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マネックスメール(第267号 2000年9月6日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
投資信託情報
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ひまわり解説〜社員勉強中〜
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またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/j/monexmail/backno/backno.html
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
東芝などの牽引銘柄が続落し、市場全体も反発力の乏しい相場。
日経平均 16399.87(▲ 52.40)
TOPIX 1484.24(▲ 6.80)
単純平均 592.98(▲ 3.20)
東証2部指数 2486.30(▲ 21.26)
日経店頭平均 1696.04(▲ 8.86)
東証1部
値上がり銘柄数 435銘柄
値下がり銘柄数 811銘柄
変わらず 161銘柄
比較できず 7銘柄
騰落レシオ(25日) 87.64%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行 指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 522.29(百万株;概算)
売買代金 738315(百万円:概算)
時価総額 4024174(億円:概算)
為替(17時現在) 105.75円
途中何度か反発力を試す局面はあったものの、買いが続かずに上値の重い展開となってしまいました。日経平均の16500円という節目で買いが途絶え、売りが増加するという値動きになってしまい、結局続落で取引終了となりました。
日経平均は何度か戻りを試しましたが、相場牽引役を務めていた東芝(6502)、NEC(6701)などが終始軟調な展開となってしまいました。前日各々大台を割り込んでしまいましたが、本日はともに大台回復という兆しもなく軟調な値動きでした。牽引役不在の相場展開となってしまい、16500円という節目を突破できない相場でした。
金曜日に先物、オプションのSQを控えていることで警戒感が強まっています。本格的な売買は手控えられ、様子見気分の中で方向感の乏しい1日でした。東芝、NECなどの日経平均採用銘柄は手掛け難く、SQの影響を受け難い銘柄などを短期的視野で売買が行なわれるという相場内容でした。
物色対象もSQ前独特ともいえる展開です。短期的視野での物色という雰囲気を強め、日計り狙いが中心です。賑わっている銘柄に対しても、早めの手仕舞い売りが出ており、荒い値動きとなる銘柄も見られます。SQ前日の明日の相場では、この短期物色という雰囲気をさらに強める可能性もあります。
前日終値を挟んで狭いレンジでのもみ合いで終えました。チャート的には辛うじて基準線の水準で下げ渋りといった形になっています。あまり方向感は掴めないチャートではありますが、SQ通過後の来週月曜日から基準線が上昇を始める見込みで、結局SQ通過待ち、SQ前は売買を控えるという動きに拍車をかけてしまいそうな形です。
◆個別銘柄◆
東芝(6502) 983円(▲16)
前日1000円の大台を割り込み、本日も続落。本日の値動きでは、大台回復を試す局面もなく取引終了という感じになってしまいました。方向感が乏しく小幅安という同社の相場は、そのまま相場全体の値動きという印象になっています。
NTTドコモ(9437) 298万円(△6万円):1株単位
ハイテク株中心とした相場上昇の流れに完全に乗り遅れていましたが、市場全体が調整色を強める中で今週に入って静かに値を上げています。ただザラバ高値でも300万円という大台には届かず、上値の重さも感じられます。大台を一気に回復できれば調整している東芝などに代わり、牽引役として注目を集める可能性はありそうです。
三菱電線(5804) 392円(▲1)
光ファイバー関連で今週に入って物色されていましたが、利益確定売りが本日先行して冴えない展開となりました。朝方は大きく値を上げる局面もありましたが、前日の高値を越えられなかったことで手仕舞い売りも誘った模様です。
東芝機械(6104) 625円(▲11)
今週に入って最大の個別材料株である三菱電線に代わり、目先筋の物色を集める場面もありました。前場の大幅続伸から、後場は一転して手仕舞い売りで下げに転じています。物色が継続しないSQ前独特とも言える展開でした。
郵船(9101) 497円(△16)
欧州向けコンテナ船の運賃値上げ報道などから、業績急回復期待もあり物色されました。ただSQ前で物色材料に困った目先筋が短期的視野で物色したという雰囲気も強くなっています。三菱電線、東芝機械、そして海運株と乗り換えて行った目先筋も多く、新たな物色材料が出てくれば手仕舞い売りに変わる危険性もありそうです。
ヤマト運(9064) 2440円(△80)
今週に入って売買高を増加させて上昇。市場の一部では新規に日経平均に採用されるという思惑が働いている模様です。指数に採用されるか否かは、全く事前にはわからず物色材料に困った目先筋の売買が中心と思われます。
古河電(5801) 3400円(△100)
電線株の中で先駆して値を上げた同社でしたが、このところ三菱電線の急騰などがあり調整色を強めていました。三菱電線がやや伸び悩みを見せ始めたことで、同社への物色回帰という動きも一部に見られましたが、SQ前で本格的な売買は控えられており、追随買いは限定的なものにとどまり伸び悩み。
三井金(5706) 899円(△31)
ほぼ10年ぶりに900円台を一時回復しました。非鉄市況の上昇や、連結PERが30倍台で割安感という声も出ていました。また同社を始めバイオ、金関連の銘柄が過去にもSQ前に買い進まれたこともあり、この経験則から物色されている一面もありそうです。
アバール(店6918) 1230円(△180)
ニコン向けの半導体製造装置向け制御モジュールの大手企業で、半導体関連の出遅れ銘柄と言う位置付けで物色されてストップ高。またSQを控え、この影響を受け難い店頭市場などの銘柄を物色する動きも加わっている模様です。
<各社のニュース・リリースなど>
ユニシス(8056)
ジェネシスジャパンと、CRM分野でのビジネス拡大を目的としてVAR契約を締結したと発表。ジェネシスの全製品群の販売とサポートを開始した。
NTT(9432)
ネット上で地域に密着した情報を簡単かつリアルタイムに発信できるとともに、地理情報システム(GIS)と連動させることによりインターネット利用者がそれらの情報を表示された地図上から簡単に検索・閲覧することができる「地図連動型Web-DBアプリケーション」を開発した。
日立(6501)
小型生化学自動分析装置「7080形」を製品化。血液や尿中の酵素・脂質・糖などの成分濃度を測定する生化学自動分析装置として、稼動状態を遠隔地からリアルタイムで把握できるリモートサポートサービス機能を搭載するなど、信頼性や経済性、操作性の向上を図ったという。
オリンパス(7733)
輸血用血液製剤と患者血液の輸血適合検査をより確実に簡単に行うために、ABOおよびRh0(D)血液型の異型確認と互いの血液の適合性を確認する交差適合試験を1枚のカードで同時に実施できる「マイクロタイピングシステムクロスマッチカード(モノ)」を発売する。
ヤマハ発(7272)
電動ハイブリッド自転車「パス」や電動アシスト車いすユニット「JW−2」に使われているパワーアシストシステムを装備した介助用車いす「タウニイパス」を新たに開発し、2001年3月より発売すると発表。
インターQ(9449)
ドメイン名登録サービス「お名前ドットコム」で、日本のJPドメイン登録ができるようになったと発表した。代行手数料は3万円。
三菱電(6503)
パルス放電式プラズマ脱臭の空気清浄機を発売する。プラズマ発生部での強い電界と活性炭によりタバコのニオイ主成分であるアセトアルデヒドやアンモニア、さらにはシックハウスの原因物質の一つであるホルムアルデヒドなどの有害ガスを脱臭・分解。
シチズン時(6892)
ベネトンブランドの腕時計を25種類発売する。電池交換不要の光発電「エコドライブ」を搭載した。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高 大倉電(6851) +16.37 △37 263 622 サイゼリヤ(7581) +9.32 △550 6450 42.5 セガ(7964) +9.01 △100 1210 1155.8 洋ラジ(7236) +8.91 △36 440 364 住江織(3501) +8.26 △9 118 79
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 日栄(8577) −10.42 ▲125 1075 276.4 東京日産(8291) −7.73 ▲16 191 5 アコム(8572) −7.33 ▲650 8220 120.8 藤井(8100) −7.14 ▲5 65 19 三菱ガス(4182) −6.81 ▲22 301 1002
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比 新日鉄(5401) 16854 197 △1 東芝(6502) 13336 983 ▲16 Jエナジー(5014) 9774 120 ▲5 日立(6501) 8643 1201 ▲19 川鉄(5403) 8125 133 ▲2 商船三井(9104) 7700 233 △15 東芝機(6104) 7122 625 ▲11 富士銀(8317) 6989 729 ▲8 住金鉱(5713) 6860 607 ▲8 三菱電(6503) 6741 991 ▲9
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比 NTTドコモ(9437) 44448 298万円 △6万円 ソニー(6758) 25621 11330 ▲290 武田薬(4502) 22726 5880 ▲60 ソフトバンク(9984) 22228 13990 △590 NTT(9432) 17323 126万円 ▲3万円 東エレク(8035) 17309 13650 ▲670 古河電(5801) 17231 3400 △100 トヨタ(7203) 15563 4450 ▲40 京セラ(6971) 13929 18910 △480 松下(6752) 13508 2750 △40
============<投資信託情報>===============
「ザ・ファンド@マネックス講演会」
7月末にファンドの設定を記念して行われた講演会の内容を掲載しております。今回は質疑応答で出た主な質問とその回答を掲載いたします。
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最終回 参加者からの質疑応答
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質問者:色々事業戦略など、企業選別の仕方のお話がありましたが、もう少し深く、企業のどんなところに着目しているのか教えてください。
佐久間氏:企業の成長の源泉はやはり売上高だと思っています。
特に今はデフレの時代で、インターネットの普及による利益率の圧縮、つまり消費者優位になってきているんですね。そんな中でどれだけ利益率を高めながら、いかに売上を伸ばせるか結果的にシェアを伸ばせるかが重要です。
もう一つは、日本はいらない資産が非常に多いので、資産効率なども見ます。
質問者:マネックスさんは、投資対象となりうるんですか?(笑)
佐久間氏:いや〜、それは・・・
私は日本でこんなに早くネット証券が浸透するとは正直思っていませんでした。先日サンデープロジェクトですか、松本さんがしゃべっていた時も「随分大風呂敷広げてるな」と思ったくらいで。
ネットでの金融取引はものすごいスピードで拡大してきましたよね。そんな中でマネックスさんは、コストの使い方が非常にクレバーだと思います。
それからマーケティングがうまいですし、まあなんといってもコスト管理にキビシイですから。
ここまでにしておきましょう。(笑)
松本:申上げられる範囲で言いますと・・・我々は一番最初に手数料を一番下げましたよね。
今の時点で手数料を下げるということは差別化戦略ではなく、単なる選択なんです。というのも、やる気になればどの会社も明日から下げられますから。
今マネックスは実効レートでいうと多分一番安いと思いますが、我々の一番大きなアドバンテージは「ビジネスを始めた日から一番安い手数料でやってきた」ということ。当然それに見合った低いコスト構造を節約しながら作ってきました。
他社も今後手数料を下げることはできますが、コスト構造を変えることは非常に難しいと思います。
これだけは大きなアドバンテージだと言えます。
質問者:ザ・ファンド@マネックスですが、手数料は確かに安いですがやはり信託報酬が高いと思います。これについてはどうお考えなのですか?
松本:販売手数料というのは今後かなり安くなっていって、マネックスでも信託報酬のみになっていくと思っています。
そもそも何のために手数料を払っているかを考えた時に、信託報酬というのはDKAや佐久間さんが様々なリサーチや情報開示、経営者に会えるとか分散投資ができるといった、個人投資家に対して比較優位性のあるものに対して払うお金なんです。一方で我々のようにオンラインでやる場合は販売にはほとんどコストがかからない。このように、意味のあるものに払うお金と意味のないものに払うお金は結果的に随分差が出てくる。
今回我々はファンドマネージャーと投資家をつないだり、色々な形で新しいチャレンジをしていくので、2%を正当だと考えています。(販売手数料ほど)信託報酬というのは今後下がらないと思います。
(終わり)
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DKA株式オープン 最新銘柄組入れ状況
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組入銘柄上位10社
1.コーニング(外国株式)
2.住友電工
3.サン・マイクロシステムズ(外国株式)
4.NEC
5.CTC
6.京セラ
7.古河電工
8.ブロードコム(外国株式)
9.ヤフー
10.NTTドコモ
(9月1日現在、DKAディスクローズ資料より)
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投資信託基準価額(9月5日現在)
ザ・ファンド@マネックス 10,519(−106)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(9月5日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・スモールキャップ・インデックス 25.24(−0.13) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 21.42(−0.21) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 38.18(−0.54)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月6日 <郵便局に替わる その2>
オンライン証券が郵便局に替わる国民的金融インフラになり得るという私の考え(と言うか夢でしょうか)の説明の第2弾を今日は書きます。(第1弾は店舗数の議論でした。)
郵便局は今までとても有利な金融商品を提供してきました。国のリスク、いわばノー・リスクでありながら、他の金利商品と較べてもそれなりに良いリターン(利率)を生む郵便貯金という商品です。これは「リターンがあればそれに見合ったリスクがある」という金融の原理から見ると「良すぎる」商品です。一方、郵便貯金事業は99年度に単年度で1兆8750億円の赤字を計上しました。この2つを直接結びつけるには無理があるかも知れません。しかし財政投融資という仕組みが制度的に多くの問題を抱えて来ていることは周知のことと思います。
無闇にバランス・シートを大きくしたツケは、いつか誰かが払わなければ行けません。マクロ的に見て、いつまでも郵便局が巨大にかつ有利な商品を提供できるとは私には考えられません。これがいずれ郵便局が相対的にその地位を他の民間金融機関に譲って行くと考えるもう1つの理由です。
=============<編集長の独り言>=============読者の方から少し前に、折りたたみ自転車を購入され、またこれが密かなブームというメールを頂きました。このコーナーでも、私達が見慣れた形とはやや異なるタイプの自転車が販売され、さらにそれを改造して高齢者をターゲットとする企業が現れたこともお伝えしました。
本日のワールドビジネスサテライトでは、”ローテク王自転車21世紀的生活”というタイトルで自転車特集が放送されるようです。番組の説明には、中高年の熱い視線が集まる、また自治体や意外な企業もブームに便乗し始めたとも書かれています。そして21世紀の自転車生活を探る、という番組です。
ちょっと興味をひかれてしまうのは私だけでしょうか?
ちなみに弊社内でも最近ちょっとした自転車ブームが起きている模様です。これが”自転車ブーム”の波に乗っているのか、”中高年の熱い視線”という世代に社員が到達しているのかは私には明言できませんが。
またこの後に週1回のひまわり解説を掲載しています。第2回のひまわり解説に対するメールが少なく、本人はちょっと落ち込んでいました。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp
===========<ひまわり解説〜社員勉強中〜>=========9/4のマネックスメール個別銘柄で、
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富士銀(8317) など
みずほグループに統合されるため、9/22に一旦上場廃止となります。3行とも日経平均採用銘柄となってますが、先物と現物株ポートフォリオの関係で先付けでこれら3行を外す動きも出ています。特に8日にSQを控え、この時までにポジションを整理する動きで売りが断続的に出ています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
というコメントが載っていました。第3回ひまわりは、これについての解説です。「SQ」も絡み、かなりハイレベルな題材です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
9月28日、富士銀行・第一勧銀・興銀の3行が、「みずほグループ」に統合されます。この統合により、市場に色々な影響が出てきます。
まず、上記3行は全て日経平均採用銘柄です。225銘柄ありますが、3銘柄が1銘柄になりますので新たな2銘柄が加わる予定です。
(225銘柄の入れ替え)
?現物株のみを持っている人について
日経平均に連動するポートフォリオを持っている場合、この3銘柄が統合されることにより、当然持たなければならない株式構成が変わってきます。(同じものを3つ持っていても意味がありません。余ってしまい、指数に連動しないポートフォリオになってしまいます。連動させる為には、このいづれか2銘柄をはずして新たな日経平均2銘柄を構成に入れる等再構成が必要です)。よって富士銀・勧銀・興銀の3行いづれかが売られます。
?現物株と先物と両方取引している人について(=裁定取引など)
日経平均採用の現物株と、日経平均先物を絡めたポジションを持っている投資家も、現物と先物2種類の連動性を維持する為に、現物株の銘柄を入れ替える必要が出てきます。よって?と同様、現物の富士銀・勧銀・興銀の3行いづれかが売られます。
?、?による売りは、225銘柄の入れ替え日に行われます。ここまで「統合」による影響です。
これに加えて、9/8にSQがあります。現在持っている先物の清算日です。3行の統合前に「SQ」=清算日が到来するのです。
通常:SQ間近の市場動向は、9月の先物から12月の先物へと銘柄を入れ替えて継続となるパターンが多いそうです。現物株の構成は変えず、単に清算日を延長するようなものです。ですから通常のSQでは事前に言われているほど市場が影響を受けないのは、この延長=繰り越しともいえる売買が行なわれて先送りされるためです。
今回:SQ直後に統合がある為、225銘柄の入れ替えにあわせて現物株の構成を入れ替えます。通常のSQでは先物の入れ替えだけで、現物株はそのまま継続しますが、今回は確実に現物株も銘柄入れ替えという作業が発生します。これが今回についての特殊要因です。
?この特殊要因で入れ替えをする投資家は、次回のSQへ繰り越しを行なわず、8日のSQ迄に一旦ポジションを解消し=現物、先物ともに清算し、入れ替えた後の日経平均新225銘柄にて、新たなポジションを持とうという考えの方たちです。今後を考えての動向です。
?又、今までの先物取引・裁定取引で計算されていた利益を確実に手にする為に、ポジション整理をする意味もあります。今回のSQで解消・清算し、利益を確定しておきます。そうしないと、銘柄入れ替えに伴う削除銘柄、新規採用銘柄が乱高下となった場合、思わぬ損失を抱えてしまう可能性がある為です。
?更に、ポジション整理の意味はもう一つあります。入れ替えによる混乱を懸念している為です。統合による入れ替えと同時に、定期的な日経平均の銘柄入れ替えも行なわれるとの見方もあります。この点はどうなるのか予想つきません。しかし今年の4月に225銘柄の約1割が入れ替えられました。その時市場は大混乱に陥りました。その教訓があるので「入れ替えによる混乱」に備えてポジション整理をしている部分もありそうです。(防災訓練のようですね)
<まとめ>
3行統合、日経平均銘柄の入れ替え、SQ、入れ替えによる混乱、これらが要因で、富士・勧銀・興銀を売る動きが出てきている、ということでした。今回のSQは、特殊要因が重なり今後の予想は難しいそうです。
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<参考>
3行が一旦上場廃止となるのは9/22。
統合して「みずほホールディングス」として上場する日は9/28。
何日間か空白があるようです。この空白期間は売買不可能です。
統合比率は、1:1:1です。
3行が上場廃止となり「みずほ」として入れ替わります。手持ちの株が無くなる訳ではありませんのでご安心下さい。
3行が、日経平均採用銘柄から外れる日付は未定。又、新規2銘柄も未定。故に銘柄入れ替えの日も現時点では未定です。
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<感想>
今回は、かなり難しく逃走してしまおうかと思いました。とりあえず、まとめられてよかったです。かなり複雑なので、ご理解いただけたものかどうか心配です。?あたりから一時理解容量オーバーに陥ってしまったひまわりですが、先輩方のご協力を得てなんとか出来あがりました。よろしくお願いします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皆様からの率直なご意見、ご感想、取り上げて欲しい題材お待ちしております(どうぞ易しい題材でお願いします)
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「SQ」「日経平均採用銘柄」「先物」「裁定取引」等の証券用語は、弊社HPのHELP・用語集・マネックス用語集に説明してありますのでご覧下さい又、FP教室でも説明がありますので活用して下さい。参考になりますよ。<マネックス用語集>
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HLP/HLP_VQandA_GFrm.html<FP教室>
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/FPN/FPN_VOpening_GFrm.html
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