1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
楽しい!学べる!得をする
マネックスメール(第20号 1999年9月6日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
マネックスメールはマネックス証券株式会社が発行するメールマガジンです。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。その責を負いません。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
====================================<口座開設キットお申し込みのお客様へ>
予想を上回る多くのお客様からお申し込みを頂き、ありがとうございます。
◆口座開設キットは、お申込みいただいた方から順次発送いたしております。
◆お申込みされてから約1週間ほどお時間を頂きます。
<ホームページに関して>
マネックスのホームページ(http://www.monex.co.jp/)はお客様のご意見をできるだけ取り入れ、内容の更新を行っております。
例えば、、
・お客様からお問い合わせの多い質問をまとめて、「マネックスFAQ」を作りまし た。マネックスに関する疑問がある方は、まずはこちらをご覧下さい。
・「マネックスとは」、に掲載されているPDFファイルの容量を軽くし、短時間で 鮮明に見られるように改良いたしました。
・投資信託の手数料テーブルを「手数料」の欄に追加いたしました。
これからも少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。
====================================
本日の目次
1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室
========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
結局小幅反発にとどまる
日経平均 17756.51円 (+126.52)
先週末のNY株式市場は、インフレ懸念の後退で大幅高。東京市場もこの流れを受けて始まった。さらにNYがハイテク主導で上げたこと、三菱電(6503)など次世代携帯端末で提携すると報道されたこともあり期待が膨らんだ。しかし、NY市場の3連休に加え、今週は景気動向指数(7日)、GDP(9日)、週末にはSQ算出と非常に手掛けにくい週となっています。
三菱電(6503)、NEC(6701)などが朝方賑わっても、市場全体の牽引役となるには力不足、他の銘柄などには波及せず。高値圏でもみ合いを続けていたが、大引けは上げ幅を縮小してしまった。
東証1部の売買高は4億5千万株と薄商い。この売買高からみても今週は本腰を入れて参加しにくいことを表している。多くの銘柄が薄商いという感じの中でNTT(9432)、NTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)の3社は売買高を増加させて続伸している点には注目したい。
2部、店頭市場は引き続き活況。日経平均が大引けにかけて伸び悩む中、2部店頭市場ともに高値引け。
店頭市場も活況な状態だが、相場の牽引役の一つであったボディソニ(6819)が前場の段階から下げに転じており注意が必要な感じ。今の地合いだと店頭市場は出遅れをテーマに他の銘柄を物色する雰囲気もあるが、業績に関係無く全て出遅れの一言で買い進まれる雰囲気になると上昇相場の最終局面となる可能性があるのでその時は本当に注意が必要でしょう。
今週の相場展開は、上下ともにどうしても大きな動きは出にくい週でしょう。相場に動きが出てくる時期ですが、チャートからみるとSQを通過した後、来週の13日頃からという雰囲気も感じられます。横這いを続けていた基準線が上昇を始めるのは13日という予想です。
また、このところ抵抗帯の中でのもみ合いという形が続いていますが、今の株価水準で推移すれば、自然と抵抗帯を抜けていくという形にもなります。従って今週物色の中心は2部、店頭市場になるとは思いますが、同時に1部市場の銘柄で安い場面があれば拾い集めるというスタンスが良いのではないでしょうか。薄商いの中、システム売買に絡んで値を下げた時を狙っての安値拾い。これがポイントになるでしょう。
◆個別銘柄◆
ソフトバンク(9984) 38800円(△1750)
先週上場来高値を更新した直後から下げ加速。雰囲気の悪いままに週末を迎えたが、NY市場でハイテク主導の動きが見えたことで本日急回復。まだまだ主力銘柄としての人気は高い。
NTTドコモ(9437) 194万円(△9万円)
朝方から買い人気。分割後の高値188万円で寄り付き、その後も堅調で190万円の大台乗せ。NTT(9432)、NTTデータ(9613)なども同様に朝方から買い進まれる展開になっており、来週からの相場上昇を前提にすれば、新たな牽引役として期待される。
太陽誘電(6976) 2675円(△255)
買い気配を切り上げる展開で上昇し、年初来高値を更新。ドレスナー証券で目標株価、3000円とのレポートが出た模様。
日テレ(9404) 72800円(△5000)
先週末に続き、連日のストップ高で上場来高値を更新。TBS(9401)、フジテレビ(4676)なども目立たないが先週末から上昇。TBS(9401)は大引け間際に値を消し前日比変わらずで大引け。
フットワーク(大8210) 540円(△80)
朝方から値を上げてストップ高。出遅れ銘柄として物色されている模様だが、大阪市場ということが最大の材料という感じ。
本田技(7267) 4530円(△40)
本日次世代エンジンを発表。2000年の排ガス規制値を50%以上下回り、さらに燃費も従来型に対して20%向上したという。2000年秋から実用化する見通し。さらに9月発売の低燃費車、燃料電池を使用した電気自動車なども公開。自動車各社は、秋に東京モーターショーを控えており、この様な新技術等の発表が続くと思われます。環境をテーマに秋の相場牽引役となる可能性もあるので要チェック。
川重(7012) 238円(△12)、石川島(7013) 197円(△5)
ともに先週業績下方修正、中間配当見送りを嫌気して売り込まれた。本日はそろって反発したが、底打ちとの判断は少し早いのではないでしょうか。川重をみると、先週売り込まれた時の売買高は363万株(2日)、511万株(3日)。それに対して本日の売買高は188万株。2日間の下げ幅が37円に対し、今日の戻りは12円。売買高、値幅ともにまだまだ中途半端な印象が強い。
板硝子(5202) 646円(▲43)
先週1週間で200円近い上昇。さすがに利食い売りに押されて本日は終始冴えない展開を余儀なくされた。少しスピード調整を必要とする展開になるのは仕方のないところ。調整中のチャート次第では再度高値を追う展開も期待される。しばらくチャートをチェックしながら、再騰の兆しがあればコメントしたいと思います。
===============<マネックス社長 松本大のつぶやき>===================9月6日 「ゴールドマン・サックス時代に学んだこと」
ゴールドマン・サックスのパートナーの一人に、オプション理論と、モダン・ポートフォリオ理論を確立したフィッシャー・ブラック博士がいました。残念なことに既に他界されましたが、本来であればノベール経済学賞を取っていた筈です。私も個人的に直接話す機会も何度かありましたが、実際のトレーディングに関してもなかなか造詣の深い観察をされていたのが印象的です。
その中からいくつか御紹介したいと思います。
一つは、トレーディングをする際に、持ち値であるとか、それまでの経緯を考慮に入れることは、理論的に意味がないということです。あと一歩で持ち値まで戻ると待っているうちに値が下がり始めてしまって、損切りのタイミングも逸してしまうということもよくありますね。
アメリカにおいて、一時大変強いトレーディング・ハウスであった「オコナー」(のちにスイス銀行と合併した会社です)では、毎日の終わりにトレーダー全員のポジションは全て会社全体のポジションとして吸収され、まとめられたポジションはトレーダーとは別のリスク管理者が一括して管理し、各トレーダーは次営業日はまたポジション・ゼロから一日を迎えたそうです。中々含蓄がありますね。
他の話はまた次回に御披露致します。
===================<FP教室(8月25日開講)>======================●FP教室(8月25日開講しました)
新しくなったホームページでFP教室を開講しました。まだ3つの講座
がはじまったばかりですが、少しずつ内容が追加されていきますので、
お楽しみに。
わかりやすく、楽しいページを目指します。ご覧下さい。
現在、始まっているのは次の講座です。
A.インターネットトレード編
第1回はインターネットトレードとは、というタイトルで、インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。
B.投資編
1.入門コース
上手なマネープランは自分を知ることから、ということで証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧めしています。
5.投資信託
投資信託の分類方法を解説。マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知っておけば、きっと役に立ちます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
<編集長の独り言>
土曜日の日経新聞に、「減益幅9%に縮小」という記事があり、その理由の一つに「リストラ」があるとされています。ここ数年、「リストラ」という言葉は毎日どこかで耳にするような気がします。
リストラという言葉、最近では人員整理の代名詞として使われています。リストラによって人件費等を削るだけでは近い将来「負け組み企業」に転落するでしょう。リストラは、確かに不採算事業から撤退も意味しますが、「事業の再構築」を行えば、同時に有望マーケットへの進出も意味しているはずです。
人員増強のリストラも存在するし、業績絶好調の中ででリストラだって存在するはずです。ほとんどの企業が当面の人件費削減を目的としたリストラに走っている。これでは次の世代、その会社は生き残る事業を持たない企業になってしまうのではないでしょうか。この点に不安を感じます。
ここ数年で上場来高値を更新した企業は、確かに業績好調という材料がありますが、新規有望事業に積極的に参入し、たえず「再構築」に挑んでいる企業のような気がします。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスからのご留意事項
「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。