マネックスメール 1999年11月30日

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マネックスメール 1999年11月30日

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 マネックスメール(第76号 1999年11月30日夕方発行)
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===================================本日の目次

 マネックス相場概況
 マネックス社長 松本大のつぶやき
 編集長の独り言
 ご質問の多い項目について

  口座開設手続について
  マネックスへの振込入金について
  マネックスへの株券の移管について
  株式売却時の税金について

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
円高進行と過剰な投信買い期待。ちょうどよい調整局面と考えられるのですが
日経平均   18558.23(▲292.04)
TOPIX   1641.53(▲ 44.67)
単純平均     674.24(▲ 10.26)
東証2部指数  2663.66(▲  9.50)
日経店頭平均  2290.88(▲ 23.28)

東証1部
 値上がり銘柄数    488銘柄
 値下がり銘柄数    733銘柄
 変わらず       117銘柄
 比較できず       11銘柄
 売買高     673.52(百万株;概算)
 売買代金   1067499(百万円:概算)
 時価総額   4186257(億円:概算)
 為替(17時現在) 102.38円

 朝方から為替、NY株式などの先行き不透明感で様子見気分。後場に入ると為替が101円台に突入し、その後も円高が進んでいきました。この状況ではさすがに様子見気分という楽観視もできず、とりあえず売りを出して利益確定。新たな買いは控えて様子を伺うといった感じです。

 日経平均も18500円という水準も割り込むところまで値を消してしまいました。大引け間際になって、やっと押し目買いなどが一部で出始め終値での18500円割れは辛うじて逃れたといった感じです。

 低位株物色というよりもかつて乱高下した材料株を手当たり次第といった非常に質の悪い内容。それも柱であった新潟鉄(6011)が急落し、アツギ(3529)も早くも手仕舞いの雰囲気です。冶金工(5480)などに物色は移りましたが、後場の早い時間から買い気配。目先筋にとって、日計りの狙えない株価水準まで値を上げてしまいました。次の銘柄を探して同様のイメージを持つ低位株に物色が見られましたが、結局対象銘柄の拡散が起きただけでどれも迫力不足の焦点ボケ。

 今まで相場を支え、円高局面でも為替の影響を受けにくいとされたNTTドコモ(9437)も急落。こちらは過度の投信組み入れ期待の反動とも言えます。結局主力株、個別材料株ともに行き場を失ってしまったという相場です。
 本日の相場ですが、為替と過度の投信買い期待の反動と言えるのではないでしょうか。この先の相場展開ですが、今日の下げは今後に向けて非常に良い調整になったのではないかと思います。12月相場のスタートとして期待が持てそうに感じます。前回11/17に抵抗帯のクロスを示現しましたが、この時は今回の様な調整なき上昇から、一旦転換線を割り込む水準まで小幅・短期の調整を演じ抵抗帯クロス。小幅・短期の調整終了のシグナルとなりました。今回も本日転換線を割り込んでいます。抵抗帯クロスは12/2と12/8に示現します。前回同様の小幅・短期の調整終了シグナルとして期待されます。またこの時期に合わせ、基準線も上昇を始める見込みです。チャートからは12月前はは調整局面で買いのタイミングではないでしょうか。

◆個別銘柄◆
NTTドコモ(9437) 358万円(▲31万円)
 情報通信の柱というよりも、月末設定の投信が買うという思惑で物色されていた雰囲気の強い銘柄。本日投信買いが入るというのが材料であれば、事前に買った投資家は、本日売り先行とするのは当然とも言えます。過度の期待から下げに対し狼狽売りも。また過去円高局面では為替の影響が少ないと値を上げていたため、本日円高で物色に困ったところ同社の急落は全体の地合いを悪化させてしまいました。

新潟鉄(6011) 241円(▲39)
 目先筋の物色に関し、指標銘柄とも言える存在でしたが本日急落。昨日の相場で同社から対象がアツギ(3529)に移った雰囲気もありましたが、アツギも本日後場は早くも手仕舞いといった感じ。冶金工(5480)、クラリオン(6796)、トーヨーカネツ(6369)などに物色が拡散した雰囲気です。目先の個別材料株物色も方向感を失った感じです。

伊藤忠(8001) 608円(△78)
 丸紅(8002)、住友商(8035)など商社株はそろって大幅高。低位、情報通信、円高による輸入品の増加、リストラなど様々な声があります。最大の材料は、本日主力、個別材料とも物色の柱を失い、目先筋が総合商社を様々な理由付けで集中物色したことでしょう。

デオデオ(8199) 1107円(△97)
 あまり目立ちませんが2日続伸。29日の日経新聞に、新型のインターネット通販開始の記事。特定の顧客の買い物を事前に予測し、割引価格を提示するもの。もともと早くから郊外型店舗戦略、パソコン、ネット関連への注力を行っていた同社ですが、最近では新興勢力に押されていました。新たな取り組みへの期待。

武田薬(4502) 6020円(△50)
 糖尿病治療薬の発売を材料に堅調。世界規模で1000億円規模などと報道され好材料なのですが、本日の地合いに引きずられて小幅高にとどまりました。糖尿病の患者数などからみて、今後安定した収益源としても期待されます。
KDD(9431) 14100円(△1610)
 情報通信関連銘柄の出遅れという評価。また買い手口がメリル、ウォーバーグ、日興ソロモン、モルガンなど外資系証券が上位に並んだことを材料とする声も。

ヤマハ(7951) 936円(▲75)
 続落。670円から4連続ストップ高を含む5連騰を演じたために仕方のない調整局面とも言えます。今回の上げの半値押し水準となる895円、また均衡表では転換線(876円)、基準線(870円)、抵抗帯下限(889円)など下値を支えそうなラインが集中、明日の株価が注目されます。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅   終値    売買高 冶金工(5480)  +31.91  △30   124  9808 高周波(5476)  +27.77  △25   115   241 日金工(5479)  +26.36  △29   139   897 トヨカネツ(6369)+24.78  △29   146  4458 日新電(6641)  +21.46  △38   215  2431
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高 新潟鉄(6011)  −13.92  ▲39   241 22269 一工薬(4461)  −13.11  ▲80   530   871 大昭和(3871)  −11.88  ▲53   393   106 東邦鉛(5707)  −11.65  ▲31   235  2395 都民銀(8339)  −11.33 ▲390  3050  33.5
 東証1部売買高上位
    銘柄      売買高    終値    前日比
 伊藤忠(8001) 32875  608   △78
 アツギ(3529) 23840  183    ▲7
 新潟鉄(6011) 22269  241   ▲39
 丸紅(8002)  16665  397   △38
 新日鉄(5401) 14258  230    △4

=========<マネックス社長 松本大のつぶやき>========11月30日     「為替介入」

中央銀行による為替介入は当然その瞬間はかなり効き目があります。但し中・長期的に見ると歴史的に見て殆ど全てのケースで元のトレンドを止めることはできず、中央銀行は「やられて」終わります。マーケットにおいて流れに棹さすことがどれだけ無益なことかよく分かります。
しかしここで忘れてはいけないのは、為替介入の主体はあくまでも「国」であり、主権国家、それも力のある主権国家が本気でマーケットに臨む時は、市場参加者もそれなりの覚悟がいるということです。80円台まで円高が進んだ時の我が国によるドル買い介入は、最終的にはトレンドが反転し、日銀(正確には国の外国為替資金特別会計)は大勝ちで終わりました。でもイギリスとかアジアの国では、最後まで介入が負けて終わったケースもあります。要はどんなに大きな資本家でも、極めて稀ですが、カジノで負けて終わってしまうこともある訳です。トレンドを変えるのはトレンド自体であって、外部からの力ではあり得ないということをよく肝に銘じておきましょう。

=============<編集長の独り言>=============多くの相場関係者たちが、投信の新規設定を理由に今日の株高を予想していました。
ここで私の証券マンの経験ですが、”事前に予定されて皆を納得させる理由”は、ほとんど例外なしに外れると思うのです。前に勤務した証券会社でも、私の予想は大体少数派だったので、私の偏った見方かも知れませんが。
そもそもスケジュールが事前に分かり、何月何日に資金が入り、株を購入するとわかっていれば、多くの人がその前に購入し、予定されていた直前から売却を考えるはず。投信と”赤信号みんなでそろって”という投資行動を起こす必要はないと思います。
今回は為替という問題も相場に影響していることは確かですが、発想の根底が右肩上がり、どうやって”納得”させる理由をつけるかという手法のツケが出たのかも知れません。
私自身も相場コメントをする立場から、この様なコメントに陥らない様に注意したいと思います。読者の皆様も、相場関係者のコメントは、ある意味与えられた情報です。与えられた情報はまず疑う目で見て、ご自身で考え、ご自身で肌で感じ、行動してください。変な言い方ですが、このメールの相場感に対しても、”信頼”はしないで下さい。あくまでお客様ご自身で考えるための一つのヒント、きっかけとお考え下さい。
===========<ご質問の多い項目について>==========<口座開設などについて>

弊社代表取締役 松本よりホームページにて弊社の状況などを説明をさせていただいております。そちらもご覧下さい。

 「マネックスからのお知らせ」や、
 「マネックスからのお知らせ」の中の「マネックス最新情報」などを
  ご覧下さい。

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<マネックスへの振込入金について>

お振込は、「口座開設のご通知」でお知らせの銀行口座に、ご本人様名義でお願い致します。振込入金先の銀行口座ですが、一部の金融機関のATMに未登録のため、ATMによる振込ができないことがあります。その場合は、お手数ですが、ATMを設置している銀行の窓口までお問い合わせ下さい。窓口からの振込は可能です。

●三和銀行 東京為替集中店
 東海銀行、一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合が あります。

●住友銀行 東京第一支店
一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
●富士銀行 シラカバ支店
 本年9月20日支店登録のため、富士銀行以外の都市銀行、地方銀行、信 用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。

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<マネックスへの株券の移管について>

他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。

可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。

マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出して下さい。手続には1週間程度かかる場合があります。
(詳しくはホームページのヘルプにあるQ&Aをご参照下さい)

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<株式売却時の税金について>

お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。

 「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」

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