マネックスメール 1999年9月24日

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マネックスメール 1999年9月24日

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マネックスメール(第32号 1999年9月24日夕方発行)
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今後も内容を更に充実させて、少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。
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本日の目次

1.マネックス相場概況
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.編集長の独り言
4.FP教室
5.ご質問の多い項目について
 口座開設キットお申込みのお客様へ
 マネックスへの株券の移管について
 株式売却時の税金について
 ホームページに関して

=======================<マネックス相場概況>=========================<相場概況>
大幅続落、押し目買いも入らない完全様子見気分です。

日経平均   16871.73(▲454.03)
TOPIX   1430.42( ▲48.86)
東証2部指数  2405.96( ▲81.80)
日経店頭平均  1812.61( ▲88.83)

為替の先行き不透明感と、NY株式市場の先行き不透明感で大幅続落。売りは絶えず出てくる雰囲気に対し、休日前、月末、半期末と日程的に新たな動きもできず、押し目買いも出せない雰囲気。それを象徴したのが日経平均、NTTドコモ(9437)、ソニー(6758)などの動きでしょう。

日経平均は17000円という大台を割り込んでしまいましたが、この大台での攻防は皆無でした。通常ならば押し目買いで多少はもみ合うものです。牽引役との期待も高かったソニー(6758)、NTTドコモ(9437)両銘柄も大台割れという局面を本日迎えましたが、ほとんど抵抗なく割り込んでしまいました。注目されている銘柄でさえ、大台を意識した指値が入らない。入っていたとしてもかまわず売りがでてしまう。22日、今日の相場は全体にそういう感じでしょう。下値での買いというものが、ほとんど見られない。従って下げが急であり、戻りも鈍いという構図です。

さくら銀(8314)が後場途中まで「日生との個人向け金融機関設立」を材料に値を飛ばしました。しかし大引けにかけて急速に値を消しましたが、全体の下げピッチが早く、下げ止まりの兆しもみえないために、目先筋が飛び付いた。そういう雰囲気です。今週は為替に振り回され、結局どう動けばよいかわからなくなったまま終えたという感じです。

さて今後の相場展望ですが、G7の結果待ちです。協調介入はないという雰囲気なのですが、一転介入を発表!とでもならない限り、どう動けばよいのか判断に困ります。

今日のチャートは完全に抵抗帯から下放れ。基準線、転換線ともに下降。上昇の理由を探すのに困る形です。この下げのスピードからいくと、更にもう一段、とことん下げて抵抗帯のクロスをボトム示現の日と考えるべきでしょうか。来週中途半端は上昇は、リバウンド終了の日となってしまう危険性があります。
◆個別銘柄◆

さくら銀(8314) 730円(△10)
「日生と提携して個人向け金融会社設立」を材料に13時頃はに38円高まで買い進まれました。しかし今日の物色材料難の地合いで、目先筋の売買が中心となっていた感じで大引けかけて手仕舞い売りに急激に値を消してしまいました。
シルバ精(6453) 335円(△9)
前場に69円高まで急騰する局面もありました。しかしさくら銀同様に目先筋の短期売買中心。全く方向感の掴めない地合いで、前場はシルバ精、後場がさくら銀といった感じでした。ともに上昇ペースも速いものの、値を消すスピードも速く、非常に逃げ足の早い短期物色でした。

キヤノン(7751) 2885円(△25)
為替が一時105円台まで進んだことで一部で物色する動きも。為替に対する業績変化率が高いとして率先して売り込まれた分、円安進行でプラス評価をする動き。ただこれも材料難の中、半ば無理矢理追随買いを誘う理由づけに感じてしまいます。

NTTドコモ(9437) 194万円(▲11万円)
22日は非常に強い相場展開でしたが本日は反動もあり急落する局面も。特に寄り付きで200万円割れ、ザラ場で190万円割れと大台を2つも割り込む展開。注目されていた銘柄にもかかわらず、これら大台での指値買いが入らないことが今日の相場を象徴していると言えるでしょう。

セコム(9735) 18100円(▲2000)
売り気配でスタートし、前場早い時間ですでにストップ安。後場もストップ安売り気配で推移しました。直近の上げピッチがあまりに急なため、利食い売りが出ても当然といえますが、値がさ株に対してやや売り込まれすぎの感じもします。今日が1株→2株の株式分割権利最終日にも拘らず売り先行という地合い。

富士通(6702) 3170円(▲30)
少し前の相場牽引役。一足先に調整局面入りをしており、さすがにこの水準では下げ渋りの兆しも伺えます。すぐに牽引役への復活は無理としても、調整終了の先行指標として期待はしたいです。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高
富士車(7104) +19.68 △25 152 73
第一セ(5234) +12.50 △20 180 17
ダイヘン(6622) +12.22 △22 202 284
なみはや(8525) +10.00 △20 220 4.689
クレセゾン(8253) +9.49 △225 2595 751.3

東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高
新潟銀(8538) -28.00 ▲14 36 3230
グラフテック(6968) -16.36 ▲45 230 57
住友鋼管(5457) -15.43 ▲100 548 193
吉富薬(4509) -13.42 ▲183 1180 645
東急観(9727) -12.75 ▲19 130 14
 
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比
さくら(8314) 26848 730 △10
新日鉄(5401) 22247 258 ▲22
東芝(6502) 16077 740 ▲54
住金(5405) 12789 107 ▲7
富士通(6702) 9061 3170 ▲30
 
================<マネックス社長 松本大のつぶやき>================9月24日  「時間軸」

長銀の譲渡先は、ようやくリップル・ウッドに決まったようです。随分時間がかかりましたが、それだけの意義があったのでしょうか。交渉に時間をかけたことによって、もちろん国にとっての条件を良くしたり、他の候補者との関係を維持したりとか、いろいろとメリットはあったのでしょう。
しかしメリットだけ見てもいけません。何かデメリットがあった筈です。両者をネット・アウトしたものを最大化することがこのプロジェクトの目的であった筈です。
最大のデメリットは、時間がかかりすぎたことです。時間には価値があります。それを一切無視してビジネスを考えることはナンセンスです。日本においては、また特に政府においては、この時間軸の感覚が希薄なように思えます。金融もネットも、時間感覚がもっとも肝要な分野ですから、マネックスもこのことに十分注意していきたいと思います。

==========================<編集長の独り言>=========================22日、今日と本当にあきれるほど株は下がってしまいました。確かに為替動向は先行き不透明だし、休日前、月末、半期末となれば積極的なポジションが取れないのもわかります。それにしても下げ止まらないというか、押し目買いが入らないというか・・・。
 機関投資家が日程の都合で動けないとして、個人投資家の皆様は?ひょっとして10/1の手数料自由化目前の今、個人投資家の皆様も新手数料となるまでは動かない。そういう構図になってしまったのでしょうか?
10/1から個人投資家出動!となってもあまりに下げがきついと、押し目買いというよりも、「安い手数料でまず損切りから」。相場の回復を待って投資再開、売ってしまった後はしばらく様子見。なんて雰囲気にならなければ良いのですが。余計な心配であることを祈ります。
===========================<FP教室>==============================●FP教室(8月25日開講しました)

FP教室が新しく内容追加されました。

わかりやすく、楽しいページを目指します。下記ホームページをご覧下さい。
現在、内容をご覧いただけるのは次の講座です。

A.インターネットトレード編
第1回 インターネットトレードとは
インターネットを使った証券取引の4つのメリットを説明しています。

B.投資編
1.入門コース
第1回 上手なマネープランは自分を知ることから
 証券取引を始める前にやっておくべきことをチェックしてみましょう。 どれだけの金融資産を持っているか、生活費、将来の予定、
リスク許容度はどのくらいか、と4つのポイントを考えてみることをお勧 めしています。

第2回 手持ちの資金を色分けしよう(短期、中期、長期)
資産運用の具体的な商品選定に入る前に手持ちの資金を分類することをお すすめします。あなたの資金も必要時期に応じて色分けしてみてはいかが でしょうか?

5.投資信託
第1回 投資信託の分類方法
マネックスでは、わかりやすい6つのカテゴリーに分類しています。
投資信託で分散投資を始める前に、まずはどんな投資信託があるのかを知 っておけば、きっと役に立ちます。

第2回 投資信託は何銘柄ぐらい持つのがいいの?
第1回で分類した投資信託の中から何銘柄くらい保有するのか。その選び 方を提案します。そして分散投資により資産を着実に増やす方法を具体的 にアドバイスします。

======================<ご質問の多い項目について>===================<口座開設キットお申込みのお客様へ>

多くのお客様からお申込みを頂き、ありがとうございます。
・口座開設キットは、お申込みいただいた方から順次発送いたしております。・お申込みいただいてから約1週間ほどお時間を頂きます。

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<マネックスへの株券の移管について>

他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。

単位株式であれば可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。
マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出していただければ、1週間程度で手続き完了となります。

詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。


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<株式売却時の税金について>

お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。

「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」

詳しい内容等について、「マネックスFAQ」にも掲載しておりますので
ご参照いただければと思います。


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<ホームページに関して>

マネックスのホームページはお客様のご意見をできるだけ取り入れ、日々内容の更新を行っております。
http://www.monex.co.jp/
マネックスで取扱う投資信託の過去の運用実績を知りたい、というお客様のご要望をいただきました。取扱い商品のページに商品別の騰落率を表示いたしました。
(データはS&Pアイフィス社提供)

今後も内容を更に充実させていきます。少しでもお役に立てるようなページにしていきたいと思います。ご期待下さい。

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これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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