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マネックスメール(第371号 2001年2月8日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
投資信託情報
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
展示会・イベント情報
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
一時13000円の大台割れ、大台は維持したものの昨年来安値を更新。
日経平均 13138.23(▲227.78)
TOPIX 1249.67(▲ 17.80)
単純平均 507.35(▲ 3.96)
東証2部指数 1988.48(▲ 10.78)
日経店頭平均 1417.92(▲ 17.33)
東証1部
値上がり銘柄数 349銘柄
値下がり銘柄数 886銘柄
変わらず 176銘柄
比較できず 14銘柄
騰落レシオ(25日) 85.55%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行 指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 612.55(百万株;概算)
売買代金 708770(百万円:概算)
時価総額 3443864(億円:概算)
為替(17時) 116.32円
昨日は売りが減少したことで値を保ちましたが、本日は米国株式市場でハイテク株の先行き不透明感などが高まったことで、売りが再び増加して軟調な始まりとなりました。前場中頃に昨年来安値の13201円を割り込み、さらに昨年来安値を割り込んだことを嫌気し、後場寄り付きに失望売りが増加し、一時13000円の大台をも割り込む場面がありました。大引けでは13000円の大台は維持したものの、昨年来安値を更新して取引終了となってしまいました。
明日にオプションのSQを控えていることもあり、指数を下げたい投資家の売り仕掛けも下落の要因になった雰囲気です。13000円の大台を割り込んだ後は、先物市場で売り方が利益確定の買い戻し、現物株にも突っ込み狙いの買い、オプションのSQに絡み、指数を上昇させたい投資家の買いなどで下げ渋る展開とはなりました。前日はシントム(6808)の大商いを含めても5億株台でしたが、本日の売買高は6億株台に膨らんでいます。
13000円を割り込んだあたりから急速に下げ渋った要因として、明日に日銀の金融政策決定会合が予定されている点がありそうです。この会合の前日に日経平均が大台を割り込んだことで、金融緩和の方針が発表されるのではないかという思惑も働き、買いを誘った部分もありそうです。
日経平均の昨年来安値更新、一時13000円の大台割れという状況で、最も影響を受けたのはむしろ日経平均に採用されていない個別材料株でした。シントム(6808)は朝高後に急落、また活況となっていた店頭市場も利益確定売りを急ぐ展開となりました。
日立(6501)、ソニー(6758)、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)など国際優良株と位置付けられる銘柄は、底固い値動きを続けていました。
◆個別銘柄◆
シントム(6808) 48円(▲9)
前日は5千万株超の大商いで急騰しましたが、物色難で目先筋の売買が過度に集中した感じになっていました。朝方は続伸歩調にありましたが、日経平均の下落を受けて一斉に手仕舞い売りという雰囲気になり大幅下落。逃げ足の速い資金が中心で、上値のしこりを作った感じもあります。
トレンド(4704) 11990円(△510):500株単位
日経平均の下落、低位個別材料株の急落などをうけ、物色対象をネット関連値がさ株のリバウンド狙いという動きもありました。トランスコスモス(9715)などは下落したものの、後半急速に下げ渋り。
アラ石(1603) 1148円(△38):100株単位
個別材料株の中心をシントム(6808)に奪われていた形でしたが、シントムの急落で目先筋が調整していた同社を再び手掛ける気配。後場に入ってからジリ高歩調。
セガ(7964) 1850円(△38):100株単位
前場は大川氏が贈与した株が、今後売りに繋がるという懸念で軟調な展開。しかし後場になって徐々に切り返す値動きとなりました。前日発表された信用取り組み動向は、売り残が減少して取り組み悪化となったものの、依然貸借倍率は0.61倍と売り方の方が不利な状況。
リーダー電(店6867) 1140円(△120)
本日の日経新聞に、2011年中にアナログ地上波テレビを全廃、デジタル放送に完全移行という記事。デジタルハイビジョンに絡む需要が好調な同社、今後の期待もあり一時ストップ高。前日まで活況となっていた店頭市場ということもあり、買い気配で始まりストップ高で寄り付いた後は利益確定売り。
NTTドコモ(9437) 216万円(▲12万円):1株単位
公募価格決定後はジリ高歩調となっていましたが、本日は売り先行で大幅下落。フランス・テレコムの携帯電話子会社は、公募価格を引き下げたことで、世界的に通信関連企業の公募等の需給関係悪化という懸念。同社の海外での公募株に対し、売れ行きを懸念する声も出ています。
魚力(店7596) 1800円(▲130):100株単位
活況な店頭市場物色の勢いによって値を上げていた同社ですが、日経平均の下落などで本日は利益確定売りが店頭市場では優勢となりました。同社は前日も2000円という大台が上値の壁という値動きとなり、上値の重さから手仕舞い売りを誘った模様です。
銀行株
日経平均の下落によって、含み益の減少、含み損の拡大など体力低下を懸念して売り先行。現状の株価水準では、3月の決算期に向けての懸念が一段と強まる危険性。
<プレスリリースなど>
三洋電(6764)
このほど、携帯電話に対応した業界最小サイズの高感度CCDカメラモジュールを開発した。消費電力も少なく手ぶれのない高画質の画像取り込みが可能。
キヤノン(7751)
世界初の3倍録画モードを搭載したデジタルビデオカメラ「FV20」を発売する。80分テープに4時間の録画ができ、長時間テープ残量の心配がない。静止画記録用にSDメモリカードの使用もできる。
松下(6752)
世界初の複数動画像同時圧縮伸張やMPEG−4に対応したマルチコーデックLSIを開発した。W−CDMA、PDC、PHSなどの携帯電話向け。携帯電話によるテレビ電話機能やインターネットの動画コンテンツの閲覧など、多様な動画像処理を実現。
トヨタ自(7203)、日立(6501)、デンソー(6902)、
関西ペ(4613)、日パーカライジング(4095)、ユシロ化(5013) 4月より実施される「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(PRTR法)に対応して化学物質管理システムなどのサービスを行う新会社「エコ・リサーチ」を3月に設立すると発表。
メルコ(6913)
60GBの外付けHDDを値下げする。最大7%。
NEC(6701)、住友重機(6302)
3月末をメドに、NECとその関係会社であるNECレーザ・オートメーションが保有する半導体用封止装置の事業を住友重機械に営業譲渡する。半導体封止装置および金型の製造、販売、サービスが対象で、売上高は30億円。
NTTドコモ(9437)
256色カラー液晶を搭載した「カラーブラウザボード」を発売する。携帯電話に接続するだけで、簡単にネットが楽しめる。
三菱電(6503)
ETC用の車載機器4機種を発売する。アンテナ一体型で3万5500円から。3月15日から販売を開始。確実な料金収受を行うための独自開発の半導体を搭載した。
松下電工(6991)
ホテルやレストラン、カフェなどで見られる個性的な照明の演出を自宅で手軽に楽しめる照明器具を発売する。配管などで制約が多い一般住宅での使用を可能にするために、特別な工事がいらない簡易取り付けを採用。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高 テザック(3115) +37.50 △15 55 1656 マスプロ(6749) +17.54 △200 1340 268.8 宮越商(6766) +15.00 △6 46 2115 日化成(4007) +12.03 △19 177 296 ナムコ(9752) +11.98 △221 2065 422.5
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 シントム(6808) −15.79 ▲9 48 34193 松下通(6781) −14.83▲2000 11490 70.9 サニックス(4651)−13.52 ▲680 4350 113.5 大東建(1878) −8.17 ▲205 2305 548.6 市田(8019) −7.79 ▲6 71 3327
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比 シントム(6808) 34193 48 ▲9 昭電工(4004) 15105 190 ▲1 日産自(7201) 13549 689 △4 あさひ銀(8322) 12955 305 ▲9 さくら銀(8314) 11653 639 ▲31 東京三菱(8315) 9111 1003 ▲29 三菱電(6503) 7863 752 ▲21 東海銀(8321) 7808 450 ▲21 住友銀(8318) 7276 1079 ▲47 東ガス(9531) 7056 308 ▲4
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比 NTTドコモ(9437) 28224 216万円 ▲12万円 ソニー(6758) 26962 8450 △130 京セラ(6971) 24575 10600 ▲500 NTT(9432) 22681 83万3千円 △1千円 ソフトバンク(9984) 17166 5950 0 松下(6752) 15227 2480 ▲65 ホンダ(7267) 14460 4730 ▲20 野村証(8604) 13379 2210 △25 キヤノン(7751) 13157 4130 0 トヨタ(7203) 12507 3890 0
============<投資信託情報>===============<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>
1.日経225ノーロードオープン
2.バンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド
3.(ブル・ベア セレクト)ダブル・ブルファンド
4.バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
5.DKA株式オープン
(2001/1/29〜2001/2/2 マネックス調べ)
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投資信託基準価額(2月7日現在)
ザ・ファンド@マネックス 7,937(+11)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(2月7日現在、MFSはJシェア、USドル)
バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.47(+0.03) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.41(+0.05) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.42(−0.04) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 26.67(−0.32)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========2月8日 <拡大均衡と縮小均衡>
利益は収入から経費を引いたものです。利益を増やす方法は二通りあります。収入を増やすか、経費を削減するか。結果としては同じ効果が見込めます。会社が窮地に立った時にどちらの手法を採るかは経営者の判断であり、責任があると思います。どちらを採るかはその時の状態にもよりますが、その会社の業態というか性質にもよると思います。例えば少数精鋭の投資銀行などは経費削減による復興策は命取りになることもあり得ます。国も同じではないでしょうか?国によって経済の立て直しの時に採るべき方向が違うのではないでしょうか?アメリカのような大国でいろいろな意味で資源の豊富な国は「売るもの」がいっぱいありますから、「リストラ」という経費削減策が良く効きました。日本はどうでしょう?官民双方においてリストラの必要性とその「緩やかな」実行がここ何年間も続いてきており、未だにそれが重要なテーマになっているように見受けられます。しかし資源の限られた我が国は、経費削減よりも如何に収入を増やすかという拡大均衡の道を採るべきではないでしょうか?
日本が経費削減に成功したって、限りがあると思います。もっとプラス思考が必要なのではないでしょうか?
そしてリーダーはその判断をし、責任を取る必要があります。
=============<編集長の独り言>=============幼い子供たちの知育と安全性などを考慮したおもちゃを中心に販売しているボーネルンドという会社を前にこのコーナーでもご紹介しました。
(http://www.bornelund.co.jp/)
これに対し、乳幼児向けに口に含むことなどを考慮し、塗料などを使わない木製玩具をトイザらスも本格的に取り扱いを開始するそうです。
やや割高感もあるものの、“商品へのこだわり”で密かな人気を得ていたボーネルンドに対し、トイザらスは全10種類、999円で売り出すそうです。全く同じ商品で価格が違うというわけではないので、簡単に安さだけが勝負の決め手にはならないでしょう。大量販売による安売り大手企業と、こだわりを持った企業の戦い。しかもそれは“乳幼児”を対象にした商品です。親という立場からしても、興味はあります。個人的にはこの様な商品は、値段を購入の決め手にはしたくない気もしますが。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp
============<展示会・イベント情報>===========−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
化粧品・日用品・雑貨業界の共同展示会
第2回プラネットマーケティングフェア・レポート
1/24(水)〜26(金)東京ビッグサイト
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●サンスター(4913)
オーラルケア製品を中心に展示。この春の新製品を各種出展していた。
同社と言えば、青いストライプが特徴的な「アクアフレッシュ」。しかし、すでに1997年10月にスミスクライン・ビーチャム社に移管されており、同社カタログにも掲載されていない。
(参考)
http://www.sbs.co.jp/contac/products/aqua_aqua.html
現在同社が力を入れているのは、歯周病予防効果がある「GUM」シリーズ。液体だけではなくペースト状のものもあり、カタログの一番最初にも掲載されている。今回は、顕微鏡を使ってプラークを見ようという実演がされていた。
最近、ノンアルコールの低刺激タイプが発売されているが、これは子供や女性などで強い刺激を好まない人のニーズだけではなく、実は飲酒運転逃れに「液体歯磨きにアルコールが含まれているから反応した」と言い逃れをする人がいたことも発売のきっかけになったということだ。実際のところはこれで歯を磨いてもアルコール検知器には影響が出ないそうだが、意外な話だった。
GUMシリーズにもラインナップされているが、同社としては今後、デンタルフロスや歯間ブラシに注力していきたいとしている。
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