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マネックスメール(第6号 1999年8月17日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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※ 手数料等に関するお知らせ ※
マネックス証券では、手数料体系、その他料金体系およびサービス内容等は8/25に発表する予定でございます。恐れ入りますが、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
本日の目次
1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室(8月25日開講予定)
========================<マネックス相場概況>=========================
<相場概況>
値動きは乏しいものの、堅調な展開
日経平均株価 17860.09円(+34.06)
昨日急に値を上げた後で、朝方から利食い売りなど上値の重い展開。しかし反落しても当然の地合いながら、値を下げない底堅さ。後場に入ると小幅ではあるが前日比プラスで推移。今日の相場は、昨日の上げに対し、堅調な展開でスピード調整を行ったという感じ。通常なら多少の下げをともなってスピード調整となるが、今の相場か言われている以上に強い上昇トレンドに入っているという判断ができるのではないでしょうか。
SANKYO(6417)、マブチ(6592)、TDK(6762)などが上場来高値を更新。富士通(6702)、ソニー(6758)など主力株も高い。昨日NTT系3社が静かに動き始めたのではとコメントしましたが、中でも今日はNTTドコモが高値引け。引き続きこれら3社の動向は、相場全体の強さをみる指標として注目しておきたい。
チャートで日経平均をみると、昨日の上昇に対して25日平均線、基準線などを下支えとしたスピード調整。上値が重いとの意見もありますが、チャートからは下値が固いという印象の方が強いと感じます。NY市場の一転大暴落などという事態にならない限り、昨日のチャート好転は新たな上昇トレンド入りと考えて良いと思います。
◆ 個別銘柄 ◆
菱洋エレク(8068) 1610円 (△200)
前場の取引時間中に、2000年1月期の業績の上方修正を発表したことで
買い気配を切り上げストップ高。
経常利益は当初予想の36億円から51億円と41.7%増加。業績修正の理由
は、フラッシュメモリーやASIC半導体などの売り上げが好調。企業
向けワークステーションを中心としたネットワーク製品の出荷が増加。
ゲーム関連ではメモリーカードの組み立て製造や高解像度ブラウン管の
伸びなどによる。
TDK(6762) 13230円 (△430)
昨日から今日の引け後の業績発表を先取りする形で株価は上昇。
以下発表内容です。
2000年3月期の第1四半期(4−6月)決算によると、連結純利益は前
年同期比15%減の117億円。上期(4−9月)の純利益予想は26%減の
210億円。前年同期より為替が1割円高で輸出採算の悪化はあったもの
の、主力のHDD向けGMRヘッドや、携帯電話、パソコン向けの電子
部品、CD−Rなどが好調。
2000年3月期通期見込みは上方修正。売上高を6800億円から前期比2%
増の6900億円に、営業利益は760億円から同5%増の800億円、純利益は
460億円から同9%増の500億円に増額した。
為替前提は期初に1ドル=115円と見込んでいたが、第1四半期実績は121円(前年同期は135円)だった。下期は110円と想定。
日立(6501) 1164円 (△36)
市場では「外国人投資家が保有比率の調整のために買いを入れている」とはやす声や、「シンガポールで256メガビットDRAMの生産を開始する」「今秋以降、ワイド型と標準型の両方で全量を平面テレビに切り替える」などの報道を改めて材料視する声も。
エーザイ(4523) 2590円 (△120)
同社のアルツハイマー症治療薬「アリセプト」が、症状の悪化を抑え、患者の日常生活を充実させるのに効果があるとの研究報告が、第9回国際老年精神医学会で報告された。
米国では1500万以上の人がアルツハイマー症で悩んでいるといわれ、日本でも痴ほう症の患者の数は、2000年に160万人となる見通し。同社はアリセプトの2002年3月期の全世界売り上げを1000億円程度を見込む。
沖電気(6703) 458円(▲6)、オムロン(6645) 2275(△15 大証)
日本道路公団からETC(自動料金収受システム)を共同受注との一部
報道。ETCはITS(高度道路交通システム)の核となるシステムの
ひとつで、市場規模は1兆円以上ともいわれる。
今後もETC、ITSは物色のキーワードとして繰り返し登場すると思
われます。業界動向には要注目。
琉球銀(8399) 1655円 (▲118)
急反落。前場から下げ足を速め、後場に入り一段安。前日に99年9月中
間期の経常損益見通しを当初の21億円の黒字から290億円の赤字に下方
修正したことが嫌気。
=================<マネックス社長 松本大のつぶやき>=================8月17日 「米国市場に対する相場観」
(読者の方から米国市場につきご質問を受けたので、その回答をご案内させて頂きます)
日本の景気の回復はまだかかるでしょう。不良債権の処理などが、銀行に限らず、まだ生保、年金などにあり、それが遅れていますから。
しかし株はその先を先取りしてもう上がり始めると思います。株高ですね。しかしそんなに円高にはならないと思っています。
アメリカの株高を支えているのはインターネット関連株であり、インターネットが第2の産業革命だとすると、その恩恵はアメリカに対してあと少なくとも10年は与え続けられるでしょう。(産業革命の恩恵はイギリスに100年間ほど与えられました)
そう考えると、資金は引き続きアメリカに吸い込まれて行くのではないかと思います。ですから、ダウは上昇し過ぎているとは思いません。
但し調整は必要でしょうから、仰しゃるように米債券は引き続き要注意だと思います。
===================<FP教室(8月25日開講予定)>===================●FP教室
マネックスのホームページではフィナンシャルプランニング教室を開講いたします。これは投資に役立つ知識を初心者から上級者まで連載形式で学んでいただけるもの。こんな講座がもうすぐ始まります。
<オンライントレーディングコース>
インターネットでの株式や投資信託の取引をやったことの無い方に、取引の注意点や証券会社のチェックポイントなど役に立つ情報をわかりやすく解説していきます。
第1回は「インターネットトレードとは?」
<投資入門コース>
株式投資をやってみたいけど、どうやってやったらいいのかわからない。という方にフィナンシャルプランナーが資産の配分から投資対象まで具体的に指南。第1回は「上手なマネープランは自分を知ることから」ということで投資を始める前にやっておくべきことをアドバイスいたします。
<投資信託コース>
今話題の投資信託の選びかたを親切にお教えいたします。第1回は「投資信託にはどういう種類がありますか?」というタイトルで投資信託の種類についてのお話です。
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<編集長独り言>
今日の相場も薄商い。皆さんまだまだ夏休みといったところでしょうか。夏休みを終えたら、思った以上に株価が上昇していて手を出しにくい雰囲気にあることも事実でしょう。先週もコメントしましたが、株式投資は人と逆の行動をとった人こそ儲かることが多いものです。くれぐれも、周りの皆と同じ行動にはならない様に心がけてください。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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