マネックスメール 1999年12月1日

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マネックスメール 1999年12月1日

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 マネックスメール(第77号 1999年12月1日夕方発行)
    http://www.monex.co.jp/
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本日の目次

 マネックス相場概況
 マネックス社長 松本大のつぶやき
 編集長の独り言
 読者の皆様からの投資情報など(不定期ながら試験的な新コーナー)
 ご質問の多い項目について

  口座開設手続について
  マネックスへの振込入金について
  マネックスへの株券の移管について
  株式売却時の税金について
 マネックスからのお知らせ

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
月末の投信買い期待に裏切られ、売りが売りを呼ぶ展開でした

日経平均   18495.95(▲62.28)
TOPIX   1611.31(▲30.22)
単純平均     665.69(▲ 8.55)
東証2部指数  2609.80(▲53.86)
日経店頭平均  2197.15(▲93.73)

東証1部
 値上がり銘柄数    666銘柄
 値下がり銘柄数    554銘柄
 変わらず       119銘柄
 比較できず        7銘柄
 売買高     710.05(百万株;概算)
 売買代金   1124284(百万円:概算)
 時価総額   4109421(億円:概算)
 為替(17時現在) 102.13円

 為替、NY株安などの手控え材料はありますが、実際には過度の投信買い期待が昨日裏切られ、失望売りによって軟調な相場展開となったと言えます。その代表格がNTTドコモ(9437)でしょう。投信組み入れで買いが入り、月末に急騰するという楽観論が広がっていましたが、結果見事に裏切られ連日の大幅安。

 主力株といわれる銘柄群だけでなく、個別材料株の急落も手控え気分を強めています。新潟鉄(6011)は一時ストップ安まで売り込まれ、アツギ(3529)、冶金工(5480)といった銘柄群も総崩れです。次の銘柄として大平金(5541)が動意付いてはいますが、あまりに入れ替わりが激しくついて行けない感じです。

 NTTドコモを代表とする主力株、新潟鉄を代表とする個別材料株、ともに直近賑わった銘柄の急落で指数の動き以上にダメージの大きい今日の相場といえます。値上がり銘柄数の方が、値下がり銘柄数よりも多いのですが、雰囲気的には全面安といった感じです。

 さて今後の相場展開ですが、今は数日前と全く反対の状況であり、全員弱気という雰囲気です。全員強気の時にその後相場がどうなってしまったかは、今を見れば明白です。
 12月の前半は、逆張りに徹し来年の相場に備える仕込み場と考えてはいかがでしょうか。昨日もコメントしましたが、チャート的には今週から来週にかけて変化日、基準線の上昇などが見込まれます。転換線を2日間割り込んでいますが、11月中旬は転換線割れが押し目買いのポイントになっています。 一部に今月は外国勢は決算月で利益確定売りを先行させ、株価は上がらないという声もあります。ただ海外勢からみて、日本の景気回復、経済力に対して今の状況で満足しているとは思えません。今後も”日本買い”という行動を取るのではないでしょうか。そうなると彼らの決算上の都合により売りが出てくる優良株、決算という都合で安く売ってもらえるチャンスと捕らえることができるのではないでしょうか。

◆個別銘柄◆
NTTドコモ(9437) 322万円(▲36万円)
 今の相場の雰囲気を悪化させる原因とされています。もともと投信が買うという過度の期待感がありその反動が出ているだけだと思われます。また外国人の決算にからむ売りという声も上がっています。冷静に考えると、上記いずれの悪材料も、一過性の悪材料であり突っ込み狙いというスタンスを考えても良いのではないでしょうか。

大平金(5541) 200円(△19)
 相場の手詰まり感から再び売買高を伴い値を上げています。ただ現在の個別材料株物色は、非常に逃げ足の速い資金であることは新潟鉄(6011)、アツギ(3529)、冶金工(5480)の値動きを見れば明白です。これら銘柄に振り回されるよりは、主力銘柄の”外国勢決算バーゲンセール”に狙いを変えた方が有効なのではないでしょうか。

デオデオ(8199) 1307円(△200)
 新型のネット通販開始を報道され、前日までは注目度も低くジリジリと値を上げるといった展開。本日は朝から買い気配となりストップ高で寄り付きました。値動きの良さなどもありその後も買い気配となり大引けになってやっと売買成立といった展開。もともと社長のユニークな発想で独自路線を歩んだ同社ですが、このところ新興勢力に押されて”負け組”とまで言われていました。このニュースで再び先駆者への復活が期待されます。

キヤノン(7751) 3070円(△70)
 為替の影響を販売増加で補えることを好感されて逆行高。ただ後半は利益確定売りなどで伸び悩みとなってしまいました。

本田技(7267) 4320円(△120) など
 新車販売が32ヶ月ぶりにプラスに転じたことが発表されました。ただ内容はトヨタ(7203)の一人勝ちとも言われています。そのトヨタは事前に好調が報道されていたために反応薄。12月のボーナス商戦での他社の販売回復を期待した買いが入っている模様。

ソフトバンク(9984) 68700円(▲5000)
 ストップ安売り気配。NASDAQ市場の下げがきついことを嫌気された模様。前場にQUICK画面に”新たな合弁事業について、今夕記者会見”と流れディーラー達目先筋が飛び付く場面もみられました。ただ同社の新規ビジネス発表には内容・将来性に疑問の声を投げかける声もあり、プラス材料とはされていません。
 現時点で判明している新ビジネスの内容は、米社と医療情報サービスを開始するというものです。

オリックス(8591) 16990円(△370)
 上場来高値を更新。本業のリース部門が回復歩調にあることや、一部では商工ローン関連銘柄を保有していた外国人投資家などが、商工ローン株を売却。ポートフォリオの配分維持の為に安心感のある同社を組み入れる動きが見られるといわれていました。


◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅   終値    売買高 デオデオ(8199) +18.06 △200  1307 292.3 ダイエOMC(8258)+15.08 △62   473   712 NOK(7240)  +13.86  △52   427   430 カーバイド(4064)+13.60  △23   192   429 菱製鋼(5632)  +13.40  △13   110   584
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高 新潟鉄(6011)  −23.23  ▲56   185 32129 アツギ(3529)  −18.03  ▲33   150  9124 植木組(1867)  −12.19  ▲25   180    26 光通信(9435)  −11.87▲1万9千141000 175.7 冶金工(5480)  −11.29  ▲14   110 15569
 東証1部売買高上位
    銘柄      売買高    終値    前日比
 新潟鉄(6011) 32129  185   ▲56
 伊藤忠(8001) 19753  570   ▲38
 冶金工(5480) 15569  110   ▲14
 新日鉄(5401) 15279  238    △8
 セガ(7964)12257.5 3280  ▲300

=========<マネックス社長 松本大のつぶやき>========12月1日      「師走」

暦の名前の付け方は中々面白いですね。本当の春分・秋分の日を国民の休日にしてしまう日本はやはり情緒に溢れていて、各月にも趣のある名前が付いています。今日から12月ですが、12月は御存じのように「師」(先生)も走っていろいろと越年の準備をしなければいけないほど忙しいということで「師走」と言われます。
西洋においてはDecemberですが、元来はこれは10月用の名前です。Decは、デシマルとかデシミリ・リットルの「デシ」ですから10という意味です。ところがローマ皇帝のジュリアス・シーザー(July)とアウグストゥス(August)が無理やり割り込んだもんですから9月以降は2ヶ月ずれている訳です。普段何の抵抗もなく使っているこのような名前も、こうやってみると面白いですね。

=============<編集長の独り言>=============予定されるスケジュールに関し、”11月は投信設定による買い”が見事に過度の期待から裏目に出てしまう下げにつながってしまいました。
本日の相場を見ていると、つい数日前まで多くの相場関係者が、月末に投信が買うといわれていた代表格のNTTドコモに対し、”12月は外国人の決算による利益確定売り”というまたも事前に予想されるスケジュールを今度は反対の悪材料として使われている模様です。今年は2000年問題という特殊な懸念材料があることは事実ですが、読者の皆様はどの様に解釈され、どの様な行動を移されるのでしょうか。
私自身の予想ではありますが、年が明けると毎年恒例とも言える外国人の買いというのが発生するのではないかと思います。そして毎年春頃に恒例とも言える、”外国人買いが入った銘柄”として”過去”の行動をいつまでも材料として結果高値を買ってしまう国内勢。いつまでこの繰り返しなのでしょうか。きっと来年も起こるでしょう、外国人買いの量や銘柄についての話題。外国人という表現に惑わされる人も多いのですが、見方を変えれば”他人が先に買って値段がすでに上昇した銘柄”です。

本日は、試験的に新たなコーナーを作ってみました。今後このコーナーが充実できる様に皆様もご協力下さい。

==========<読者の皆様からの投資情報など>=========試験的な新設コーナーです。

新車販売に関して
 本日32ヶ月ぶりに新車販売がプラスに転じたとの話も出ましたが、読者の方の声です。

 この方は、ホンダの新型オデッセイを発表前であるにも関わらず”予約”されたそうです。またその方はそのディーラーでの最初の予約ではありません。すでに何組か予約された方がいらしたそうです。商談で店頭を訪れたときは、先に発表されていた新型車種のアヴァンシアがずらりと並んでいたそうです。多分納車待ちの車だったのでしょうか。

 本日32ヶ月ぶりに新車販売がプラスに転じたと発表されました。トヨタの好調が要因となった感じです
今日のマーケットでは、事前に好調が伝えられていたトヨタは小動きでしたが本田技などは値を上げています。
週末に私も本田の店頭に足を運び、活況であったことはご報告させていただきました。12月のボーナス商戦に注目したいところです。

 本田に限らず、別の会社でも車の買い替えなどをお考えの方がいらっしゃれば、店頭での感触等を教えていただけませんか?後になって発表される新車登録台数を待つことなく、読者の皆様の身近な情報を集め一足先に12月の自動車販売状況をリサーチしませんか。

現時点ではこのコーナーは不定期になってしまうとは思いますが、今後も読者の皆様から送られた投資情報に関し、順次掲載していきたいと思います。掲載された内容に関し、読者の皆様が各々の視点から情報を提供していただくと、皆様のご協力で作り上げた投資情報が完成します。
みんなで考えて参加するマネックスメールにしていきたいと思いますので、上記のテーマに関する投資情報、全く別の企業に対する投資情報などを是非お寄せ下さい。

===========<ご質問の多い項目について>==========<口座開設などについて>

弊社代表取締役 松本よりホームページにて弊社の状況などを説明をさせていただいております。そちらもご覧下さい。

 「マネックスからのお知らせ」や、
 「マネックスからのお知らせ」の中の「マネックス最新情報」などを
  ご覧下さい。

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<マネックスへの振込入金について>

お振込は、「口座開設のご通知」でお知らせの銀行口座に、ご本人様名義でお願い致します。振込入金先の銀行口座ですが、一部の金融機関のATMに未登録のため、ATMによる振込ができないことがあります。その場合は、お手数ですが、ATMを設置している銀行の窓口までお問い合わせ下さい。窓口からの振込は可能です。

●三和銀行 東京為替集中店
 東海銀行、一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合が あります。

●住友銀行 東京第一支店
一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
●富士銀行 シラカバ支店
 本年9月20日支店登録のため、富士銀行以外の都市銀行、地方銀行、信 用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。

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<マネックスへの株券の移管について>

他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。

可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。

マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出して下さい。手続には1週間程度かかる場合があります。
(詳しくはホームページのヘルプにあるQ&Aをご参照下さい)

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<株式売却時の税金について>

お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。

 「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」

==========<マネックスからのお知らせ>===========投資信託のご案内(詳しくはホームページの投資信託画面をご覧下さい)
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