マネックスメール 2000年10月27日

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マネックスメール 2000年10月27日

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 マネックスメール(第302号 2000年10月27日夕方発行)
      http://www.monex.co.jp/
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「ゲームファンド ときめきメモリアル」

まずはこちらをご覧ください。
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HOM/HOM_VWhats_New1-39_GFrm.html
マネックス証券は11月9日より「ゲームファンド ときめきメモリアル」の募集を開始いたします。この投資信託は今後開発される2本のゲームソフトの販売本数に応じて償還時の基準価額が決定される日本初の投資信託です。
● マネックスに口座をお持ちで無い方 => まずは口座開設を!
口座開設には2週間程度かかる場合もございますので予めご了承ください。
● 購入をご検討されているかた => 目論見書をご請求ください!
目論見書の郵送開始は11月上旬から順次行います。

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申込み期間中に10口以上購入され、償還まで保有された投資家の全員のお名前を、ゲームのエンディングロールに記載いたします。(ただし掲載を希望される方のみといたします。)

さらに申込み期間中に20口以上購入され、償還まで保有された投資家全員にコナミ株式会社から、ゲーム発売日以降に「ときめきメモリアル3」の限定版を送付いたします。
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商品の概要はマネックス証券のホームページからご覧ください。なお、投資の最終判断は目論見書を熟読の上お客様ご自身でなさってください。

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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ふたば通信〜バイト修行中〜
 展示会・イベント情報
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
  http://www2.monex.co.jp/j/monexmail/backno/backno.html

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
週末のポジション調整にソニーの一段安が加わり下げ幅を拡大して終了。
日経平均   14582.20(▲276.23)
TOPIX   1400.27(▲  7.69)
単純平均     552.63(▲  3.31)
東証2部指数  2218.56(△  0.48)
日経店頭平均  1428.46(△  6.55)
東証1部
 値上がり銘柄数    428銘柄
 値下がり銘柄数    883銘柄
 変わらず        92銘柄
 比較できず        4銘柄
 騰落レシオ(25日) 68.19%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     507.80(百万株;概算)
 売買代金    740563(百万円:概算)
 時価総額   3824799(億円:概算)
 為替(17時現在)   108.40円

 朝方は米国株式市場、特に3000ポイントの大台を維持して切り返したNASDAQ市場の動きを好感し、買い先行で値を上げて始まりました。しかしこの時点の買いは、売り方の買い戻しが中心と思われ、ごく一部には米国市場に連動して上昇するという思惑買いもありました。

 本格的な買い姿勢が強まっていない状況では、買い一巡後に伸び悩みとなってしまいます。伸び悩みとなった株価水準も、日経平均が15000円寸前であったことも上値が重く、新規の買いポジションは取れないという雰囲気を強める要因となってしまいました。

 もともと金曜日で新規のポジション取りには消極的な日でもあります。朝方は売り方のポジション整理で買い戻し。その後は買い方のポジション整理売りという展開になってしまいました。さらに朝方上昇期待で買い先行で始めた投資家の、失望売りが加わって後半下げ幅を拡大してしまう相場展開でした。
 市場全体の買い手控えムードは継続したままですが、本日は新たな要因でさらに買い手控え気分を強めてしまいました。それはソニーの値動きです。前日中間決算を発表し、この内容を嫌気してADRは東証比で500円程度売り込まれていました。本日寄り付きから1万円の大台を割り込んで始まり、一旦はADR水準で下げ渋っていました。しかし後場に入ると改めて売り込まれ、富士通(6702)も下落に転じました。この展開でハイテク株全般は手掛け難いムードが広まり後半の下げ要因となってしまいました。

 今までは米国株式市場の動向を懸念して、ハイテク株が値を下げるという展開を続けていました。しかし本日ソニーをきっかけとしてハイテク株を手掛け難い雰囲気が高まったことは来週の懸念材料と言えそうです。来週は月末、そして3連休を控えて様子見気分が高まるところ、決算発表が出揃うまでは手掛け難いという国内要因による手詰まり相場となる可能性もありそうです。
◆個別銘柄◆
古河電(5801) 2860円(△180)
 懸念材料であった米国の光通信関連銘柄が反発したことで買い先行。ただ買い戻しが中心という雰囲気です。3000円の大台割れでは弱気派が支配する展開で、本日も大台寸前で急速に伸び悩み。

ソニー(6758) 9570円(▲780):100株
 前日の決算発表内容を嫌気、ADR市場では円換算で9800円程度まで売り込まれていました。1万円の大台割れで始まった後、ADR水準で下げ渋りを見せていた前場でしたが、後場になって失望売りなどから下げ幅を拡大。ハイテク株全般に手掛け難いムードを高めてしまいました。

NEC(6701) 2240円(△125)
 後場になってソニー主導とも言えるハイテク株の下げの中、上げ幅を拡大する値動き。前日発表した中間決算内容を評価して買いが入った模様です。
千代建(6366) 41円(▲24)
 後場に入ってから急速に下げ幅を拡大し、額面を割り込む水準まで値を下げてしまいました。取引時間内に特に悪材料は見当たりませんが、野村証券、東海東京証券などの売りが目立ちました。

ローム(大6963) 28650円(△980):100株
 連日の大幅上昇で底打ち期待も感じられるチャート展開に。2日ともザラバ中に大きな値動きとなったために、後半は手仕舞い売りで伸び悩む展開となってしまいました。米国頼りとも言える相場展開を続けており、先物の影響を受け易い東京市場を避け、大阪市場の優良株として物色されている模様。

JT(2914) 82万7千円(△1千円):1株単位
 毎日新聞に自民党が来年たばこ増税を計画中という報道、喫煙率の低下という調査結果、そして野村証券の投資判断引き下げなどもあり軟調な展開。大引け間際に急速に値を戻して終値では小幅上昇。

三洋電(6764) 850円(▲16)
 太陽光発電の出力不足に加え、一部大型冷蔵庫の扉が落下する可能性があり無償交換という発表。相次ぐ製品の欠陥に失望売りが出た模様です。野村証券などの投資判断引き下げもマイナス材料に。

スクリーン(7735) 665円(△65)
 業績の上方修正を発表、9月中間期の連結最終益を12億円から46億円とし、期末に3年ぶりの復配の方針。業績に対して素直に買いが入った相場展開でしたが、後半は手仕舞い売り、戻り売りで伸び悩み。

NTT(9432) 105万円(△4万円):1株単位
 前日に公募・売り出し株の払い込み期日が到来、100万円割れの公募価格に対して、概ね値ごろ感があり払い込みは順調に終了した模様。今後は公募株の売り圧力という懸念はありますが、100万円割れに対する需要の高さで安心感。

<各社のニュース・リリースなど>
NEC(6701)
 ターボリナックスと、来年度に技術研究組合新情報処理開発機構が実施を計画しているLinux搭載のIAサーバにおける大規模クラスタシステムの実証試験に関する技術協力を行うことで合意した。

KDDI(9433)
 共立印刷の新工場に独自の高速データ通信ネットワーク「p−ASP」を構築した。工場とKDDI大手町間に光ファイバによる6Mbpsの専用線サービスを提供し、板橋本社とKDDI大手町間ではKDDウィンスターの加入者線無線アクセスシステムFWAにより6Mbpsの高速デジタル通信サービスを提供。

NTTドコモ(9437)
 モバイル向けコンテンツプロバイダーへのコンテンツ作成・編集等のコンサルティング・ノウハウ提供及び、出資等を行う100%子会社「ドコモ・ドットコム」を設立したと発表。資本金は25億円。

山之内薬(4503)
 全農直販と、健康志向が強い20代から30代の女性向けのバランス栄養飲料を発売する。カルシウムがたくさん摂れる「ヘルシーバランス・ヨーグルトテイスト」を発売。125mlで100円。

三菱マテ(5711)
 来年4月1日付をもって子会社の菱光産業を存続会社、三光マテリアルを消滅会社として合併させると発表した。

富士写(4901)
 耐光性や色再現性の向上を図った新ピクトロ材料「Ever−Rich(エバーリッチ)」を発売する。

シチズン時計(7762)
 「エコ・ドライブ電波時計」の新製品として、クロノグラフなどを搭載した多機能モデルを発売する。11月12日から個数限定。

松下(6752)
 松下電池工業はスリムサイズで窓やドアに簡単に取り付けられ、空き巣が侵入するとセンサーの働きで約30メートル先まで届く大音量で鳴り響く、家庭用防犯ブザー3機種を11月1日から発売。

九州松下(6782)
 1台のドライブでDVD−ROMやCD−ROMの読み出しができ、CD−R/CD−RWの書き込み・書き換えができる、パソコン内蔵用12.7mm厚のスリムDVD−ROM&CD−R/RWドライブ「UJDA710」のサンプル出荷を開始した。

コニカ(4902)
 11月下旬より、アルミニウムを使用した個性的なボディスタイリングと、さらに使いやすくなった「自分撮りモード」を搭載したAPS対応全自動ズームコンパクトカメラ「コニカ Revio2」を発売する。

ケンウッド(6765)
 MDの長時間録音再生規格である「MDLP」に対応したマイクロコンポやMDラジカセの新機種を発売する。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 志村化(5721)  +15.58   △62  460  1123 三洋工(5958)  +15.55   △37  275   942 協栄産(6973)  +11.11   △35  350    41 スクリーン(7735)+10.83   △65  665  1825 東光電(6921)   +9.96   △27  298    13
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 千代建(6366)  −36.92   ▲24   41  2726 市田(8019)   −18.37    ▲9   40   573 TDK(6762)−12.72 ▲1560 10700 1873.9 フジタ(1806)  −11.76    ▲4   30   971 青木建(1886)  −11.11    ▲3   24  1441
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 新日鉄(5401)      16930   171      ▲3 三洋電(6764)      15846   850     ▲16 富士通(6702)      13457  1973     ▲77 古河電(5801)      10776  2860    △180 日産自(7201)       8837   675      △5 NEC(6701)       8834  2240    △125 東芝(6502)        6759   856      ▲3 川鉄(5403)        6323   108      △2 ソニー(6758)       6123  9570    ▲780 井筒屋(8260)       5681   171      △7
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 ソニー(6758)      59472  9570    ▲780 古河電(5801)      31012  2860    △180 富士通(6702)      27363  1973     ▲77 NTT(9432)      21083 105万円    △4万円 TDK(6762)      20628 10700   ▲1560 NEC(6701)      19812  2240    △125 NTTドコモ(9437)   17684 286万円    ▲9万円 松下(6752)       15018  3000     △15 三洋電(6764)      13373   850     ▲16 京セラ(6971)      13299 14280    △180
============<投資信託情報>===============対談:バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドの運用について

バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドのファンドマネジャーとマネックス証券社長松本大の間で、10月11日に行われた電話による対談です。
出席者
アール・E・マカボイ(M)ウェルズリーの債券部分の運用担当
ジョン・R・ライアン(R)ウェルズリーの株式部分の運用担当
マネックス証券代表取締役社長 松本大

(第3回)ウェルズリー・インカム・ファンドはどんな投資家に向いているのか

松本: それはとても一貫したアプローチですね。米国ではどんなタイプの投資家がウェルズリー・インカム・ファンドを買うのですか?

M:このファンドのターゲットの投資家は保守的で、インカムを最優先しつつ適度な成長を期待する中高齢者であると思われます。そしてこのファンドはある程度米国株式のエクスポージャーがとれ、積極的なリスクを避けたい投資家に適しています。

松本:他の米国株ファンドと比べて、ウェルズリー・インカム・ファンドのボラティリティ(価額の変動率)はどのくらいですか?

M:リスクを表す標準偏差をみると、このファンドの10年間の年率標準偏差は、S&P500インデックスが13.4であるのに対し6.9です。従って株式市場のおよそ半分くらいです。

R:加えて、債券市場と株式市場は完全に相関していないので、他と比べるとそれぞれの動きをオフセットできます。そして、たとえば、もしマーケットが企業業績に対して警戒し始めたら、株式市場に対してネガティブなインパクトを与えますが、債券市場にはかえってよい効果を及ぼします。従って2つのマーケットの相関の低さは、このファンドのリスクを下げる役割をしているのです。(続く)

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 投資信託基準価額(10月26日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           9,300(−204)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(10月26日現在、Jシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.66(−0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 22.53(+0.21) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 20.16(−0.01) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 33.71(−0.07)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========10月27日    <国会>

言った、言わない、でこの国の国会は何時間でも費やします。しかし日本は世界のGDPの25%程度を担っている経済大国です。そんなことを国会で言い合っていていいのでしょうか?東証上場企業の時価総額の和も大体我が国のGDP位の額があります。それが刻一刻と数%と言う規模で動いています。国会ではもっと真剣に議論すべきことがあると思うのですが・・。

=============<編集長の独り言>=============堀場製作所会長の堀場雅夫氏の書かれた“仕事ができる人、できない人”が話題となっている様です。先日この本を軽い気持ちで購入し、読んでみました。結構鋭い視点でなるほどと思わせる記述も多く、楽しみながらあっという間に読み終わってしまいました。その後その本は“ひまわり”へと回覧?されています。
その本の影響というか、何気ない発言等で“あの本に書いてあったできない人の言葉”という突っ込み合いを互いに行なっています。本の趣旨とはちょっと異なる使い方かもしれませんが、その後“油断できない”という点ではプラスになっているのかも。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

==========<ふたば通信〜バイト修行中〜>==========こんにちは、ふたばです。
最近すごく気になっているものがあります。千鳥格子ではありません(笑)(何のことか気になる方は10月19日「編集長の独り言」をご覧下さい)それは・・・投資信託(ファンド)です。
新しくもなければ、珍しくもないものですがちょっと特別な気がしています。
<ふたば@投資信託勉強中>
みなさんは投資をする時に、何を一番重視するのでしょうか?
ふたばは今まで「その会社が好きか?共感できるか?」を一番意識してきたのではないかと思います。そして「好き」という前提のもとに、会社の財務諸表や指標を見てその「すき」が強まったり弱まったり、という風に気持ちの流れができてきたように思います。

自分ではそれが自然で全く不思議に思わなかったのですが、必ずしも全ての人がそういったスタンスで投資をしているわけじゃないんだな、と実感する機会がありました。

実はふたばは今、“株の勉強会”に参加しています(参加者は学生)。
そこで“ファンド組む”という課題が出たのですが、当たり前のことにそんなことをするのは初めてで、どうしたらいいのか全く見当も付きませんでした。しかし、勉強会に参加するうちに“コンセプトに基づいた投資”がファンドを組む&運用することなのかな?と思うようになりました。

そして自分の会社選びを振り返ってみると、一つ一つの会社が好きかどうか?という見方はしていても、そこにあまり共通性がないことに気が付きました。でも、ファンドはそうではないんですよね。
例えばエコファンドならば、環境問題に配慮した活動を行っている企業に投資する、という明確なテーマがあり、そこから銘柄選びが始まります。

今まで、そんな当たり前のことに気づかなかったのですが、今回実際にテーマを決めてから銘柄を選ぶ、という作業をしてみて“これも悪くないな”という思いから“面白いかも”という風に気持ちが変わっていきました。

すきな会社のことは、自然にみているし、愛着もあります。
でも、すごく“大きな発見”はあまりないんですよね。それと比べて、テーマに基づいた銘柄探しには、“思わぬ発見”があります。
その感動が病みつきになるぐらい(笑)

複数の株をもつことは、投資のポートフォリオを描けるということ。その中身が、一つのファンドになるのか?複数のファンドになるのか?はたまた、ただの寄せ集めになってしまうのか?は投資する人の意識次第なのかもしれません。

    “あなたは自分のファンドを組んでいますか?”

                 ふたばファンドを組みたいふたばより−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見・ご感想、お寄せください:)
 宛先:feedback@monex.co.jp 件名は「ふたば」でお願いいたします。
============<展示会・イベント情報>===========
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WORLD PC EXPOレポート
10/17(火)〜21(土)東京ビッグサイト
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●オリンパス(7733)「一眼レフデジカメ」
 http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/E10/

 今月21日から発売が始まった一眼レフのデジカメ「E−10」を出展していた。展示ブースには実機が並べられ、自由に撮影を試すことができる。カメラマニアとおぼしき多数の観客がブースを取り囲むようにして試用していた。
 E−10は400万画素で198000円。このクラスのデジカメは長野冬季五輪で速報のために使われた当時は10倍の値段であった。その頃、20万円前後で買うことができるデジカメといえば、フジが出していた製品くらいなもので、それでも150万画素程度。それが3年間程度で、画素数は3倍・価格は1/10に下がったのであるからすごいものである。

 E−10はハイアマチュアでも満足のいく造りになっている。専用の交換レンズがあり(デジカメには普通交換レンズはない)細かい画質調整も可能。デジカメで撮影した写真はパソコンに取り込んでから加工する今までのスタイルではなく、撮影時に狙い通りの画質に最初からしてしまうマニュアル調整ができるのだ。これでもか、というくらい多機能。また、物理的にホールド感が心地良い、アルミダイキャストのボディとなっている。単に小型軽量化を追求するだけならばここまでする必要はない。あくまでも、普通のカメラからの移行もスムーズに行えるような、フィルムがデジタルに変わっただけのような印象が強く感じられる。

 価格的にも、確かにまだまだ銀塩カメラからすると高いのではあるが、決して手が届かない価格ではない。そのあたりも含め、デジカメがやがて普通のカメラを駆逐していくのではないかという意見も、あながち間違いではないとも考えられる。どうしても印画紙の写真が欲しければ、そのままプリントアウトすればいいのだ。

 カメラメーカー各社や、フィルムメーカー各社といった写真関連業種は、最近デジカメへの対応を急いでいる。まだ、ネットで写真データを送ってプリントしたり、DPE店にメモリカードを持ち込んで、といったスタイルは一般的ではないが、これも時間の問題と考えてもよさそうだ。

 インターネットが普及すると紙メディアは消える、と言われてきた。決して消えることはないかと思われるが、例えば将来的に新聞などは「お金持ちは紙の新聞をお金を出して宅配してもらう、普通の人はネットで広告入りのニュースを読む」ようになると言う人もいる。写真に関してもそのようになるかもしれない。ただ、撮影機材まで無料になるわけではないので、このあたり、ハードウェアを製造しているメーカーは、時代にさえマッチしていれば強いのかもしれない。

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