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マネックスメール(第358号 2001年1月22日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
投資信託情報
ファンドマネージャー佐久間康郎氏の相場の見方
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
展示会・イベント情報
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またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
値上がり銘柄数は少ないものの、日経平均は後半上昇して14000円台回復。
日経平均 14032.42(△ 43.30)
TOPIX 1313.01(△ 0.22)
単純平均 519.52(▲ 1.25)
東証2部指数 1955.43(▲ 8.09)
日経店頭平均 1275.70(△ 0.31)
東証1部
値上がり銘柄数 575銘柄
値下がり銘柄数 698銘柄
変わらず 149銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ(25日) 76.37%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行 指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 564.10(百万株;概算)
売買代金 763555(百万円:概算)
時価総額 3611007(億円:概算)
為替(17時) 116.85円
先週値を上げ、相場牽引役を務めていたハイテク株が、軒並み利益確定売りに押されて弱含みとなり、ジリジリと値を下げていく相場展開が大引け間際まで続いていました。
朝方為替が116円台前半まで進んだことも、本日ハイテク株を手掛け難い雰囲気を強める要因のひとつでした。金曜日に9000円の大台をやっと回復したソニー(6758)も、戻り売りからあっさりと大台を割り込む展開となり、本日主力ハイテク株は手掛け難いという雰囲気を強め、本日の相場は6連騰後の自然な調整局面という見方が大半を占めていました。
ハイテク株は本日調整という雰囲気を強め、指数もジリジリと値を下げる中、低位材料株を物色するという雰囲気が強まりませんでした。通常であれば、大台目前で数日間の調整局面を迎え、その間を短期値幅取りで繋ぐという相場展開になり易い状況です。しかし本日の相場は、低位株に物色対象が移ることなく経過していました。
大引け間際になって、徐々に相場に変化が出始めました。戻り売りが懸念されるソニー(6758)、NEC(6701)などを避け、日経平均への影響が大きい東エレク(8035)、アドバンテスト(6857)などがジリジリと値を上げました。月曜日で薄商いとなっている中、戻り売り圧力を吸収できない銘柄を避け、効率的に日経平均を上昇させ、売り方の買い戻しを誘うという意図的な動きがあったようにも思われます。
引け間際に日経平均は急速に下げ渋りを見せ、そのまま14000円の大台を回復して終了となりました。後半の値動きは、現物指数が先物を上回って推移する時間帯が多く、明日以降の売り方の買い戻しを誘うため、日経平均を上昇させたとも言える値動きでした。
◆個別銘柄◆
アドバンテスト(6857) 13680円(△160):100株単位 後場に入るとジリジリと値を上げ、日経平均の上昇に貢献しました。先週相場の牽引役となっていたハイテク株の多くは、本日の薄商いでは戻り売りを吸収できないという見方から、東エレク(8035)などとともに後半買い進まれる動き。
日産自(7201) 689円(△15)
ハイテク株は本日調整局面という雰囲気を強めた前場、ホンダ(7267)、トヨタ(7203)などとの比較感を材料に買い進まれる場面がありました。物色に困ったディーラー達が、短期値幅取りの対象とした部分が大きい模様です。後場はすでに手仕舞い売りで伸び悩みで終了しました。
雪国まいたけ(1378) 850円(△100)
昨日のテレビ番組において、“まいたけ”にがん防止効果があるという放送がありました。売買高は少ないものの、この報道を材料に買い先行となり、結局ストップ高比例配分まで上昇。
昭和電工(4004) 178円(▲2)
売買高トップとはなりましたが、手仕舞い売りが優勢となり終始軟調な展開でした。日経平均が14000円の大台目前で伸び悩み、牽引役となっていたハイテク株が調整色を強めても、低位材料株で短期値幅取りという動きは活発化しませんでした。引き続きハイテク主導の上昇相場という期待感が市場に強いことを示していると言えそうです。
NTTドコモ(9437) 246万円(△8万円):1株単位
堅調な展開を続けてはいましたが、先週250万円の大台から戻り売り圧力が高まった事で、積極的に上値を買い進む動きはあまり出ませんでした。政府保有株の放出が不透明なNTT(9432)を売却し、NTTドコモを買う動きも一部に出ている模様です。
HOYA(7741) 9500円(△300):100株単位
後場の始まり直後、業績に関する報道で急落する場面もありました。1−3月期の連結最終益が赤字となるという内容を嫌気。ただその後赤字転落の要因は、米国の眼鏡レンズ加工を手掛けるグループ会社を支店化、これに伴う特損計上が要因。本業自体の好調は持続しており、後半は買い先行の展開に。
松下(6752) 2595円(▲65)
英FT紙が自社株買いを検討しているという記事を掲載した模様。軟調な始まりから、この報道を材料に急速に下げ渋る場面もありました。しかし同社を始めハイテク株を買い進むという相場環境ではなく、さらにトヨタ(7203)も弱含みで推移していることから追随買いはあまり見られませんでした。
ジャフコ(店8595) 12100円(△100):100株単位
1月29日に店頭市場から東証1部に上場すると取引終了後に発表されました。上場に関し、公募・売り出しは実施しない模様。同社の上場によって、店頭市場で運用する資金は、他の時価総額の大きな銘柄等を組み入れる動きが出る可能性もありそうです。
<プレスリリースなど>
伊藤忠(8001)
iモード・ケータイ向けメールマガジン配信サービス「ポケマガ」を開始すると発表。携帯電話などに抵抗感のない「ジェネレーションK」をターゲットに無料で7ジャンル26誌を配信。開始1年で100万人の利用を見込む。
ユニシス(8056)
住友大阪セメント(5232)からエンタープライズサーバSE7000を受注したと発表。事業関係の専用ウェブサイトに採用された。
KDDI(9433)
日本IBMと共同で、女性起業家を対象にしたeビジネス支援プログラムを行う。ネットショップの月額利用料を一定期間無料にするなど。
アイ・オー・データ機器(6916)
1月下旬に9.4GBディスク対応DVD−RAMドライブを発売する。大容量データの保存に最適。69800円。
日立(6501)
トランスメタのクルーソーCPUを搭載した企業向けノートパソコンを発売する。最大約9時間の長時間バッテリー駆動を実現。
ソニー(6758)
パソコンVAIOシリーズをリニューアル。1月27日より順次新製品を発売していく。
インプレス(9479)
ベストセラーのパソコン解説書「できるシリーズ」をデジタル化し、ソニーのVAIOシリーズにプレインストール。ユーザーは操作に迷ったとき、パソコン上でヒントを得ることができる。
NEC(6701)
PDC/GSM国際複合携帯電話機を発売する。NTTドコモの国際ローミングサービスに対応。
日立(6501)
米トライセンド社とCSoCプラットフォーム搭載SuperHマイコンを共同開発する。2002年にも製品化し、全世界で発売。
カシオ(6952)
スライド式キーボードを搭載した電子辞書4モデルを発売する。春商戦に向けてラインナップを強化。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高 ライトオン(7445)+19.21 △390 2420 113.4 アゼル(1872) +16.85 △31 215 363 木村化(6378) +16.42 △33 234 296 山水電(6793) +14.29 △1 8 1145 三城(7455) +13.27 △345 2945 213.7
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 スクウェア(9620)−13.45 ▲400 2575 28.8 三越(8231) −11.11 ▲55 440 4520 シントム(6808) −9.68 ▲3 28 2868 オービック(4684) −9.68 ▲2870 26780 19.7 スルガ銀(8358) −8.99 ▲85 861 176
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比 昭電工(4004) 12963 178 ▲2 日産自(7201) 12170 689 △15 富士通(6702) 11799 2110 △30 花王(4452) 11205 2690 ▲135 ソフトバンク(9984) 10157.8 5430 △40 東芝(6502) 9216 820 ▲2 新日鉄(5401) 9094 196 △6 NEC(6701) 8784 2575 △15 旭化成(3407) 7526 561 △10 川鉄(5403) 7174 124 △3
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比 ソフトバンク(9984) 54818 5430 △40 NTTドコモ(9437) 35296 246万円 △8万円 花王(4452) 30562 2690 ▲135 富士通(6702) 24667 2110 △30 NEC(6701) 22300 2575 △15 ソニー(6758) 21811 8870 ▲210 キヤノン(7751) 21665 4610 △150 松下(6752) 17967 2595 ▲65 トヨタ(7203) 15987 3890 ▲60 NTT(9432) 13450 84万2千円 ▲4万8千円
============<投資信託情報>===============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
投資信託基準価額(1月19日現在)
ザ・ファンド@マネックス 8,387(+147)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(1月19日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.03(-0.12) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.64(−0.26) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.39(−0.06) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 27.45(−0.08)
=====<ファンドマネージャー佐久間康郎氏の相場の見方>======
景気は本当に悪いか?
私が先週お届けしたコメントに対して、読者の方から以下のようなご意見をいただきました。「私は、バブルという絶頂期を知らずに社会人となりました。それなのに、バブルにまだ踊らされている人たちが多いことかと、いつも考えています。これから先、どう考えても、あんな右肩上がりの時代がくるとは思えませんし、私たちの世代にとって見れば、バブルを味わっていないので不景気観もまったくありません。今まさに経済構造自体が変化しようとしているのを、みんなは受け止めなくないのでしょうね。」
まったくその通りだと思います。一部のエコノミスト、新聞やテレビのニュースは国内景気の先行きの対して懸念を唱え、政府も財政再建を先送りにしてでも景気対策を最優先させていく姿勢ですが、本当に不景気なのでしょうか?好景気だとは言いませんが、そんなに景気は悪いとは思いません。
よく消費不況といわれますが、これもあやしいと思います。年末年始の連休中に海外旅行に出かけた人の数は過去最高水準ですし、デパートの福袋は飛ぶように売れたと言われています。また、ユニクロのような店は驚異的な売上げの伸びを見せています。人々が旅行にも外食にもぱたりと出かけなくなり、ユニクロのような企業が1社も出てこないようなひどい状況なら深刻な消費不況ですが、少なくとも現在はそうではありません。
スーパーをはじめとした小売業の売上げは、前年割れの水準がずっと続いていますが、その大きな原因が商品価格の低下とオーバーストア(による競争激化)です。もともと日本の小売価格は国際的にみても高いといわれていましたから、国際標準価格に収斂していくのは自然な流れです。また、いまの消費トレンドは「安かろう、悪かろう」では消費者はモノやサービスに金を使わないわけで、質の良いモノやサービスをできるだ安く手に入れようとしています。これを「デフレ」と呼べばそれまでですが、むしろ「バリュー革命」と呼ぶべきではないかと思います。
株式投資を考える上でも「IT革命」とならんで「バリュー革命」は最も重要な現象です。どちらも非常に強い低価格化をもたらす動きで、これを克服できず大きく売上げが減ったり、利益率が急激に悪化したりする企業は本質的に二つの革命にうまく順応していないわけです。時代や環境の変化に柔軟に対応できる企業はかならず利益を伸ばし、株主価値を高めることができるはずであり、実際に存在しています。
申しあげたいことは、GDP成長率など経済指標をみて過剰に不景気だなどと思い込まないこと。2001年のGDP成長率が1%だろうが2%だろうが、国民の実感する景況感が大きく違うわけでもないし、この1%の差が株式相場のパフォーマンスを決定するわけでもありません。あてにならない景気予測よりも高い付加価値を提供できる企業を探し出して投資することの方が合理的ですし、成功の確率もずっと高いと思います。
◆ ザ・ファンド@マネックス
DKAの佐久間ファンドマネージャーがIT・インターネットといった次世代のインフラを担う企業に厳選投資を行います。
1月19日現在の純資産残高は24億87百万円となっています。最新の組入銘柄などの運用状況はマネックスのホームページでご覧いただけます(PDF形式)。
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========1月22日 <ナイター>
和製英語にもいろいろありますが、ナイターというのはもっとも秀逸なものでしょう。夜のゲームのことですが、本当はナイト・ゲームと言います。宵っ張りのオールナイターや、ワン・ナイター等は本当の英語ですが、何故かナイターだけはありません。日本人による完全な造語です。しかしこればっかりはかえってナイターの方が動感があっていいと思っています。
そんな訳でマネックスの夜間取引も「マネックスナイター」と名付けました。沢山の方からいろいろな名前を御応募頂いたのですが、その中から選ばせて頂きました。お茶の間のテレビでナイターを見て楽しむように、気軽に御利用頂ければと思います。今日明日中には詳しいルールや手数料、実際の画面の様子等をHP上で発表する予定です。
今日のカブセン 「高値買い 亭主まじめで ホッとする」 By 夢子
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上記広告内容については一切責任を負いません)
=============<編集長の独り言>=============自分が購入した商品が、その後もっと安い値段で売られていても、あまり個人的には気にしない方なのですが・・・。
お正月に、福袋として売られていた私と同型の自転車が、土曜日にさらに安い価格がついていました。これは前に子供の自転車の購入を考えた時、メールを出しても返事のない再建途中の大手スーパー内の自転車コーナーです。ちなみにお正月にこの自転車福袋、私が購入しようとした時はその店舗ではすでに売り切れ、もう少し先にある他の系列店の自転車コーナーまで足を運び購入しました。
個人的には購入後の自転車ライフには満足しており、自転車自体には何の不満もありません。日々使う自転車に、さらに快適さを求め、ちょっと改造というか、部品変更などを画策しています。
しかしちょっとこのお店の姿勢には不信感を抱いてしまいました。通常年始の“福袋”と称して販売する部分は、通常の販売価格を割り込んで出血大サービス的な商品。またそれを狙って出かける客、福袋以外にも購入し、店にとってもお客にとってもある程度信頼関係というものがあるのでは。
再建途中で苦しい面は分かります、しかしこの様な姿勢でたとえ財務体質は改善できたとしても、顧客の信頼を失ったら売上増加の伴わない帳簿上だけの再建になってしまうのでは。どこの会社とはあえて言いませんが、私自身の身近な投資情報として、今後の動向を見守りたいと思います。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp
============<展示会・イベント情報>===========<今週の主な展示会>
◆第2回プラネットマーケティングフェア
1/24(水)〜26(金)10:00−17:00
化粧品・日用品・雑貨業界メーカーによる共同展示会。eビジネス関連の出 展、主に小売業向けの各種企画を実施する
東京ビッグサイト(東1〜2ホール)1000円
問:プラネット
03−5444−0811 FAX03−5444−0831
http://www.planet-van.co.jp/maketingfair/index.html
◆第12回国際宝飾展IJT2001
1/24(水)〜27(土)10:00−18:00
世界30ヶ国よりあらゆる宝飾品が一堂に会する日本最大の国際総合宝飾展 東京ビッグサイト(東4〜6ホール)5000円
問:リードエグジビションジャパン
03−3349−8053 FAX03−3345−7929
http://web.reedexpo.co.jp/ijt/
*イベント日時は変更することがあります。あらかじめご了承ください。
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▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽Melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00015629
何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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