マネックスメール 1999年8月24日

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マネックスメール 1999年8月24日

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マネックスメール(第11号 1999年8月24日夕方発行)
  http://www.monex.co.jp/
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====================================マネックスからのお知らせ

ホームページがリニューアルされます!手数料・サービス内容を発表!
明日、8月25日(水)午後3時に、マネックスのホームページ
(http://www.monex.co.jp/)
が新しくなります。
口座開設申込み、マネックスメールの登録などの従来からのサービスに加え、取扱い商品・サービス内容、手数料等についての詳しい内容やプレス向けの発表内容などをホームページ上でご覧頂くことができます。

また既に口座開設のお申し込みをされたお客様へは、8月25日から「マネックス口座開設キット」の発送を開始致します。今しばらくお待ち下さい。

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本日の目次

1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室(8月25日開講予定)

========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
銀行株波乱の展開、輸出関連伸び悩み。結局日経平均は反落

日経平均株価 18095.41円(−138.14円)
NY市場の最高値更新、為替の反転などを好感して朝方から物色は輸出関連銘柄へと移った。昨日までは買い気配で大引けまで値がつかない状態を続けていた銀行株は一転売り気配で始まる波乱。第一勧業、興銀などは寄り付いた後、急速に切り返して続伸となったが、その他の銘柄は弱含んだまま。輸出関連株も反発したものの、勢いは今一つ。日経平均は小動きで前引けた。

後場に入ると日経平均は下げに転じた。物色が銀行株から輸出関連株のへ切り替わりがあまりに早く、戸惑うだけで新たな手を出しにくい状態になったといえる。そういった地合いが続き、結局大引け間際に先物主導で下げ幅を拡大。結局本日の安値での大引けとなった。

輸出関連銘柄が円安を材料に息を吹き返すかにみえたが、結局前場の高値を後場は超えられず伸び悩み。銀行株をきっかけに、不動産、建設など内需と称して買われていた銘柄群は、ともに逃げ足の速い値動きとなってしまっては、新たに為替だけを材料に輸出関連を買い進むには材料不足。
結局今日の相場は内需をテーマにするにも、輸出関連をテーマにするにも今一つ材料不足という雰囲気を漂わせただけ。
売買高が10億株近くになったものの、上位20銘柄の占有率は50%超。この20銘柄中16銘柄が金融株という偏った相場で、売買高の割にはあまり中身のない相場。

手詰まり感をあらわしてか、一部で補正予算の額をもう口にしたりしているが、あまり早くからこの様な数字先行の相場になってしまうと後が怖い気もします。

昨日、内需にはまだ相場上昇を支えるだけの力はないであろう。銀行株に買いが続いている間に、為替の落ち着きで輸出関連が出直らないととコメントしましたが、本日早くも銀行株が失速して波乱の展開。こうした中での円安進行のため、非常に中途半端な相場になってしまいました。何を牽引役にして相場に参加すれば良いか混乱してしまったと思います。

今夜のFOMC、そしてNY株式市場の動向はポイントですが、大きく変わる様な材料が出ない限り、相場は方向感を失う展開が想定されます。
基本的に上昇相場という考えでしたが、今回の上昇は9月末まで続き、そこから少し調整というのが今までの相場予想でした。まだこの考えを基本としていますが、今日の様な相場展開で、内需、輸出関連ともに中途半端な材料性となってしまったら、当面もみ合い。9月末に再度上昇相場スタートという展開も浮かんでいます。

9月末というのはチャートからみた変化日を示しています。上昇を続けた場合、9月末の変化日が調整局面入りのタイミングと見ていましたが、今日の雰囲気で、9月末が再度スタートの変化日。当面は下降する抵抗帯上限に沿って調整。同時に5、8月安値を結んだ下値抵抗線と7月と今の高値を結んだ上値抵抗線がちょうどクロスするのが9月末あたりになりそうです。しばらく三角保合いといわれるチャートを形成し、9月末に方向感が出てくるというパターンを想定しています。

現時点ではまだ上昇基調が続き、9月末に高値という考えの方を支持してはいますが、今日の相場のように、内需、輸出ともに中途半端になってしまったら考えを変える必要があると思っています。

◆個別銘柄◆

銀行株
朝方一斉に売り気配でスタート。昨日までと全く逆の始まりとなった。 前日までは買い気配のままストップ高という展開が続き、不動産、建設株まで物色がひろがる展開だったが一気に反転。ただ興銀、第一勧銀、富士銀の3行は値がついた後、急速に切り返す一面も。

富士通、ソニ−など
前日は為替が110円台後半まで進んだが、NY株式市場の最高値更新でドルが強含み、112円台まで円が売られたことを好感。富士通は、本日付の日経新聞で半導体事業の業績回復も報じられたこともプラス材料に。しかし円安で朝方から飛びついたものの、後半は伸び悩み。

ダイエーOMC(8258) 510円 (△18)
ソシエテが買い推奨、目標株価は600円。好業績のノンバンクという見方で出遅れ銘柄として注目されている。

虹技(大 5603) 249円 (△19) 
ダイオキシンや焼却灰を排出しない高炉の製造、販売に乗り出すとの報道を材料。

中央信託、三井信託
日本長期信用銀行の譲渡問題について、金融再生委員会の柳沢委員長は「候補は4つから絞られている」とコメント。米投資会社のリップルウッド・ホールディングス、中央信託・三井信託銀行連合の2候補が最終交渉の対象になったことを示唆した。

文教堂(店 9978) 850円 (△100)
午前中に関連会社がインターネットを通じた書籍、音楽CD、パソコンソフトなどの販売を本格的に始めると発表。単独の書店販売インターネットとしては国内最大、すでに営業している洋書と合わせると世界最大規模となる。日本通運(9062)と提携して物流面も整備する。

===============<マネックス社長 松本大のつぶやき>==================8月24日 「明日、正式にご挨拶させていただきます」

明日はいよいよ記者発表会です。(13:30より、東京大手町にて)
商品・サービス内容、会社の運営体制、手数料体系など、全て公表致します。記者発表後、HP上でも同様に公開します。一風変わった、かわいいロゴ・マークも初お目見えです。また、口座開設資料キットも明日より郵送が開始されます。ついに外界に歩き始めたか、という感じですが、これからも皆様の御意見に丁寧に耳を傾け、皆様の総意を指針にマネックスを育てて行きたいと考えていますので、何卒宜しくお願い致します。

===================<FP教室(8月25日開講予定)>===================●FP教室
マネックスのホームページではフィナンシャルプランニング教室を開講いたします。これは投資に役立つ知識を初心者から上級者まで連載形式で学んでいただけるもの。こんな講座がもうすぐ始まります。
<オンライントレーディングコース>
インターネットでの株式や投資信託の取引をやったことの無い方に、取引の注意点や証券会社のチェックポイントなど役に立つ情報をわかりやすく解説していきます。
第1回は「インターネットトレードとは?」
<投資入門コース>
株式投資をやってみたいけど、どうやってやったらいいのかわからない。という方にフィナンシャルプランナーが資産の配分から投資対象まで具体的に指南。第1回は「上手なマネープランは自分を知ることから」ということで投資を始める前にやっておくべきことをアドバイスいたします。
<投資信託コース>
今話題の投資信託の選びかたを親切にお教えいたします。第1回は「投資信託にはどういう種類がありますか?」というタイトルで投資信託の種類についてのお話です。

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<編集長独り言>
興銀など3行による持ち株会社設立の件ですが、自民党の内部に「事前に自分たち政治家や、関係者に根回し」がなかったとを問題視する声があったそうです。確かに金融機関という重要性から、監督責任というのはあるのも事実でしょうが、
ビッグバンで競争激化、護送船団方式の廃止とか言われる中、いつまでも政治家に「ご相談」が必要なのかなと感じるのは私だけでしょうか?日本の金融自由化の遅れの理由の一つがまさに「関係者への根回し」だと思いますが。実際、3行のこの話、大詰めを迎えていたときは、「ジジコウ」、「ギュウホ」とかいったレベルのお話に、深夜まで忙しかったのではないですか?
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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マネックスからのご留意事項

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