青木建設、マルハ、ハザマ、商船三井など

=================<マネックス社長 松本大のつぶやき>=================8月18日 「株主の権利・義務。そして企業のありかた」

先日Web版のロイターに私のコメントが流れました。
http://www.reuters.com/japan/magazine/index.html
単位株制度に対する批判的見解と注文です。資本市場先進国であるアメリカと比べると、日本はいろいろと改善して行かなければならない部分があると思います。
ヨーロッパのビジネス・スクールのIMDによる調査では、先進46ヶ国の中で、株主の権利・責任の明確さにおいて日本は44位でした。権利・責任をしっかりと規定し、場合によっては制限も加えながら、一方より多くの人に出資する機会を提供して行く。そのような透明で開かれた資本市場の構築に、ネット証券として、少しでも貢献できればと思います。

==================<FP教室(8月25日開講予定)>====================●FP教室
マネックスのホームページではフィナンシャルプランニング教室を開講いたします。これは投資に役立つ知識を初心者から上級者まで連載形式で学んでいただけるもの。こんな講座がもうすぐ始まります。
<オンライントレーディングコース>
インターネットでの株式や投資信託の取引をやったことの無い方に、取引の注意点や証券会社のチェックポイントなど役に立つ情報をわかりやすく解説していきます。
第1回は「インターネットトレードとは?」
<投資入門コース>
株式投資をやってみたいけど、どうやってやったらいいのかわからない。という方にフィナンシャルプランナーが資産の配分から投資対象まで具体的に指南。第1回は「上手なマネープランは自分を知ることから」ということで投資を始める前にやっておくべきことをアドバイスいたします。
<投資信託コース>
今話題の投資信託の選びかたを親切にお教えいたします。第1回は「投資信託にはどういう種類がありますか?」というタイトルで投資信託の種類についてのお話です。

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<編集長独り言>
企業名は書きませんが、昨日某社にとある事業に関して質問メールを出したんです。マネックス証券で投資家の皆様に情報発信している者ですが、御社の○○事業に関して興味を持ちました。当該事業を投資家の皆様にご紹介するにあたり、参考にさせていただく資料等を頂けないでしょうか?と。結果、返ってきた返事は、あいにくそのような資料等は用意していません・・・。
今回は運悪く適した資料等が用意できなかったと考えましょう。読者の皆様の中に、広報室、IR室等にご勤務の方がいらっしゃいましたら是非、暖かく情報提供していただきたいと思います。何卒宜しくお願いします。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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