1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。
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マネックスメール(第27号 1999年9月16日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
マネックスメールはマネックス証券株式会社が発行するメールマガジンです。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
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===================================<口座開設キットお申し込みのお客様へ>
お客様からお申し込みを頂き、ありがとうございます。
◆口座開設キットは、お申込みいただいた方から順次発送いたしております。
◆お申込みされてから約1週間ほどお時間を頂きます。
===================================<ホームページに関して>
マネックスのホームページ(http://www.monex.co.jp/)はお客様のご意見をできるだけ取り入れ、日々内容の更新を行っております。
マネックスで取扱う投資信託の過去の運用実績を知りたい、というお客様のご要望をいただきました。取扱い商品のページ
(http://www.monex.co.jp/j/merchandise/selectshop.html)
に商品別の騰落率を表示いたしました。(データはS&Pアイフィス社提供)
今後も内容を更に充実させていきます。少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。
===================================<マネックスへの株券の移管について>
他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。
単位株式であれば可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。
マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提
出していただければ、1週間程度で手続き完了となります。
詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。http://www.monex.co.jp/j/faq/qa.html#3-5
===================================<株式売却時の税金について>
お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。
「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」
詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。http://www.monex.co.jp/j/faq/qa.html#3-7
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本日の目次
1.マネックス相場概況
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室
========================<マネックス相場概況>========================
<相場概況>
思いもよらない1ドル103円台。さすがにこの水準は心の準備ができていません
日経平均 17291.59円(-485.63)
今日は為替の一言に尽きる一日でした。今週前半の雰囲気ではかなり為替抵抗力が出てきており、NEC(6701)、日立(6501)が賑わいをみせていました。今回の円高進行時に、”日本政府は105円までの円高を容認”という市場の見方があり、休日中にこの水準に到達して落ち着くであろうという雰囲気があったのも事実だと思います。ところが、103円という水準には全く心の準備ができておらず、朝から慌てふためいたという感じです。この混乱のなかで先物市場には売り崩す様な動きも見られました。大引けでは売り方の買い戻しでやや値を戻したものの、安値で買うという姿勢もあまり見られず、今夜の海外市場次第といった雰囲気を残したまま大引けを迎えてしまいました。全くと言っていいほど、底打ち感のない大引けでした。
個別銘柄に関しても、ほぼ全滅に近い状態でした。辛うじて、大幅株式分割を発表したセコム(9735)、抗アルツハイマー薬が承認されたエーザイ(4523)、介護関連銘柄で、低位・出遅れ感のあったフランスベッド(7977)といったごく一部の材料がある銘柄のみ高いといった状態です。
ソフトバンク(9984)は朝から終始売り気配、大引けにストップ安で寄り付きましたが、まだ売り物を多数残した状態です。富士通(6702)の牽引役脱落に続き、NEC(6701)も牽引役から脱落した雰囲気があります。最後の望みとしては、日立(6501)がどうなるかでしょう。今日は安いものの、後場に入って下げ渋りをみせ、ローソク足では陽線となっています。
日経平均の日足チャートは、完全に崩壊したという感じになってしまいました。月曜日に抵抗帯を上抜いたのですが、本日の下げで抵抗帯の下限まで下落してしまいました。転換線も下降転換、三角持合いも下放れという形になってしまいました。唯一、終値で抵抗帯を割り込まなかったという点だけが最悪のパターンを回避しているといった具合です。
当面は、チャートとか、日本の景気、企業業績とかいった理由は抜きにして、ただ一言”為替次第”という相場を余儀なくされそうです。本日も16時から蔵相、日銀総裁の会談が行われていますが、国内で対応できるレベルをすでに超えた感じです。他国が”協調”介入に応じてくれるか否かが最大の注目点でしょう。株式単独での相場予想はほとんど不可能に近い感じです。
◆個別銘柄◆
セコム(9735) 21500円(△1300)
1株→2株の株式分割を好感、全面安の地合いにおいて上場来高値を更新。しかしさすがに後場は伸び悩みの展開。消去法による集中物色という感じが強く、250万株近い売買高は、この銘柄にしては過熱感も出始めています。
プラザクリエイト(7502) 6700円(△1000)
ソフトバンク(9984)と提携してデジタル写真事業展開を好感。ただ、やはり今日の地合いで消去法から物色された感じは強く、ストップ高というのはやや上がりすぎとの雰囲気もあります。
フランスベッド(7977) 867円(△98)
介護関連銘柄として人気化。先駆したベネッセ(9783)、パラマウント(7960)など値がさ株は利食い売りで大幅安となり、低位・出遅れ感から物色されている模様。
イトーヨーカ堂(8264) 9080円(△480)
外資系証券の買い手口が目立ち、上場来高値を更新。保有しているセブンイレブン(8183)の時価総額が、イトーヨーカ堂の時価総額を上回る形になっている模様。相対的な割安感で機関投資家からの買いと思われる。
ソフトバンク(9984) 40100円(▲3000)
NASDAQ指数の大幅下落、相場全体では直近大きく値を上げた値がさ株に対し、利益確定の売りを急ぐ雰囲気もあります。光通信(9435)も同様にストップ安まで売り込まれました。
NEC(6701) 2080円(▲155)、富士通(6702) 3380円(▲230)
先週後半から両銘柄は相場牽引役の雰囲気がありました。ただ富士通は先に調整に入り、代わって日立(6501)がNECとともに牽引役。本日はNECも調整局面入りの雰囲気。日立の動きが最後の望みという感じ。
東洋通(6708) 811円(▲18)
本日取引終了後に業績予想を上方修正
2000.3期 単独 連結
売上高 77000(71000) 81000(75000)
経 常 3500( 300) 3700( 500)
利 益 1600( 300) 1700( 450)
単位:百万円、( )内は前回予想
JAFCO(8595) 9950円(▲850)
本日取引終了後に業績予想を上方修正
2000.3期 単独 連結
売上高 30000(29000) 35000(35000)
経 常 10000( 5500) 11500( 6700)
利 益 5000( 3100) 6000( 3900)
単位:百万円、( )内は前回予想
===============<マネックス社長 松本大のつぶやき>===================9月16日 <リスク その3>
リスクは損益の振れ幅の目安であって、収益の目安ではないという話をしましたが、ではリスクとは「大きさ」であって、「方向」は本当に無いのでしょうか?リスクが1つであればそう言えます。しかし複数のリスクを取ると、それらの中にはお互いに干渉して全体のリスクが若干小さくなることがあります。例えばAという株のリスクが100で、Bという株のリスクが50だったとします。AとB両方を持つと、リスクの総額は最大で150、最少で50になります。(通常は130とか140でしょう) 50になる場合とは、Aが1円上下すると、Bは常に逆向きに1円上下する(下上する?)場合です。
これがノーベル賞も取ったモダン・ポートフォリオ理論の基本です。このような特性をよく理解して分散投資することにより、全体のリスクを押さえ気味にしながらリターンを向上させることが可能になります。長い期間に亙って安定した成績を残す投信とは大概こういうものです。
==============================<FP教室>============================●FP教室(8月25日開講しました)
FP教室が新しく内容追加されました。
わかりやすく、楽しいページを目指します。下記ホームページをご覧下さい。
現在、内容をご覧いただけるのは次の講座です。
A.インターネットトレード編
第1回 インターネットトレードとは
インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。
B.投資編
1.入門コース
第1回 上手なマネープランは自分を知ることから
証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。
どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、
リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧めしています。
第2回 手持ちの資金を色分けしよう(短期、中期、長期)
資産運用の具体的な商品選定に入る前に手持ちの資金を分類することをおすすめします。あなたの資金も必要時期に応じて色分けしてみてはいかがでしょうか?
5.投資信託
第1回 投資信託の分類方法
マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。
投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知っておけば、きっと役に立ちます。
第2回 投資信託は何銘柄ぐらい持つのがいいの?
第1回で分類した投資信託の中から何銘柄くらい保有するのか。その選び方を提案します。そして分散投資により資産を着実に増やす方法を具体的にアドバイスします。
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<編集長の独り言>
運輸省は、自動車のナンバープレートにICチップを埋め込み、瞬時にその車の持ち主等を判断するというシステムを開発する計画だそうです。ITS(高度交通システム)の一つとして注目されます。
ITSに関しては、渋滞緩和などの期待もありますけど、個人的には犯罪の防止等にも期待したいです。ひき逃げ事件とか、誘拐などに関しても、その時間帯に犯行現場近辺にいた車両を、瞬時に検索して、その車両が今どこにいるかわかる。
プライバシーの侵害を懸念する声もありますが、犯罪の抑止力、解決力には効果があるのではないでしょうか。
ITSの将来性には注目しているのですが、なにぶん自動車業界の販売不振、部品などの企業は軒並み円高デメリット・・・。全然物色の順番が回ってきません。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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マネックスからのご留意事項
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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。