マネックスメール 1999年9月14日

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マネックスメール 1999年9月14日

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マネックスメール(第26号 1999年9月14日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
マネックスメールはマネックス証券株式会社が発行するメールマガジンです。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。その責を負いません。
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===================================<口座開設キットお申し込みのお客様へ>
予想を上回る多くのお客様からお申し込みを頂き、ありがとうございます。
◆口座開設キットは、お申込みいただいた方から順次発送いたしております。
◆お申込みされてから約1週間ほどお時間を頂きます。

===================================<ホームページに関して>
マネックスのホームページ(http://www.monex.co.jp/)はお客様のご意見をできるだけ取り入れ、日々内容の更新を行っております。

マネックスで取扱う投資信託の過去の運用実績を知りたい、というお客様のご要望をいただきました。取扱い商品のページ

(http://www.monex.co.jp/j/merchandise/selectshop.html)

に商品別の騰落率を表示いたしました。(データはS&Pアイフィス社提供)
今後も内容を更に充実させていきます。少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。
===================================<マネックスへの株券の移管について>
他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。

単位株式であれば可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。
マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提
出していただければ、1週間程度で手続き完了となります。

詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。http://www.monex.co.jp/j/faq/qa.html#3-5
===================================<株式売却時の税金について>

お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。

 「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」

詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。http://www.monex.co.jp/j/faq/qa.html#3-7
=================================== 本日の目次

1.マネックス相場概況
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室

========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
円高が悪材料?しかし内容はディーラー達の売り、引けにかけては買い戻し
日経平均 17777.22円(−132.07)

朝方から円高の進行を売り材料に値を下げました。しかし、本来円高を悪材料とされるべきNEC(6701)、トヨタ(7203)などは下げ渋り。NEC(6701)に関しては取引時間内の更なる円高局面で、逆に切り返す雰囲気さえ感じられました。為替の影響以上にディーラーなどの売り仕掛けで下げ幅を拡大した感じです。その結果、明日休日ということもあり大引けにかけてポジション整理、朝方の売りに対する買い戻しが入り、急速に値を戻して大引けとなりました。
日本国内は明日休日ですが、その間の海外株式、為替動向が非常に注目されます。ただ為替が円高に進んだとしても、当初言われていた水準は”1ドル=105円まで日本政府は容認”との声がありました。この水準を超えれば別途大きな問題発生ですが、日本が休日の間に海外為替市場で105円の目標達成、休み開けは落ち着いた為替動向になると、一気に悪材料は終了になりかねません。海外為替動向には要注目でしょう。

本日目立った動きは値がさ株の動きではないでしょうか。安い銘柄の代表格はソフトバンク(9984)。後場は売り気配のまま推移して大幅安。大阪市場の介護関連主力株のベネッセ(9783)も一時ストップ安。一方、日テレ(9404)や株式分割を発表したセコム(9735)が高いなど、値がさ株の上昇相場に対して評価の対立感が伺えます。

今後の展開として、昨日チャートや、相場の内容に変化の兆しとコメントしました。本日の円高で上昇の芽を摘まれるかとも心配しましたが、主力ハイテク株の動き、チャートともに強張ったことで上昇の余地を残していると考えています。チャートは本日ザラ場の安値が抵抗帯上限、終値が転換線という2つのラインが下値を支える形となっています。昨日から基準線が上昇を始めるので相場に動きが出るとの予想をしましたが、今週いっぱい基準線の上昇は続く見込みです。

◆個別銘柄◆

セコム(9735) 20200円(△1090)
本日1株→2株の株式分割を発表。朝方から小幅安で推移していましたが、QUICK画面にこのニュースが流れると、一気に株価は上昇に転じました。
クボタ(6326) 360円(△28)
「ゴミを燃やして出た灰を高温で溶かして減量・固化する灰溶融炉で発生する溶融飛灰から、鉛銅など有価金属を回収するシステムを開発した」との報道が手がかり。ダイオキシン関連として物色されていた模様。

ソニ−(6758) 15950円(△1020)
日興ソロモンが投資判断を引き上げた模様。同社は4M(弱気)から1M(強気)に3段階の引き上げ、9000円だった目標株価を2万3000円に。このニュースが流れる前までは500円高程度で推移していましたが、このニュースをきっかけに値を上げ、上場来高値を更新。

フランスベッド(7977) 769円(△100)
介護関連銘柄の中では株価が低位、出遅れ感から引き続き人気化。朝からストップ高買い気配で推移。介護関連でも先駆した値がさ株は利益確定で大きく売り込まれる銘柄も多く、本日は関連銘柄の中でも高安まちまち。

NTT(9432) 132万円(▲1万円)
連結、単独ともに本日取引終了後、業績の上方修正を発表しました
以下発表値

2000.3期(単独) (連結)
売上高 1701000(1701000) 10333000(10236000)
経 常 112000( 93000) 713000( 713000)
利 益 93000( 77000) ▲128000(▲133000)
単位百万円、( )内は前回予想、▲は損失

NTTドコモ(9437) 200万円(▲3万円)
後場に入って一時下げ幅を拡大する動き。市場では1株を5株に分割され、その効力発生が16日の取引から。需給悪化を懸念する声もあります。しかし、このスケジュールはすでに発表されていた内容。事前にわかっている悪材料、好材料はその時を迎えると、あまり材料視されないのではと思います。

ソフトバンク(9984) 43100円(▲3000)
NYのハイテク、ネット関連株の下落を嫌気。さらに国内では介護関連銘柄などでも値がさ株を避ける動きが目立ちました。後場に入ると売り気配のまま推移。

NEC(6701) 2235円(▲15)
先週金曜日からハイテク株の牽引役。本日前場は円高を嫌気して全面安の展開の中で下げ渋り。後場は2時過ぎ頃に前日比プラスとなる場面も。

================<マネックス社長 松本大のつぶやき>==================9月14日      <リスク その2>

人によって、取るべきリスクの大きさに最適値があるか?
これはいわゆるVAR(Value at Risk) と資本金の関係で最近はよく語られますが、分かりやすくカジノを例にとって説明しましょう。
ラス・ベガスまでわざわざ日本から出かけた人が二人いたとします。どちらも滞在期間は3日間。カジノ以外の目的はなし。一人は100万円の軍資金で、もう一人は10万円の軍資金だとすると、自ずと一回一回のゲームでの掛け金には差がつくべきですよね。
ここでは軍資金が資本金に、掛け金がVARに当ります。まぁ、身のほどを知るということでしょうか。もう一つの考え方は、ラスベガス旅行の全費用を3日間で稼ごうと思っている場合にどうするかという考え方です。費用と、何日間居るかが決まっていると、これも自ずと掛け金は決まります。勿論勝つ保証はありませんが、例えば50万円の旅費を3日間で稼ぐのに、1ドル単位で掛けても所詮無理ですね。このように、資本力と目的から、取るべきリスクの大きさは大体決まってくるものです。

==============================<FP教室>============================●FP教室(8月25日開講しました)

FP教室が新しく内容追加されました。

わかりやすく、楽しいページを目指します。下記ホームページをご覧下さい。
現在、内容をご覧いただけるのは次の講座です。

A.インターネットトレード編
第1回 インターネットトレードとは
インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。

B.投資編
1.入門コース
第1回 上手なマネープランは自分を知ることから
証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。
どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、
リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧めしています。

第2回 手持ちの資金を色分けしよう(短期、中期、長期)
資産運用の具体的な商品選定に入る前に手持ちの資金を分類することをおすすめします。あなたの資金も必要時期に応じて色分けしてみてはいかがでしょうか?

5.投資信託
第1回 投資信託の分類方法
マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。
投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知っておけば、きっと役に立ちます。

第2回 投資信託は何銘柄ぐらい持つのがいいの?
第1回で分類した投資信託の中から何銘柄くらい保有するのか。その選び方を提案します。そして分散投資により資産を着実に増やす方法を具体的にアドバイスします。

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<編集長の独り言>
本日セコム(9735)が株式分割を発表しました、
以前このコーナーで、セコムさんは非常に好きな会社なのですが、値がさ株で売買単位が1000株。高すぎてとても手が出ません。とコメントしました。1株→2株ということで、理論的には株価は半分。今後1000株購入しようと思うと1千万円・・・。まだまだ一般庶民には手が出せません。
優良企業といわれながら、株式分割を実施するのは90年1月以来とちょっと意外な感じもします。この間に様々な新規事業展開を模索し、新たなスタートという意味もあるのかも知れません。
21世紀に向けての大きな成長を遂げてもらいたいと思います。私は本当に株価の推移を”見守る”だけで、株主になれないのが残念ですけど。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

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