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マネックスメール(第174号 2000年4月24日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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=============<お知らせNEW!>============<新規公開株の取扱開始について>
以前お知らせしたとおり弊社では4月11日に引受け免許を取得し、新規公開株式の引受を行うべく準備を行ってまいりました。
おかげさまをもちこのたび第一号案件として5月30日にマザーズに上場される予定の「バリュークリックジャパン株式会社」様の幹事証券を務めることとなりました。
同社株式のブックビルディングに参加するには弊社に口座を開いていただくことが必要ですので、この機会に口座開設をお勧めいたします。
詳しくは弊社ホームぺージ「新規公開株式の取扱い」をご覧ください。
今後もマネックスは新規公開株式の引受けを積極的に行ってまいります。どうぞご期待ください。
===================================本日の目次
マネックス相場概況
投資信託情報
DKA株式オープン ファンドマネージャー佐久間康郎氏の相場の見方 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
展示会・イベント情報
マネックスメール解除の方法は一番下にあります
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
TOPIXは米国株安から立ち直り、日経平均は銘柄入れ替えから立ち直れず
日経平均 18480.15(△227.47)
TOPIX 1660.81(△ 26.69)
単純平均 693.70(△ 7.81)
東証2部指数 2591.24(△ 24.06)
日経店頭平均 1895.30(△ 20.48)
東証1部
値上がり銘柄数 770銘柄
値下がり銘柄数 481銘柄
変わらず 130銘柄
比較できず 15銘柄
騰落レシオ(25日) 97.36%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 657.53(百万株;概算)
売買代金 1220371(百万円:概算)
時価総額 4359750(億円:概算)
為替(17時現在) 105.65円
前場の段階では、金曜日の特殊要因による引け間際の下げを埋める上昇となった日経平均でした。しかしこの時点で先物は19000円の大台を回復したものの、現物はこの大台寸前で伸び悩みとなってしまいました。
後場は19000円の大台で戻りは鈍いという雰囲気が強まり、次第に上げ幅を縮小していく展開でした。先物も後場は一度も19000円に乗せることができず、中頃からは下げに転じてしまいました。現物はこの先物の動きに引きずられる雰囲気となり力無く上げ幅を縮小して終了しました。
TOPIXは順調に値を戻し、先週月曜日の米国株式市場の急落で下げた部分を終値で回復しています。この点から見ても、相場全体は米国株安ショックからは立ち直っているものの、日経平均の大量銘柄入れ替えの影響がおさまっていないことを示しているといえそうです。
日経平均の大量銘柄入れ替えにより、低位株が外れ、値がさ株が加わるという構図になっています。まず相場関係者にも、この入れ替えによって指数の上下する感覚が掴み難くなっていることも事実だと思われます。今まではごく一部の値がさ株の影響が強いと言われていた日経平均ですが、影響の大きい値がさ株が増加し、さらに新規採用銘柄は発表後に大きく値を上げ、利益確定売りも出やすい環境です。新規採用された値がさ株の上下の、指数に与える影響が強く、今まで持っていた感覚とは異なる値動きとなる点で戸惑いもあると思われます。
また日経平均採用銘柄の時価総額が増加したことは、インデックス買いに今までよりも多額の資金が必要となります。限られた資金でインデックス買いを入れる場合、どうしても今までよりも各銘柄あたりの株数は減少し、需給面で需要の減少という形にもなってしまうでしょう。まだまだ銘柄入れ替えの混乱から立ち直れない日経平均という1日でした。
本日の相場展開は、銘柄入れ替えの混乱が続いていることは頭の中では理解できますが、実際の印象としては19000円という大台が非常に重い上値の壁と言う雰囲気も強めてしまいました。値がさ株の増加により、値動き自体は今後大きくなりやすい状態ですが、上値が重く同時に大幅下落の可能性もあるという雰囲気を強めてしまうと先物を通した売り仕掛けの危険性も出てきそうです。本日だけの相場をみると、先行きに懸念を抱いてしまう値動きでした。
◆個別銘柄◆
光通信(9435) 19800円(▲2000)
久しぶりに取引時間内に売買が成立しました。昼休み中に決算発表が予定されており、この発表をきっかけに下げ止まりという思惑買いを誘った雰囲気もあります。しかし後場は、通期での業績下方修正となったことで売りが再び増加し、ストップ安売り気配。
2000年2月(中間)期 2000年8月期
売上高 1913.14 3300.00
営業利益 ▲129.85 未発表
経常 74.12 280.00
当期利益 43.26 135.00
(注)▲は赤字、単位億円
アドバンテスト(6857) 24360円(△460)
日経平均新規採用銘柄のうち、上昇に最も勢いのあった銘柄ともいえます。後場の寄り付き直後までは大幅続伸歩調でしたが、その後は急速に上げ幅を縮小してしまいました。銘柄入れ替えから連日上昇していただけに、利益確定売りが出始めると急速に上値が重くなる状態です。
井関農(6310) 92円(△30)
東急百(8232) 95円(△30) など
ともに既存の日経平均採用銘柄で、今後も構成銘柄です。金曜日は銘柄入れ替えという特殊要因で急落してしまいましたが、本日は一転買いが先行。週末そろってストップ安、本日は一転してストップ高という展開です。両社の極端な値動き自体、相場に対する日経平均の入れ替えによる影響の大きさが伺えます。
白煉瓦(5351) 227円(△47)
日経平均から削除されることを最大の材料として売り込まれた同社ですが、銘柄入れ替えが行なわれたことで買い戻しという雰囲気です。ある程度のリバウンドという可能性は考えられますが、今後インデックス買い、裁定買いなどが入らなくなることから、前の水準まで値を戻すには別途独自の材料が必要な雰囲気です。
NTTドコモ(9437) 352万円(▲3万円)
日経平均へ新規採用された銘柄ですが、あまりこの点をプラス材料にはされていない状態です。むしろ後半に新規採用銘柄が売り先行という雰囲気となると、もともと値を上げていないにもかかわらず売りは出てきて下げに転じてしまうという状態になってしまいました。
ソフトバンク(9984) 57300円(△5000)
3日連続のストップ高と極端な値動きとなっています。ただ急落局面において、13日の66300円以降は比例配分または売買成立せずで急落し、今の水準では戻り売り圧力は極端に薄い中での反発です。戻り売り圧力の高い水準まで上昇し、またここ数日の下値での大商いが一転利益確定売りに変わった場合、再び需給が反転する危険性を持っていることには注意が必要です。
また本日は1:3の株式分割権利付きの最終売買日です。明日以降はこれに絡んだ思惑も加わり注意の必要な銘柄です。
フジテレビ(4676) 179万円(△12万円)
ソニー(6758)が同社に出資という報道を材料に買い気配でスタート。188万円で寄り付きましたがこの水準を高値に後はジリジリと上げ幅を縮小する展開でした。
花王(4452) 3440円(▲500)
ストップ安まで売り込まれました。日経平均に新規採用された銘柄ですが、採用前の株価水準が既に割高となっていたという声も出ています。モルガン、興銀証などが揃って投資判断を引き下げた模様。材料出尽くしという雰囲気でした。
楽天(4755) 3950万円(▲350万円)
公開初値は安く始まり、その後に大幅上昇。しかし本日は前週末につけた高値、4900万円を突破できなかったことから利益確定売りを誘った模様です。3950万円まで値を下げて取引終了となっています。
◆各社のニュース・リリースなど◆
シャープ(6753)
BSデジタル衛星放送受信用RFフロントエンドを開発、6月より量産発売。業界最小の小ささを実現した。
NEC(6701)
大和総研と共同で証券会社を中心とした金融機関向けにASPサービス等を提供する新会社を設立。ハードウエアを含めたオンライントレードに関するシステムの環境やノウハウを提供する。
松下(6991)
BSデジタル統合データ放送「End to End」システムを開発、TBSなど2社から受注。データ放送と連動した番組予約など、デジタル放送で双方向サービスをはじめとする統合データ放送サービスを実現する。
コニカ(4902)、ミノルタ(7753)
デジタル複写機やプリンターなど開発、生産で提携すると発表。また、今年度中にトナー製造会社を共同設立する。
独BMWが日本で銀行業に参入
2001年にネット銀行に参入。個人向けのほか、ディーラー向けの販売支援を想定。本国ドイツでは1971年に金融業に参入している。
◆ランキング◆
井関農(6310) +48.39 △30 92 298 東急百(8232) +46.15 △30 95 297 大成建(1801) +43.86 △50 164 3754 千代建(6366) +33.33 △37 148 1331 清水建(1803) +32.44 △73 298 2479
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 図研(6947) −15.78 ▲385 2055 273.2 花王(4452) −12.69 ▲500 3440 3503 ファナック(6954)−12.59▲1700 11800 2475.2 長崎屋(8262) −11.11 ▲1 8 2483 エーザイ(4523) −10.56 ▲380 3220 2436
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比 新日鉄(5401) 8788 248 △4 NKK(5404) 7333 67 △2 さくら銀(8314) 7043 808 △46 住金(5405) 6397 75 △2 川鉄(5403) 6360 185 △5 日立(6501) 5278 1298 △53 野村証(8604) 5181 2850 △30 NEC(6701) 5043 2920 △140 東ガス(9531) 4984 241 △13 三菱電(6503) 4584 964 △14
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比 ソフトバンク(9984) 97498 57300 △5000 アドバンテスト(6857) 56360 24360 △460 松下通(6781) 43927 19310 △190 東京エレク(8035) 42858 17900 ▲750 京セラ(6971) 37541 18500 ▲600 DDI(9433) 35987 130万円 ▲11万円 ソニー(6758) 34491 12700 △400 TDK(6762) 33879 15820 ▲330 NTTドコモ(9437) 32182 352万円 ▲3万円 NTTデータ(9613) 32150 140万円 △15万円
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Q:日経平均の動きを見ながら投資できる投資信託は無いでしょうか?
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運用目的に合わせてお選びください。
<ミューチュアルファンド産みの親 MFS社の外国投信>
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基準価額(4月20日現在、Jシェア、USドル)
マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 20.09(+0.18) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 34.85(+0.10)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
21日は米国休日につき基準価額は発表されておりません。
(ご購入価額の決定方法)
当日午後3時までのお申込みの場合、
基準価額は当日の米国で発表される価額(翌朝判明)
為替レートは翌日の午後2時半の市場実勢レートを基準として計算いたします
=<DKA株式オープン ファンドマネージャー佐久間康郎氏の相場の見方>=
携帯電話部品メーカーに訪問
携帯電話向け電子部品を開発・製造しているある企業(A社)にリサーチに行きました。A社はノキア、エリクソン、モトローラといった携帯電話の世界最大クラスの企業と取り引きしています。携帯電話向けの電子部品メーカーはどこもそうですが、毎月公表している受注動向をみると急激な受注増のトレンドが続いており、A社においても需要に生産が追いつかないうれしい悲鳴を上げている状態です。
この時期になぜ携帯電話の電子部品メーカーへリサーチに行っているかといえば、私自身いくらか警戒感というか恐怖心をもっているからです。というのは、4〜5年前、今の携帯電話ブームと同じようにPCブームがあり、この時のBoom&Burstが携帯電話でも起こるのではないかと気になるのです。
当時のパソコンは携帯電話ほど普及率は高くないものの、マイクロソフトのWindows95が発売されるなどPCの操作性が飛躍的に向上したため、世界的にPC需要が急増しそれに伴なってメモリーなど半導体製品の需要も急拡大しました。PCブームを背景に半導体製品を開発・製造している企業や半導体製造装置メーカーの収益も急増し、株価も95年半ばにかけて急騰しましたが、その後需給が緩和しメモリー価格が急落したため多くの半導体関連株が95年後半から急落しました。
ハイテク関連の成長株、なかでも「需給の逼迫→緩和」を繰り返すシクリカル・グロース(循環的性格の強い成長株)に投資する場合、PERやキャッシュフロー・レシオなどのバリュエーションからみられる割高感よりもっと気をつけなければならないことは、成長モメンタムの減速です。シクリカル・グロースの株価形成は収益拡大トレンドの中では常に割高に見え、逆に収益悪化トレンドにはいると割安に見えてしまうものです。実際には収益拡大トレンドにある時は利益の上方修正は続き、その時割高に見えた株価も後になってみれば意外にも割安だったり、収益悪化トレンドにある時はその逆であるということがよくあります。
通常、売上げや利益が悪化する前に受注モメンタムが鈍化するため、私たちファンドマネジャーやアナリストはそれがいつ頃どういう形で起こるのかを注意深く分析しウォッチしています。
今回の訪問したA社との面談からは、需給緩和とそれに続く収益の悪化を懸念するにはまだ時機尚早ということが結論として得られました。したがってまだ携帯電話や関連部品の銘柄には強気の見方をしていいのではないかと思われますが、ターニング・ポイントは突然来るかもしれないので、常に注意は怠れません。
◆DKA株式オープン 過去の騰落率(2000年3月末現在)◆
6ヶ月+45.01% 1年+104.98% 3年+216.81%
※騰落率は投資家利回りとは一致しません。
データ提供:S&Pアイフィス社
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========4月24日 <天候と文化>
本日九州の新聞社の方と話をしていて思い出したのですが、お国柄というのは天候などの自然の環境に大きく影響を受けるようです。これは確か司馬遼太郎か誰かの記述の中にあったと思うのですが、鹿児島県からは著名な絵画家や版画家などが多く出ていますが、文学者はとても少ないそうです。めりはりのはっきりとした天候で、また桜島の風景などがあまりにも綺麗なので、それをキャンパスの上に描いて半永久的に閉じ込める試みが多くなされる一方で、ある意味で内向的な文学にいそしむ人が少なかったというのが確か彼の論点だったと思います。まぁ、かなり乱暴な議論だとは思いますが、そう言われてみるとマネックスでも鹿児島県の会員の方は比較的少ないように思われます。
=============<編集長の独り言>=============先日このコーナーで、個人的にカーナビをそろそろ価格的にも買っても良いかな、というコメントをしましたが土曜日についに購入してしまいました。さらにそのディスカウントショップで、読者の皆様から前に頂いていた、新型チャイルドシート(ベスト型のチャイルドシート)まで購入してしまいました。新型チャイルドシートは、読者の皆様から情報を頂き、その後はお店で必ずチェックしていましたがどこにも置いていませんでした。この日初めて現物を店頭で発見したのです。たまたまそのお店で、買おうとしていたカーナビが予算よりも安く売られていたため、浮いたお金で勢いチャイルドシートも買ってしまいました。
思えばここ半年、DVD、それに伴うスピーカー増強、カーナビ、チャイルドシート・・・。勢いでの出費が嵩んでいます。皆様からの情報提供が、投資にではなく私の財布を直撃している様な気もします。
チャイルドシートは購入したものの、また使っておりません。カーナビの取り付けに時間を取られ、新型チャイルドシートでのお出かけは来週からの予定です。娘は新型チャイルドシート(ベスト)で、大人の席に座れることでご機嫌でしたが。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp
============<展示会・イベント情報>===========<災害救助フェア現場レポート>
4月20日〜23日(東京ビックサイト)
弊社社員が災害救助フェアに足を運び、実際に展示などを見てレポートしました。会場に入ったとたんに目に入ったのが、消防庁のヘリや自衛隊の移動手術室(どちらも建物内)。外には消防車などが並んでおり、見た目の見ごたえは単純に楽しめました。
●闇夜に光る消防ホース
災害現場での安全対策は、被災者だけに必要なものではない。現場で活動する要員にも、二次災害を防ぐ対策が求められる。
特殊繊維を使った消防服などを手がける帝国繊維は、蓄光材を利用した消防ホースを出展していた。これは、ホースの表面に蓄光材のラインを引き、夜間でも見えやすくしたものだ。火災現場では、その場所だけではなく、近辺の消火栓よりホースを伸ばしてくる。対象物を照らすことはしても、ホースの1本1本までは通常照らすことはない。暗闇の中での作業は、足をつまづくなどの危険性をはらんでいる。
そこで同社は、ホースに蓄光材でラインを引いた。また、接続口にも蓄光材で輪を作り、認識しやすいように改良した。これにより、安全性が増すという。遠方からでもホースの位置がわかる。
ただ、消防ホースというものは、地域によっては使用頻度に差があり、耐用年数も場合によっては長い。つまり買い替え時期は一定せず、一括導入というわけにもいかないようだ。そこで同社では、安全性にセールスポイントを置き次期更新時での導入を積極的に働きかけていきたいとしている。
帝国繊維(3302)
蓄光材を使った消防ホースを展示
●NBC対応資機材
N(放射能)B(バイオ)C(化学)に関する災害が起きたときに対応するための資機材を各社が展示していた。例えば、コンパクトに折りたため、緊急時の運搬や保管に便利な携帯用膨張式除染シャワー。十数キロの重さで、ワゴン車でも簡単に運べる。組み立て時には空気を入れ、高さ2.5mほどのテントとなる。
救助隊員や作業員だけではなく、NBCで汚染された患者も、病院搬入の直前に除染というニーズも今後生まれるだろうという。現在は、近辺にNBC関連の施設を持つ消防署などでの導入が進められている。万が一のことも考え、大病院での導入も一部検討されているそうだ。
<関連出展企業>
帝国繊維(3302)
能美防災(6744)など
●ノートパソコンを踏む、蹴る、落とす
災害現場は電子機器にとっては過酷な条件となる。東京エレクトロンはこのたび「耐環境ノートPC」を展示した。アメリカ製のDOS/V機で、大きさは10年前のラップトップ程度。これをノートPCと言うべきか判断は分かれるだろうが、持ち運びができる設計となっている。
注目すべき点は、乗用車が乗っても大丈夫だという強固なボディー。実際に床に1台置かれており、「どうぞご自由にお乗りください」との張り紙があった。
「本当に大丈夫なのですか?」との問いに、係員がいきなり液晶画面やボディーを蹴り始めた。もちろん、意図的に一部分集中で突起物を刺すなどの行為を繰り返せば液晶画面は壊れるだろう。だが、ボディーは頑丈そのもので、鉄板でできているという感じ。取り外しできるキーボードは、キー自体がゴム製で、水をかぶっても大丈夫な設計になっている。また、高さ1mほどであれば落としても故障しない。
CPUの交換もできるこのノートPCは最近発売されたばかり。同社ではこの展示会で、防災業務に関わる関係機関にPRしたいとしている。
東京エレクトロン(8035)
マグネシウム合金を使った耐環境ノートPCを展示。価格は約70万円。
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編集部から
安全な市民生活を陰で支えている防災技術。それらを扱う企業も、複雑化する災害に対応するために、様々な技術を投入しています。また、危機管理体制の先進国から、積極的に技術導入や販売提携を結んでいるようです。なかなか新聞などには載らない内容ですが、有事の際はクローズアップされる業界だけに、このような展示会を利用して動向をつかんでおくことも有利かもしれません。
===================================<商品に関して>
◆マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト
投資方針:米国の幅広い業種の企業株式に投資を行います。
3ヵ月毎の配当を行いつつ長期的な信託財産の成長を目指します。
◆MFS ストラテジック・グロース・ファンド
投資方針:企業の規模を問わず、成長の見込みが十分にあると考えられる企 業の株式に投資します。
*上記2商品の関係法人と商品概要は以下の通りです。
<関係法人>
(管理運用会社)マサチューセッツ・ファイナンシャル
・サービセズ・カンパニー
(元引受会社)MFS ファンド・ディストリビューターズ・インク
(保管会社)ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー(受益者サービス代行会社)MFS サービス・センター・インク
(日本における販売会社・代行協会員)マネックス証券株式会社
<商品概要>
米ドル建/オープンエンド契約型外国投資信託 米国籍
お申込み単位:当初・追加申込み 10口以上10口単位
お申込み手数料:10口〜1万口未満 2%、1万口以上〜5万口未満 1%、 5万口以上 0%
中途換金:10口以上10口単位で買い戻し請求が出来ます。原則としてお申込み日の翌営業日が約定日となります。
・お申込みの際は「目論見書」をご覧下さい。
・本ファンドは株式など値動きのある証券(外国証券には為替のリスクもあり ます)に投資し、基準価額は変動します。したがって元本が保証されている ものではありません。
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<マネックスメールを解除したい時は>
・弊社に直接申し込まれたお客様
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・まぐまぐ、Macky!、Pubzineご利用のお客様
解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。
▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID 0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID 002140)
何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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マネックスからのご留意事項
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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。