マネックスメール 1999年9月7日

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マネックスメール 1999年9月7日

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マネックスメール(第21号 1999年9月7日夕方発行)
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本日の目次

1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室

========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
ほとんど値動きのない静かな一日

日経平均 17707.50円 (−49.01)

朝方から様子見を決め込む投資家が多く、ほとんど値動きのない一日で静かに時間だけが過ぎていったという雰囲気。前場に蔵相の「G7で協調介入の話はしない」、経済企画庁長官の「低金利継続」という発言にも反応なし。14時には景気動向指数も発表されたが反応なしの無気力相場。
昨日までの2部、店頭市場に流れていた物色意欲も2部市場反落、続伸した店頭市場も昨日までの勢いは失ってしまった。

今週は9日にGDPの発表、10日にSQ算出と、様子見を決め込む材料は豊富な週とも言える。今週中は、大きな要因(NY、為替など)がない限り、今日の様な相場を余儀なくされてしまいそう。

昨日そろって値をあげた、NTT(9432)、NTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)の3社ですが、NTT(9432)は反落。NTTドコモ(9437)は寄り付きから200万円の大台を回復、その後利食い売りに押され続けたが、終値で大台に乗せたことは明日につながる期待を持たせた感じ。

前場に上場来高値を更新したソフトバンク(9984)は後場もみ合い。こちらも明日は4万円の大台に挑むという雰囲気。

大平金(5541)、日重化(5562)など個別材料株が物色されるのは全体の方向感が無い時によく起こる現象だが、シルバ精(6453)、井筒屋(8260)、東海観(9704)など仕手系材料株が急落していることが相場の手掛けにくさを強めている。
さて、今後の相場予想ですが週内はもみ合い、方向感なし。13日から動きが出始めるという予想です。問題はその方向ですが、先日までは上という見方で今も基本はそう思います。ただ、下という雰囲気も出始めたことも事実です。明日以降のNTTドコモ(9437)の値動きに注目しています。週内を堅調に推移して、来週から違う銘柄に広がりを見せれば上、200万円の大台乗せで目標達成感が広まってしまうと下。という印象を持っています。


来週の相場を予測する意味で、NTTドコモ(9437)の展開には注意しておきたいと考えています。

◆個別銘柄◆

ソフトバンク(9984) 39300円(△500)
以前ほどの注目度はなくなってしまったが、本日も上場来高値を更新。ただこのところ、上場来高値を更新した後に、急速に利食い売りが出て値を消す展開は気になるところ。本日も朝方の上場来高値更新後、30分後にはマイナスに転じている。後場は持ち直して高値圏で強張ったのは明日を期待させる動きだが、この先での投資には荒い値動きを想定して慎重に行う必要がありそう。

NTTドコモ(9437) 200万円(△6万円)
 寄り付きから200万円の大台乗せ。その後は利食い売りに押されつづけたが、大引け間際に再度200万円に乗せて取引終了。強弱観が対立しているが、来週の相場展開を予測する指標的銘柄として注目したい。

OSG(6136) 730円(△94)
 ウォーバーグが投資判断をHoldからStrong Buyに引き上げた模様。売買高はこの銘柄にしては大商いで大幅高。

岡三証券(8609) 596円(△62)
投資情報雑誌で経常増額修正銘柄に取り上げられたとか、金融再編に向けた思惑などをはやす相場。いずれにしても、目先筋の買いが中心であり、今日の大幅高の理由は不明。

本田技(7267) 4690円(△160)
前場はもみ合いで推移していたが、後場に入って一段高。8月中旬から冴えない展開を続けていたが、底打ちの兆し。ただ本格的な上昇か、下げのリバウンドかはNTTドコモ(9437)などの動向次第。NTTドコモ(9437)の動きで相場全体に上昇ムードが漂えば、秋のモーターショーを控え、新技術、新型車などを材料に自動車、部品関連などテーマ性を持つ可能性大。

沖電気(6703) 624円(△43)
前場はもみ合いで推移したが、後場に入って急伸。インテルとのネット電話で提携、ETC(自動料金徴収システム)、中間期の業績予想で赤字幅縮小など各種材料。最大の要因は、株価が低位で出遅れ感。

トヨタ(7203) 3620円(△70)
米国で大気汚染浄化法違反を7月に指摘されていたが、この罰金は上限で600億ドルに上るというQUICK報道があった(大引け後)

大手鉄鋼株 新日鉄(5401) 292円(▲6) 川鉄(5403) 269円(△2)
 業績の上方修正があったものの反応薄。発表された業績水準は予想の範囲内との見方と、今の薄商い相場では、これら銘柄を押し上げるにはエネルギー不足。
日テレ(9404) 68700円(▲4100)
6連騰でそのうち2日はストップ高という急騰の後だけに利食い売り先行。
DDI(9433) 732千円(▲28千円)
英FT紙に「イリジウムに対して追加投資」との記事が出た模様。イリジウムの将来性を協調した会社側の姿勢が述べられている模様だが、中長期的な不透明感は強い。

<参考>
トヨタ(7203) 3620円(△70)
米国で大気汚染浄化法違反を7月に指摘されていたが、この罰金は上限で600億ドルに上るというQUICK報道があった(大引け後)

===============<マネックス社長 松本大のつぶやき>===================9月7日 「ゴールドマン・サックス時代に学んだこと(続き)」

昨日の話の続きで、フィッシャー・ブラック博士の思い出についてお話しさせて頂きます。
ニック・リーソンなど、社内トレーダーの暴走がいろいろと大問題を起こしていた時に、どうやって不正を行っている、或いは隠しごとをしているトレーダーを検知するかという話です。
彼の考えは、損得(PL)が平坦で安定しているトレーダーはまず疑ってかかるべきだということでした。何故なら、市場の動きはいわゆるランダム・ウォークに近く、PLを平坦化するのはまず不可能であり、そうなっている時は何かしらの恣意が働いているに違いないというのです。
まぁ、儲かる時もあれば、損する時もあるのが理論的にも通常であるということでしょうか。何か安心する話ですね。一喜一憂しないで、長い目で見たリターンを考えた方が良さそうですね。

==============================<FP教室>============================●FP教室(8月25日開講しました)

FP教室が新しく内容追加されました。

わかりやすく、楽しいページを目指します。下記ホームページをご覧下さい。
現在、内容をご覧いただけるのは次の講座です。

A.インターネットトレード編
第1回 インターネットトレードとは
インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。

B.投資編
1.入門コース
第1回 上手なマネープランは自分を知ることから
証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。
どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、
リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧めしています。

第2回 手持ちの資金を色分けしよう(短期、中期、長期)
資産運用の具体的な商品選定に入る前に手持ちの資金を分類することをおすすめします。あなたの資金も必要時期に応じて色分けしてみてはいかがでしょうか?

5.投資信託
第1回 投資信託の分類方法
マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。
投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知っておけば、きっと役に立ちます。

第2回 投資信託は何銘柄ぐらい持つのがいいの?
第1回で分類した投資信託の中から何銘柄くらい保有するのか。その選び方を提案します。そして分散投資により資産を着実に増やす方法を具体的にアドバイスします。

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<編集長の独り言>
昨日の価値ある「リストラ」の続きです。
数年前(他の証券会社勤務)から中長期投資においての銘柄を聞かれると、私はセコム(9735)と答えていました。この会社は、当初「ガードマン」による警備事業を営んでいましたが、かなり早い時期にこれからは「システム警備」と決断し、今の基盤を作ったそうです。
最近でも、自社の強みを生かし、将来有望分野へ積極的に参入してるようです。介護市場、在宅医療、遠隔医療、非接触ICカード、損保などなど。不採算事業からの撤退、有望事業への進出を絶えず考えたリストラ(再構築)をしているのではないでしょうか。
株価は上場来高値を更新歩調にあります。そして9/2の高値から小幅、短期のスピード調整で、再度高値を目指す兆しを感じさせています。
注目していますし、期待もしているのですが、なにぶん株価が高すぎる・・・。買いたくても買えない値がさ株。もし、このメールマガジンをセコムの社長様がお読みであれば・・・。売買単位の引き下げをしていただけないですか?ミニ株でもなかなか手が出ません。こう思うのは私だけですか
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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