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マネックスメール(第23号 1999年9月9日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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<ホームページに関して>
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今後も内容を更に充実させていきます。少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。
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本日の目次
1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室
========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
飛びついて、終わってみれば・・・。
日経平均 17677.56円 (+36.18)
今朝発表された4−6月期のGDPが事前予想に反してプラス成長。このところ手がかり材料難で、欲求不満気味のディーラー達も一斉に飛びついて買い優勢。しかし、株式市場が上がっている間、当然為替市場もGDPに反応します。発表前は111円台にあった為替は、108円台に突入。これでは売買高1、2位にあったNEC(6701)、富士通(6702)などは急速に見送り気分が強まります。
何とか為替の影響の少ない銘柄へと、ソフトバンク(9984)が大幅高で上場来高値を更新。ソフトバンクが買い疲れをみせ始めると、後場になって今度はセコム(9735)が値を飛ばして上場来高値。ただ両銘柄とも大引け間際、利食い売りで急速に値を消してしまった。
日経平均をみても、後場高値圏でもみ合いを続けていたが、大引け間際に値を消し小幅高。SQ算出を明日に控え、神経質な値動きでした。株価が動かない理由は沢山ある今週、今日こそはと挑んだものの結局終わってみればもみ合い相場。明日も前場はSQ、後場は週末で手仕舞いという感じでしょう。
さて今後の相場予想ですが、来週から動きが出始める。という予想を変更しません。今日の反応をみても、このもみ合い、方向感のない日々にはもう欲求不満の状態です。明日のSQを通過すれば、とりあえず見送りの理由は消えます。期末を理由にするディーラーも出てくるかも知れませんが、きっかけ次第で全員参加になるのが株式市場です。
物色テーマを求めるのならば、「介護」とか東京モーターショーを控え「環境対策車」などなど。
そして期末接近を見送りの理由にするディーラー達がいても、逆に期末だからこそ、今まさに業績の修正発表が続いていることも事実です。材料難との言い訳がまかり通る時こそ行動する価値があるのではないでしょうか。
8月の御盆休み中、”材料難の投資家不在”。確かあの時も「周りと同じ発想よりも、逆の行動を」とコメントしたと思いますが。
◆個別銘柄◆
ソフトバンク(9984) 40900円(△900)
マイクロソフトとアジアで光通信網を材料に続伸。大幅上昇となる場面もみられたが、さすがに直近の上昇ピッチは急すぎます。後半は利食い売りに押され、上げ幅を縮小。
セコム(9735) 19510円(△360)
前場は昨日の大幅高に対する利食い売り。後場に入って、円高で輸出関連銘柄が伸び悩む中、一段高となり2万円の大台乗せ。ただ、ソフトバンク同様に直近の上げピッチの速さから利食い売りに押されて大引け。
NEC(6701) 1921円(△75)、富士通(6702) 3600円(△30)など
NEC(6701)はネット事業テコ入れとの報道、朝方の相場上昇ムードに乗って売買高はトップ。しかしさすがに円高進行で後半はもみ合い。富士通も同様に朝方上場来高値だが、結局後半伸び悩み。
ベネッセ(9783) 21900円(△1610)
本業の通信教育事業に加え、介護などの分野にも進出して材料性豊富。外資系証券の買い手口が目立つことも材料のひとつに。
ニチイ学館(9792) 20210円(△1010)
ドイチェ証券が目標株価を引き上げた模様、目標株価は23000〜24000円。子会社で在宅介護ビジネスも手掛けていることも材料。
SANKYO(6417) 10270円(△670)
「15:30から業績に関して記者会見」とQUICK画面に流れた。パチンコ業界は業績好調との見方が強く、上昇修正との予測で値を上げた。 発表値
2000.3(単独) 2000.3(連結)
売上高 108800(91100) 118800(101200)
経 常 43200(30400) 46500( 31500)
利 益 23500(16700) 25100( 16800)
単位:百万円、( )内は前回予想
ビクター(6792) 815円(△3)
本日業績を下方修正、9月中間配当を見送り。このパターンは非常に悪材料として取り上げられたことは川重(7012)などで証明済み。
エニックス(9684) 10620円(△20)
2000年3月期の経常は124億円の予想から131億円に上方修正。GB用の「ドラクエ」シリーズ売り上げが、計画の30%増。PS向け「トルネコの大冒険2」も計画を50%上回る模様。
板硝子(5202) 627円(△2)
チャートは9/3の高値から調整中ながら、下げ止まりの兆しも見え始めています。8/16の高値から調整を経て上放れた時の雰囲気に似てきている感じ。
日テレ(9404) 67400円(▲3000)
先週末から連日のストップ高を演じただけに、売り買い交錯で荒い値動き。ただ、チャートを見ると高値後のスピード調整で、まだまだ高値更新の雰囲気は感じられます。もう数日様子をみれば再騰の可能性も。継続してチャートをチェックしていきたいと思います。
NTTドコモ(9437) 193万円(▲6万円)
ジリ安の展開を続け、本日安値引け。急伸後のスピード調整と言えるのは、チャートからみて下値191万円がポイントでしょう。明日この水準に到達して切り返せば早期に高値更新、割り込んで反発力が弱いともう一段安の可能性があると思われます。明日の動きが重要だと考えます。
================<マネックス社長 松本大のつぶやき>==================9月9日 「アメリカの学者」
フィッシャー・ブラックを始めとして、アメリカでは高名な学者さんが金融界などの実務に携わることが多くあります。
フィッシャーに直接聞いたこともありますが、机上の論理では意味がないので、実際に実務に携わり、実証することを尊重しているのだそうです。ビジネスの現場こそが、最良の実験室だと言っておりました。
アメリカでは学界と政府の交流もありますね(サマーズ財務長官など)。これはあまりやり過ぎるのもなんですが、やはり学問は実際の社会や経済に貢献するためにあるものですから、日本ももう少しこのような動きがあってもいい気がします。
==============================<FP教室>===========================●FP教室(8月25日開講しました)
FP教室が新しく内容追加されました。
わかりやすく、楽しいページを目指します。下記ホームページをご覧下さい。
現在、内容をご覧いただけるのは次の講座です。
A.インターネットトレード編
第1回 インターネットトレードとは
インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。
B.投資編
1.入門コース
第1回 上手なマネープランは自分を知ることから
証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。
どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、
リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧めしています。
第2回 手持ちの資金を色分けしよう(短期、中期、長期)
資産運用の具体的な商品選定に入る前に手持ちの資金を分類することをおすすめします。あなたの資金も必要時期に応じて色分けしてみてはいかがでしょうか?
5.投資信託
第1回 投資信託の分類方法
マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。
投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知っておけば、きっと役に立ちます。
第2回 投資信託は何銘柄ぐらい持つのがいいの?
第1回で分類した投資信託の中から何銘柄くらい保有するのか。その選び方を提案します。そして分散投資により資産を着実に増やす方法を具体的にアドバイスします。
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<編集長の独り言>
98年分の政治資金収支報告書を発表、政党や政治団体が得た収入総額は1865億円だそうです。
大口献金した企業、団体の上位は「建設・不動産」、「自動車」、「電気・通信」
「鉄鋼・金属」、「商社、石油」だそうです。まあ、「電気・通信」などは業績が最高益更新という企業があるのでまだ良いとして、「建設・不動産」あたりは景気回復の足かせとなる不良債権に関連の深い業界です。政党・政治団体に献金する前に、違うお金の使い方があると思うんですけど。
政党・政治団体にも、これら業界からお金を受け取っていないで、「使い道を考えろ」と返すぐらいの対応が欲しいものです。
政治家は、憲法上、”国民の代表”であって”地元の代表”や、”献金してくれた人の代表”ではありません。建設族、○○族という政治家集団は、いつまで続くのでしょうか。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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マネックスからのご留意事項
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