マネックスメール 2000年10月24日

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マネックスメール 2000年10月24日

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 マネックスメール(第299号 2000年10月24日夕方発行)
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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 展示会・イベント情報
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
売り買いともに材料難で、上下とも動けずもみ合いのまま終了。

日経平均   15148.19(△ 50.23)
TOPIX   1418.41(▲  4.43)
単純平均     562.04(▲  0.37)
東証2部指数  2254.78(▲  2.15)
日経店頭平均  1472.98(▲  5.15)
東証1部
 値上がり銘柄数    637銘柄
 値下がり銘柄数    601銘柄
 変わらず       172銘柄
 比較できず        5銘柄
 騰落レシオ(25日) 78.20%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     384.17(百万株;概算)
 売買代金    534554(百万円:概算)
 時価総額   3874341(億円:概算)
 為替(17時現在)   108.13円

 1日を通して手掛り材料難の相場展開で、上下ともに動けない相場となってしまいました。朝方軟調な展開となる場面がありましたが、15000円の大台近辺まで値を下げると押し目買いなどで下げ渋り。反対に前引け間際に値を上げましたが、更なる上値を買い進むだけの材料もなく伸び悩み。結局前日終値を挟み、上下とも小幅レンジでのもみ合いで終了しました。

 とりあえず、今週に入ってから日経平均は15000円という大台を割り込まず、下値は固まりつつある雰囲気を強めています。そういう意味では方向感の乏しい相場展開ながら、徐々に明るい雰囲気を強めつつある相場でもあります。

 上値を積極的に買い進めない最大の要因は、まだ各企業の決算発表が出揃っておらず、この点からすべての銘柄を無条件では買い進めないという状況です。買い進める銘柄が限定的となり、これでは指数上昇には繋がり難くなってしまいます。また指数が上値の重い展開を続ければ、好業績を材料に買い進まれていた銘柄も利益確定売りなどで伸び悩むという相場になっています。

 昨日賑わった電線株への物色意欲も継続して始まりましたが、後半は息切れという展開になってしまいました。指数が上値の重い展開を続けたことで電線株だけ上値を追うというムードにはなりませんでした。前日の上昇で上場来高値、年初来高値を更新していたこともあり、利益確定売りが後半優勢となってしまいました。

 チャートをみても、ここ数日は下降中の転換線に上値を押さえられる形が続いています。この転換線は明日以降も下降する見込みです。下値不安は徐々に解消されつつあるものの、上値抵抗ラインは突破できない状況です。明日以降、富士通(6702)、NEC(6701)、ソニー(6758)などハイテク株の決算発表が連日予定されており、この決算発表待ちと言った雰囲気です。
◆個別銘柄◆
古河電(5801) 3550円(▲60)
 前場は続伸歩調となっていましたが、後場に入って徐々に利益確定売りが増加して結局反落して大引け。市場全体に上値を買い進み難いというムードが強まり、前日上場来高値を更新した同社などにも利益確定売りが出た模様です。
NTT(9432) 97万円(▲9千円):1株単位
 政府保有株の売却価格が前日取引終了後に発表されました。市場では放出価格発表が下げ止まりのきっかけという期待があった模様です。しかしデジタル加入者線の参入妨害の疑いで公取委が調査に入るという報道もあり、引き続き様子見気分を強めてしまいました。

光通信(9435) 2080円(△100):100株単位
 前場は大幅安となり上場来安値を更新。しかし後場に入って切り返す展開となり、2000円の大台を回復。明日に8月期の決算発表を控えており、売り方が一旦利益確定の買い戻しを行なった模様です。明日の発表内容次第ではまだ波乱の展開も予想されそうです。

コニカ(4902) 947円(△46)
 先週デジタル家電関連銘柄として急騰、その後は調整局面を迎えていました。この調整局面において、ほとんど株価が下落しない時間だけの調整という底堅さを見せ、再び物色対象とされた模様です。

日揮(1963) 740円(△30)
 市場全体が方向感を取り戻さないことで個別材料株としての人気は継続。しかし既に大きく値を上げていることもあり、手仕舞い売りも出易い株価水準です。本日も前場は非常に荒い値動きを演じ、後場に入ってからは材料難からジリ高歩調。

藤沢薬(4511) 3100円(▲200)
 新薬の開発中止で売り込まれた後、徐々に値を戻していましたが、本日リバウンドしていた値幅を1日で帳消しにする下落。医薬品業界にとって、新薬の開発中止は業績面で先行き大きな不安に繋がり、改めて売りが出たと言う雰囲気でした。

同和鉱(5714) 470円(△15)
 携帯電話向けの電子材料好調などを背景に、低位好業績銘柄として物色継続。連日の年初来高値更新となっています。もともと相場が方向感を失った時に個別物色の対象となり、値を飛ばすことも多く、その連想から買いを誘っている部分もありそうです。

日酸素(4091) 402円(△80)
 低位好業績期待の銘柄として物色されました。また大和総研が本日のレポートで投資判断を“A”としたことも買い材料に。

川鉄(5403) 118円(▲4)
NKK(5404) 68円(△4)
 一部で両社が共同持ち株会社を設立という報道があり、前場はともに売買停止処置。経営統合、合併などは現時点で何も決まっていないとこの報道を否定するコメントを発表。後場取引が再開されましたが、特に材料視されず。
<今週主な中間決算発表予定>
25日 光通信(9435)、ファナック(6954)、富士通(6702)26日 NEC(6701)、三菱マテ(5711)、ソニー(6758)27日 東芝(6502)、住友電(5802)、三洋電(6764)
 など(日経新聞より)

<各社のニュース・リリースなど>

セガ(7964)
 家庭用テレビゲーム機「ドリームキャスト」に関する製品を扱うネットショッピングサイト「ドリームキャスト・ダイレクト」の今年の売上が、4月〜9月までの半年間で7億円を越えたことを発表した。昨年の2倍のペース。
ソニー(6758)
 新型ノートパソコン「バイオQR」の詳細仕様を発表。モバイルインテルCeleron500MHz、64MBのSDRAMと10GBのHDDを搭載し、11月18日に発売。

富士通(6702)
 発注・検品・棚卸用のアプリケーションをプレ・インストールしたスキャナ一体型ハンディターミナル「TeamPad100」を発売する。3年間で8万台の販売を目指す。

東芝(6502)
 中国で、配電自動化システム製造の合弁会社「珠海許継芝電網自動化有限公司」を設立した。2004年度には10億円規模の売り上げを見込む。

沖電気(6703)、東芝(6502)
  沖電気工業の放送局向け無線伝送事業を東芝に譲渡することで基本合意。来年4月1日が譲渡日となる。

テレ朝(9409)
 携帯電話向けのコンテンツを11月より有料化する。iモードやJスカイなどに対応したコンテンツを月額280円で提供する。

三洋電(6764)
 まな板や包丁を乾燥した時に出てくるいやなニオイをとる「光触媒脱臭フィルター」を搭載した食器乾燥器を発売する。定価2万円。

日本タイプライター(6431)
 表示板や銘板を簡単に、その場で製作できるプレートプリンタ「MARK300」を発売する。多様な部材、さまざまな用途に対応し、プレートを使った表示板や銘板の製作が可能。

ローランド(7944)
 MIDI音源とUSBデジタル・オーディオを一体化させた新しいコンセプトのコンピュータ・ミュージック用新音源「サウンド・キャンバス・デジタルSC−D70」と、同音源を内蔵し本格的なデジタル・スタジオを実現するパッケージ・ソフト「ミュージ郎デジタル・スタジオDTM−MR70W」を発売する。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 日酸素(4091)  +24.84   △80  402  4537 エンプラス(6961)+11.26  △500 4940  38.5 アイネス(9742) +10.78  △145 1490 448.5 赤井電(6802)  +10.00    △1   11  1152 ニチユ(7105)   +9.29   △17  200     3
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 千代建(6366)  −10.53    ▲8   68  1067 CSK(9737)   −9.28 ▲179 1750 1369.9 良品計画(7453)  −8.59  ▲610 6490 111.3 ヨーカ堂(8264)  −8.24  ▲450 5010   867 ジーンズメイト(7448)−8.07  ▲71  809  30.1
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 NKK(5404)       8076    68      △4 三菱レ(3404)       7958   399     △12 新日鉄(5401)       7255   181      ▲2 古河電(5801)       7097  3550     ▲60 日産自(7201)       5979   672      △5 川鉄(5403)        5589   118      ▲4 日揮(1963)        5512   740     △30 三菱重(7011)       5432   421     ▲17 ブリヂストン(5108)    5063   994     △24 三洋電(6764)       4912   991     △16
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 NTT(9432)      49830  97万円    ▲9千円 NTTドコモ(9437)   34320 293万円   ▲10万円 古河電(5801)      25675  3550     ▲60 ソニー(6758)      16001 10380    △100 松下(6752)       12184  3010     ▲40 野村証(8604)      11659  2455     △40 ソフトバンク(9984)    9467  8050    △170 京セラ(6971)       8918 13880    ▲170 住友電(5802)       7860  2080     △25 トヨタ(7203)       7695  4360     △20
============<投資信託情報>===============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザ・ファンド@マネックス 最新銘柄組入れ状況
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組入銘柄上位10社
1.CTC
2.古河電工
3.NTTドコモ
4.住友電工
5.スタンレー電気
6.ローム
7.サン・マイクロシステム(外国株式)
8.パイオニア
9.ソニー
10.さくら銀行

(株式組入比率89.77%)

運用状況に関しましてはマネックスのホームページでもご覧いただけます。
(10月20日現在、DKAディスクローズ資料より)

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 投資信託基準価額(10月23日現在)
 ザ・ファンド@マネックス            9,719(−74)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(10月23日現在、Jシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.75(+0.09) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.01(+0.12) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 20.47(−0.08) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 35.09(−0.06)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========10月24日      <簡易トレーディング・ゲーム>

トレーディングは心理戦です。(投資は違います。)トレーディングの心理のあやを簡単に、そして面白く経験できる遊びがあります。じゃんけんです。但し、何で勝ったかによって得られる点数が違います。パーなら5点、チョキなら2点、そしてグーなら1点です。単純にじゃんけんをして、単純に点数を貯めて競います。しかし負け始めるとパーで一気に勝とうとして、チョキに連敗したりします。益のあるトレーダーの余裕と、損のあるトレーダーの焦りと計算が微妙に絡み合うマーケットとそっくりです。皆さんも試されては如何ですか?なかなか勉強になります。

=============<編集長の独り言>=============少し前の調査では、若者が一番欲しい物という答えはパソコンだったと思います。今回日経産業消費研究所の調査によると、車がトップになったそうです。欲しい物のトップにパソコンがあげられ、車離れとも言える状況が続いていましたが、ようやく明るさを取り戻す時期が来たのでしょうか。ちなみに2位がデジカメ、3位がパソコンだそうです。
まあ、パソコンはある程度普及してしまったことから、欲しいという欲求を満たされた面もあるのではないでしょうか。そういう意味では消去法的な人気回復という状態もあるでしょうが、少なくとも欲しい上位に並んだことは意味があるかもしれません。欲しい物の上位が循環するということは、ひとつひとつ欲求を満たして次を求める原動力になれば。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

============<展示会・イベント情報>===========
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WORLD PC EXPOレポート
10/17(火)〜21(土)東京ビッグサイト
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●アップル(外:6689)

 おそらく、今回の展示会では最も大きなブースのうちのひとつがアップルだ。会場の真ん中に設置されたステージと、それを放射状に取り囲むデモ用のマシンが印象的なブースである。通常アップルは年に1回、毎年2月に幕張メッセで開催される「マックワールドエキスポ」に気合いを入れて出展する以外は、実はほとんどこのような大規模の出展は行わない。

 今回の目玉は、やはり来年初頭に正式リリースされる予定である次世代OS「MacOSX(テン)」の展示だ。先日、パブリックベータ版と呼ばれるまだ未完成のソフトを欧米で先行して発売したのに続き、今回は日本で初めてのお披露目ということで日本語版を展示した。会場内で日本語版の有料頒布を行う予定だったらしいが、様々な制約がありそれは別の場所(新宿)で行われた。
 MacOSXは、アップルが自信を持って送り出す次世代OSだ。今までは不安定だと言われてきたOSの根幹から改造を施し、中身はワークステーションで使われるUNIX。そのままサーバーとしても使えるOSだという。
 最も目立つ特徴は、今までのパソコンにはなかった有機的な感覚を持つインターフェイスだ。非常になめらかな動きで画面を切り替えたり、直感的に操作することができる。

 来年、アップルがMacOSXをリリースすると、ソフトや周辺機器を開発するサードパーティーが盛り上がりを見せるだろう。根本的に今までのマックとは違ってくる部分も多いので、買い換え需要が見込まれる。アップルは海外企業だが、国内メーカーの中にも対応を検討しているところが数多くある。一見すると普段日本株を取り引きしている投資家には関係のなさそうな感じもするが、2月に開催されるマックワールドエキスポに合わせて、マックに対応する製品の売り上げがある程度の比率を持つメーカーを探してみるのも、個人投資家が自ら調べられる投資のヒントであろう。

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