マネックスメール 2001年1月23日

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マネックスメール 2001年1月23日

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 マネックスメール(第359号 2001年1月23日夕方発行)
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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 展示会・イベント情報
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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
  http://www2.monex.co.jp/j/monexmail/backno/backno.html

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
先物主導で14000円を挟んだ攻防、現物市場は物色意欲後退の兆しも。
日経平均   13984.66(▲ 47.76)
TOPIX   1308.09(▲  4.92)
単純平均     519.90(△  0.38)
東証2部指数  1958.84(△  3.41)
日経店頭平均  1273.37(▲  2.33)
東証1部
 値上がり銘柄数    631銘柄
 値下がり銘柄数    606銘柄
 変わらず       182銘柄
 比較できず       18銘柄
 騰落レシオ(25日) 77.66%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     603.24(百万株;概算)
 売買代金    691180(百万円:概算)
 時価総額   3597473(億円:概算)
 為替(17時) 116.88円

 昨日の取引終了間際、やや不自然な展開で14000円の大台を回復した日経平均でしたが、利益確定売りが優勢という展開は続き、売り方の買い戻しも目立った動きはなく反落となりました。

 昨日引け間際、本日の前後場ともに引け間際、日経平均を上げようとする動きが感じられました。主に先物市場で売り方、買い方の攻防が演じられている状況で、現物市場での物色意欲は後退した相場とも言えそうです。

 先週相場牽引役を務めていたハイテク株は、本日も利益確定売りが優勢となり、冴えない展開となる銘柄が多く見られました。為替に関しては、榊原氏の発言で後場117円台まで円が値を下げましたが、物色意欲は回復しませんでした。ソニー(6758)が9000円という大台で上値の重さを見せた事で、ハイテク株全体に戻り売り懸念が高まった模様です。

 現物株市場では、日経平均の14000円という水準は手仕舞い売りという雰囲気が強まってしまいました。先物のみ売り方の買い戻しを狙って、値を上げる力が存在するという雰囲気です。先物主導という雰囲気を強めたことで、一段と現物市場の物色意欲は後退する悪循環ともなっている部分があります。
 先物主導の相場展開を嫌気し、現物市場では低位材料株で短期値幅取りを行なう動きが活発化しました。昭和電工(4004)、Jエナジー(5014)、石原産(4028)が売買高上位3銘柄を占めています。またオリコ(8585)、セガ(7964)など新たな材料に飛び付く相場環境も、物色の手詰まり感を表している雰囲気です。

 現物市場では実感できない日経平均の底固さとも言えそうな相場環境です。先物市場に参加している一部の投資家主導による相場という雰囲気を強め、現物株の物色意欲が後退してしまう危険性も感じられます。

◆個別銘柄◆
昭和電工(4004) 189円(△11)
 先物主導の相場という雰囲気を強め、物色対象が低位材料株による短期値幅取りという展開になりました。Jエナジー(5014)、石原産(4028)、アラ石(1603)など、少し前に賑わった銘柄を再度手掛ける展開。

セガ(7964) 1270円(△200):100株単位
 PS2へのソフト供給、またマイクロソフトの端末にもソフト供給を検討中という報道を材料に物色されてストップ高。先週の相場で、大きく売り込まれていた銘柄群が大幅反発という展開となりましたが、セガはその流れに乗り遅れていたこともあり買いを集めました。

オリコ(8585) 175円(△46)
 後場の後半、プルデンシャル生命がオリコ生命を買収するという報道。手詰まり感を強めていた相場に、新たな材料として取り上げられて目先筋の買いを集めて急伸。

NEC(6701) 2430円(▲145)
 前日ハイテク株が利益確定に押される場面でも、比較的値を保ちました。しかしソニー(6758)の値動きを見ても、戻り売り圧力が高いという雰囲気が高まり、NECにも手仕舞い売りから下げ幅を拡大する展開。

持田薬(4534) 836円(△100)
 特に目新しい材料は見当たらないという声が多い中、値動きの良さを材料に追随買いを誘いストップ高。相場全体に手詰まり感が強まった事で、目先筋は材料を確認することよりも、値動きの良さを最大の材料として買いを入れる相場環境でした。

花王(4452) 2970円(△280)
 ディフェンシブ銘柄という位置付けをされることが多い同社は、ハイテク株の出直り感から大きく売り込まれる展開が続いていました。ハイテク株が今週に入ってから上値の重い展開となった点、さらに株価の下落で同社の利益水準を評価して買いを入れ始めた投資家も出ています。

ジャフコ(店8595) 13800円(△1700):100株単位
 前日東証1部への上場を発表。ベンチャーキャピタルの東証上場は初めてという点から、上場後はポートフォリオに組み込まれる銘柄という思惑。上場後の買いを意識して、先回りで買いを入れる動きが目立ちました。

トッキ(店9813) 3580円(△480)
 次世代表示装置と期待される有機ELディスプレー製造装置の生産能力引き上げを材料に物色されました。1部市場が先物主導という雰囲気となったこともあり、影響を受け難い店頭市場の個別材料株を物色する流れもありそうです。
<プレスリリースなど>
日立ソフト(9694)、JSAT(9442)、TBS(9401)など 外食産業向けのテーブルトップステーション事業で新会社を設立。DVDクオリティの映像をファミレスや居酒屋などのテーブルに設置したTV端末にオンデマンド配信する。すかいらーく(8180)が25日より試験導入。
NTTドコモ(9437)
 米AT&Tワイヤレスに22日約98億米ドルの出資払い込みを完了した。
アライドテレシス(6835)
 米シタラ社の統合型トラフィックマネージメントツール「QoSWorks」を販売する。アプリケーションに応じて帯域幅をコントロールする製品。
NEC(6701)
 ソフトウェアの購入履歴やライセンス管理などの資産管理をネットを活用して行うサービス「ライセンスプラザ」を無償で提供する。

NEC(6701)
 NECエレクトロンデバイスはきめ細かなインバータ制御によりセットの低消費電力化を実現する32ビットRISCマイコンを発売する。

オリンパス(7733)、三井情報
 研究開発型ベンチャー「ノバスジーン」共同出資で設立。生体分子コンピューティング技術を応用し、医療・健康産業で求められる遺伝情報解析のための生体情報計測技術の開発と受託解析サービスを行う。

日立(6501)
 次世代携帯電話方式W−CDMAに対応したベースバンド・モデムLSIの試作に成功したと発表。評価基板上で高品質音声通話機能や384キロビット/秒という高速データ通信機能を確認。

オラクル(4716)
 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリと提携した。「Oracle8i」の位置情報検索機能モジュール「オラクルスペーシャル」を活用した全社規模での位置情報活用ソリューションの提供を開始。

富士通(6702)
 独SAP社とグローバルな技術パートナーである「グローバルテクノロジーパートナー契約」を締結した。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 オリコ(8585)  +35.66   △46  175  2214 セガ(7964)   +18.69 △200 1270 6704.5 洋エンジ(6330) +15.83   △19  139  8850 洋シヤタ(5936) +13.95   △18  147  6531 新東工(6339)  +13.79   △32  264    26
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 光通信(9435)   −8.93  ▲250 2550 119.5 マスプロ(6749)  −7.92   ▲87 1011     7 池貝(6102)    −7.45    ▲7   87   678 ダイジェット(6138)−7.28   ▲11  140    20 三城(7455)    −6.79  ▲200 2745  69.2
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 昭電工(4004)      30163   189     △11 Jエナジー(5014)    21158   212     △22 石原産(4028)      13976   235     △17 新日鉄(5401)      12925   193      ▲3 三菱電(6503)       9900   804     ▲40 東芝(6502)        9692   800     ▲20 洋エンジ(6330)      8850   139     △19 NEC(6701)       8735  2430    ▲145 花王(4452)        8671  2970    △280 セガ(7964)      6704.5  1270    △200
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 花王(4452)       25422  2970    △280 NTTドコモ(9437)   21657 236万円   ▲10万円 NEC(6701)      21339  2430    ▲145 ソフトバンク(9984)   21225  5210    ▲220 ソニー(6758)      18475  8750    ▲120 野村証(8604)      14517  2340     △90 トヨタ(7203)      14500  3830     ▲60 富士通(6702)      12447  2045     ▲65 キヤノン(7751)     12132  4470    ▲140 NTT(9432)      12017  84万円    ▲2千円
============<投資信託情報>===============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザ・ファンド@マネックス 最新銘柄組入れ状況
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組入銘柄上位10社
1.京セラ
2.住友電工
3.富士写真
4.NTTドコモ
5.CTC
6.東エレク
7.ローム
8.セブン−イレブン
9.リコー
10.パイオニア

(株式組入比率90.21%)

運用状況に関しましてはマネックスのホームページでもご覧いただけます。
(1月19日現在、DKAディスクローズ資料より)

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 投資信託基準価額(1月22日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           8,315(−72)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(1月22日現在、Jシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.07(+0.04) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.72(+0.08) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.36(−0.03) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 27.36(−0.09)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========1月23日    <株価対策提案 その1>

政府は金庫株とかいろいろな株価対策を考えているようですが、そんな小手先の対応よりも構造的な対処をすべきだと思います。私の一押しは単位株制度の改善です。株式分割、或いは単位の括り替えの際の一株・一単位当り最低純資産額50000円の制限を500円とかに書き直すだけです。個人金融資産に占める株の割合は日本で10%弱、アメリカで40%弱ですが、この差の一番大きな原因は日本では一株買うのに何十万円もするのに、アメリカでは数千円から買えることにあると考えています。
日本でも数千、数万円から株が買えれば、競馬や宝くじに行っているお金も含めてもっと多くの個人のお金が株式市場に向かうことでしょう。日本とアメリカでは30%も違う訳ですが、仮に10%だけでも個人のお金が預貯金から株に移るとそれは140兆円の純粋な資本の流入になります。東証上場企業の時価総額の和は約380兆円。140兆円というとその3分の1を超えます。これだけの資本が移動すれば単純に計算しても平均株価は20000円に行くでしょう。様々な影響も考慮すると2万数千円にも達するのではないでしょうか。政府は何でしないのでしょう?

=============<編集長の独り言>=============コンバース、米スポーツシューズの大手メーカーの同社が、事実上倒産したそうです。
ここ数年の人気商品はナイキなどが占めており、あまり名前を聞く機会もありませんでしたが。私の世代であれば、コンバースの“ALL STAR”は、高校時代などは定番商品のひとつでもありました。ハイカット、ローカット、どちらを選ぶかなど、高校時代に店頭で友人達と話した思い出もあります。絶対にハイカットの方がカッコイイと言い張った友人もいましたが、ハイカットはすぐに脱げない、すぐに履けないという問題も。靴を脱がなければいけない場所(ボーリング場など)では、わざとみんなで急いで靴を脱いだり、履いたりして、時間のかかるその友人をからかったものでした。
数年前に突如この時のことを思い出し、当時履いていた”黒のALL STAR ローカット”を購入しました。休日に時々履いて出かけたりはしていたのですが。
そういえば、昨年秋に久しぶりにテニスでも!と思いテニスシューズを出したら、靴底の樹脂部分がすでに劣化しており、崩壊するように壊れました。これもコンバース・・・。今を暗示していた、はずはないですよね。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

============<展示会・イベント情報>===========−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本全文具紙製品見本市JASPEX2001レポート
 1/11(木)〜12(金)
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●マックス(6454)「カードプリンタ名刺工場」

 パソコンの普及とともにプリンタの価格も下がり、オフィスにはレーザープリンタ、家庭にもインクジェットプリンタが設置されている。共に高画質で、文字だけならば商用印刷クオリティに近いものが実現できている。

 それと同時に、名刺を自作する人も増えてきた。だが、クオリティは高いものの、あからさまにプリンタで印刷したのがわかってしまう。また、大量に作る場合は商用印刷をしたほうがコストが安い。このあたりは、使う名刺の量にもよるのだろうが、名刺印刷を扱う店があまり減っていないように見えるのはニーズがまだまだあるからだろう。

 しかし、企業の規模にもよるが、自社でプリンタを使って印刷したほうが安くあがる場合もある。だが、デザインを含めた名刺作成までを自社内でやるとなれば、文字配列をどうするか、などいろいろ考えないといけないことも多い。
 そこで同社がこのたび登場させたのが、「カードプリンタ名刺工場」だ。机の上に置けるコンパクトなプリンタで、すぐに使える名刺作成ソフトが付いている。このソフトをパソコンにインストールし、プリンタとつなげるだけで、簡単に名刺作成が可能になる。従来、70〜80万円ほどしていたものを、このたび33万円で登場させた。

 パソコンで文字をレイアウトし、必要であれば企業のロゴマークや写真なども取り込むことができる。モノクロからフルカラーまで対応しているので、顔写真を入れることもできる。

 実際の印刷見本を見たところ、モノクロのものに関しては商用印刷と遜色のない素晴らしい出来だった。これは、レーザーやインクジェットではなく、専用のインクリボンを使っているためで、熱溶融されたインクが紙にしみこむためだそうだ。このリボンを交換すれば、単色カラーロゴや、フルカラー写真を入れることができる。

 印刷コストは、1枚約4.5円。1箱100枚入りで450円程度だそうだ。また、印刷スピードは単色で1分間に約16枚。急ぎの時で名刺が足りなくなってもパソコンから過去のデータを呼び出してセットすればすぐに作れる。
 同社では、これを企業だけではなく、文具店などにも設置し商売のラインナップに加えてはどうかと提案していた。コストの安いスピード名刺が簡単に作れ、アイドリングタイムの多いパソコンの活用にもつながる。

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