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マネックスメール(第56号 1999年10月29日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
マネックス相場概況
マネックス社長 松本大のつぶやき
編集長の独り言
ご質問の多い項目について
口座開設手続について
マネックスへの振込入金について
マネックスへの株券の移管について
株式売却時の税金について
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
米国市場の意外高で日経平均も大幅上昇、18000円の大台には乗せられず
日経平均 17942.08(△528.37)
TOPIX 1563.89(△ 36.79)
単純平均 666.68(△ 14.17)
東証2部指数 2503.25(△ 26.08)
日経店頭平均 2043.41(△ 18.43)
東証1部
値上がり銘柄数 989銘柄
値下がり銘柄数 254銘柄
変わらず 96銘柄
比較できず 11銘柄
売買高 627.08(百万株;概算)
売買代金 965748(百万円:概算)
時価総額 3963044(億円:概算)
為替(17時現在) 104.87円
昨日相場全体に見送り気分を漂わせた理由は、米国GDPなどによるNY株式市場の混乱という見通しでした。これが”意外”とも言える大幅高という結果となったため、朝方から買い先行で大きく値を上げる1日となりました。
日経平均は大幅高となったものの、18000円の大台にあと一歩で届かなかった点はやや不完全燃焼の感じです。この点はハイテク株がもう一息という値動きでは仕方の無いところでしょうか。
ただ朝方から大きく値を上げ、週末という要因がありながらも最後まで値を保ったことは評価できると思います。また売買高は6億株を超えて膨らんだことももちろんプラス材料。それ以上に注目しておきたい点は、NTT(9432)など1株単位の銘柄が賑わい売買代金は9600億円に達しています。全体の売買高の増加は微増ですが、売買代金は大きく増加しており市場のエネルギーが増加していることも注目点です。
日経平均の先行きは、個別銘柄でみると主力ハイテク株の本格的な上昇、そして結局高値を更新できなかったNTT(9432)の年初来高値更新などがポイントとなるのではないでしょうか。本日ほぼ全面高という地合いではありますが、こういった地合いで売買高上位2銘柄がともに値下がりという点は、やや奇妙な減少とも言えます。
チャートをみると、本日一気に抵抗帯を上抜いています。まだ微妙なところですが、7月高値からの調整局面終了という可能性も出てきました。来週のポイントは、本日の大幅高に対するスピード調整を抵抗帯上限(17800円)を下支えとし、11月4日からの基準線上昇開始をきっかけとしてまずは10月中旬の高値更新というところでしょう。
10月高値を超えられない、もしくは抵抗帯上限を下支えとできない様な展開だと、現在の相場は7月高値からの調整局面ではなく、7月以降本格的な下降トレンドに入っているという判断につながり、一気に急落してしまう危険性も出てきます。来週はハイテク株、NTT(9432)などの動向を睨みながら、年内の相場の方向を決める大切な週になる様な雰囲気があります。
◆個別銘柄◆
NTTドコモ(9437) 277万円(△9万円)
NTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)などは本日の地合いも加わり一段高。非常に軽い値動きでそれぞれ分割後、上場来の高値を大幅に更新。後半は利益確定の売りに押される雰囲気ですが、直近の上げピッチの早さを考えると仕方のないところでしょう。
NTT(9432) 160万円(△7万円)
昨日はNTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)の活況に取り残された雰囲気でしたが本日は上昇。ただこれら2銘柄の値動きと比較すると、年初来高値の160万円をなかなか更新できない上値の重さも感じられます。160万円には1万株以上の売り板がありましたが、大引けの段階では6千株ほどに減少しています。
ソフトバンク(9984) 43300円(△450)
昨日一時ストップ高という要因はありますが、本日の地合いにおいてやや値動きには上値の重さも感じられます。かつての勢いはやや失った感じ。戻り売り、利益確定売りが意外に多いことを感じます。一部では銀行業に進出などのニュースも流れていましたが、本日の地合いでもあまり値を上げられませんでした。
クラリオン(6796) 585円(△32)
車載PCを材料にして本日年初来高値を更新。先日来話題にされる同商品ですが、開催中の東京モーターショーでも注目されている模様。もともと個別材料株として急激な値動きをする同社ですが、同様の銘柄が値を消す中で材料があることから上値追いになっています。
三和銀(8320) 1551円(△12)
ウォールストリートジャーナル(アジア)に三和銀(8320)についてコメントされている模様。同行は、差し迫って合併を急いではいないが、単独で国内銀行としての道を歩むか、合併で国際的な銀行として歩むか検討中とのこと。合併候補として東京三菱(8315)、東海銀(8321)、あさひ銀(8322)連合、横浜銀(8332)などがあげられているという内容です。
東芝(6502) 656円(▲43)
本日の地合いにおいて独歩安。先日発表した決算内容自体にもともと不満の声がありましたが、本日米国で訴訟となっていた問題で、和解金の支払いを突然発表。和解金額として1100億円の特損を今期計上。問題は、決算発表から数日ですでにこの様な業績下方修正を行った不信感、さらに訴訟問題があったことを本日初めて明らかに。市場では企業としてディスクロージャーの姿勢をも問われる雰囲気。後場に入ってさらに売り込まれるという状態でした。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高 中外炉(1964) +24.48 △60 305 73 デサント(8114) +23.15 △47 250 221 箱根(9004) +17.74 △52 345 16 トステム(5938) +16.75 △335 2335 557 ニッシン(8571) +16.18 △890 6390 32.1
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 新潟銀(8538) −50.00 ▲1 1 371 アラ石(1603) −9.45 ▲175 1675 106.9 宮越商(6766) −8.66 ▲11 116 255 乾汽船(9113) −7.60 ▲7 85 22 東海観(9704) −7.09 ▲11 144 2061
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比
東芝(6502) 42526 656 ▲43
レナウン(8021)13092 204 ▲6
新日鉄(5401) 12684 265 △24
日立(6501) 10805 1127 △37
クラリオン(6796)8295 585 △32
=========<マネックス社長 松本大のつぶやき>========10月29日 「バランス」
兵庫県の信用組合が、例のP債で損失を出し、破綻申請しました。99年3月末の預金残高が445億円、購入したP債が約40億円と報道されています。預金額の10%をひとつの仕組み債に投資していた訳です。これは明らかにバランスが悪いと思います。そもそも個人金融資産の90%が預貯金、生命保険などに在るのもバランスが悪いと思いますし、一方その資金を運用している銀行・生命保険などの資産の在り場所もかなり偏っています。このような偏りが大きく是正して行く過程がこれから始まるべきですし、始まるのでしょう。微力ながら、その動きの推進力に僅かでもなりたいというのがマネックスの考えです。
=============<編集長の独り言>=============高齢者社会の到来を控え、お菓子やペットボトルなどの”ふた”を開けやすく改善する方針だそうです。
お菓子などだけでなく、幅広い分野においてお年寄りが使い易い様にガイドラインを設ける方針です。これまでは、各メーカーの自発的努力に任され、苦情などもあったそうです。高齢化社会にむけて、より柔軟な対応を求められることでしょう。あらゆる分野において、来るべき高齢者社会のむけ、お互いに知恵と技術を出し合う必要がありそうです。今まではお年寄りは社会的弱者として考えられていましたが、お年寄りが”普通”と考える時代の到来だと思います。少し前に、シルバーシートの意味を良く理解していない子供のことをテレビで報道しており驚いたのですが、近い将来シルバーシートという特別なシート自体が存在しなくなるかもしれません。
余談ですが、お菓子などの”ふた”が、簡単に開くようになると・・・。
2歳8ヶ月の娘がいる我が家では困ってしまいます、本当に。最近自分で冷蔵庫を開けられる様になってしまったのに・・・。お年寄りには簡単に開けられて、子供には開けられない工夫もして頂けませんか?
読者の方で、関連技術の開発をされている方がもしいらっしゃった場合、いたずら盛りの娘をもつパパの意見として宜しくお願いします。
===========<ご質問の多い項目について>==========<口座開設などについて>
弊社代表取締役 松本よりホームページにて弊社の状況などを説明をさせていただいております。そちらもご覧下さい。
「マネックスからのお知らせ」や、
「マネックスからのお知らせ」の中の「マネックス最新情報」などを
ご覧下さい。
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<マネックスへの振込入金について>
お振込は、「口座開設のご通知」でお知らせの銀行口座に、ご本人様名義でお願い致します。振込入金先の銀行口座ですが、一部の金融機関のATMに未登録のため、ATMによる振込ができないことがあります。その場合は、お手数ですが、ATMを設置している銀行の窓口までお問い合わせ下さい。窓口からの振込は可能です。
●三和銀行 東京為替集中店
東海銀行、一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合が あります。
●住友銀行 東京第一支店
一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
●富士銀行 シラカバ支店
本年9月20日支店登録のため、富士銀行以外の都市銀行、地方銀行、信 用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
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<マネックスへの株券の移管について>
他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。
可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。
マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出して下さい。手続には1週間程度かかる場合があります。
(詳しくはホームページのヘルプにあるQ&Aをご参照下さい)
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<株式売却時の税金について>
お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。
「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」
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