マネックスメール 2001年10月23日

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2001年10月23日

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする
 マネックスメール(第546号 2001年10月23日夕方発行)
      http://www.monex.co.jp/
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◆◆◆

本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
  http://www2.monex.co.jp/j/monexmail/backno/backno.html

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
伸び悩みとなっていましたが、大引け間際の円安進行もあり一段高で終了。
日経平均    10861.56(△296.15)
TOPIX    1095.74(△ 22.76)
単純平均      458.67(△  7.42)
東証2部指数   1849.29(△  9.97)
日経店頭平均   1166.64(△  7.84)
東証1部
 値上がり銘柄数   1165銘柄
 値下がり銘柄数    212銘柄
 変わらず       103銘柄
 比較できず        6銘柄
 騰落レシオ(25日) 117.48%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     733.60(百万株;概算)
 売買代金    656191(百万円:概算)
 時価総額   3082902(億円:概算)
 為替(17時) 122.63円

 新規の売りポジションは取り難い雰囲気が国内市場だけでなく、海外市場も含めて広まっていました。テロ発生直後の急落から反発し、その後は新たな材料を求めてもみ合いという雰囲気を強めていました。

 米国株式市場で、悪材料も織り込み済み、出尽くし感などからプラス評価してダウが後半一段高となって終了するという形となっていました。この地合いを国内市場も引き継ぎ、ハイテク株中心に買い先行、指数もCMEでの日経平均先物にサヤ寄せする形で始まりました。

 上昇歩調で始まったものの、前場後半は11000円という水準に接近すれば戻り売り圧力が高まるという懸念が徐々に広がっていきました。次第に買い方も利益確定売りを急ぐ展開となり、急速に伸び悩みで終了となりました。
 後場はさらに手仕舞い売りが加速するという懸念が強まっていましたが、買い先行で始まりました。市場では公的年金の買いが入ったという見方が広まり、再度上昇ムードとなりました。

 大引け間際までは上値の重いという雰囲気が出ていました。前場の高値を先物、現物ともに上回ることができませんでした。下値では公的年金の買いが入るものの、積極的に上値を買い進む動きが出ないという展開でした。このまま終了すれば、戻り売り懸念が強いというムードで終了してしまうところでしたが、大引け間際に大きな値動きとなりました。

 信託銀行から円売りが出た模様で、為替が122円台の後半まで急速に円安に進みました。市場は円安進行を新たな手掛かりとして、再度上値を試す展開となり、前場の高値を更新。その後は売り方の買い戻しなども交え、短時間で一段高となって取引終了となりました。

 11000円の大台近辺での戻り売り懸念は残っています。しかし昨日もコメントしましたが、チャート面でも徐々に変化が出ています。一気に上値を突破する勢いは出ていませんが、下値不安は徐々に後退しており上値抵抗ラインにトライする展開という雰囲気です。

◆個別銘柄◆
東エレク(8035) 5450円(△420):100株単位
 このところ小幅な値動きを続けていた値がさハイテク株でしたが、米国市場の上昇もあり再度戻りを試す展開となり、指数の上昇にも貢献しました。ただ東エレクは後場も一段高となったものの、アドバンテスト(6857)、京セラ(6971)などは伸び悩み。

HOYA(7741) 7340円(△370):100株単位
 前日の昼休み中に決算発表を行いました。前日は値がさ株に対する注目度も低く、発表内容にも意外感が無いとほとんど反応しない状態。しかし米国株高もあり本日値がさ株への注目が集まったこともあり、前日の決算内容を評価して上昇する展開。

NEC(6701) 1241円(△41)
 後場に入ってから一段高。半導体事業部門の9000人に対し、一時帰休を実施すると発表。米国株式市場が悪材料に対し、出尽くし感、織り込み済みという評価で上昇した地合いもありプラス材料として受け止められました。
タカラ(7969) 1199円(△49)
 相次ぐヒット商品による好業績銘柄として買いが先行して始まりました。しかし悪材料を織り込む相場展開となったこともあり、好材料が並ぶ同社に対して、逆に好材料織り込み済み、利益確定売りという流れで後場上げ幅を縮小。
大平金(5541) 113円(▲8)
 指数の値動きが乏しく手詰まり感が強まった時期、低位個別材料株で短期値幅取りの流れで物色されていました。本日値がさ株を中心に指数に動きが出てきたことで、手仕舞い売りが優勢となり反落。

新日鉄(5401) 156円(△1)
 後場に入って鉄鋼株は弱含みとなる場面がありました。米国際貿易委員会が通商法201条に基づく鉄鋼製品の緊急輸入制限発動に向けた調査で、冷延鋼板など16品目が米国業界に被害を与えていると認定されたという報道。これを受け、日本企業からの輸入制限などの処置が取られる懸念から下落となりました。

宝酒造(2531) 1338円(△53)
 米社のその場で炭そ菌を検出できる装置と試薬を国内販売開始という新聞記事を材料に朝方値を上げました。しかし後場は売買高も細り、上げ幅を縮小する展開。市場の流れが個別材料株よりも値がさハイテク株に集まったことで買いが続かず。

興研(店7963) 1250円(▲90)
 防毒マスクを手掛けることで、テロの再発懸念から材料視されていました。マーケットメイク銘柄ということで、値幅制限が無いことも買い材料となっていましたが、大幅上昇で利益確定売りが先行。会社側が11月からの出荷予定は2500個程度とコメントしたことも、特需発生という思惑で仕掛けた目先筋には手仕舞うきっかけになった模様。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高 日精線(5659)  +16.74  △38   265   469 保土谷(4112)  +15.38  △26   195   701 日産車体(7222) +14.37  △24   191    84 旭光学(7750)  +13.97  △26   212   573 福助(3584)   +13.18  △12   103   102
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高 日フィルコン(5942)−8.00  ▲40   460     3 山水電(6793)   −6.66   ▲1    14  1310 大平金(5541)   −6.61   ▲8   113  5307 神戸糸(3007)   −6.25   ▲3    45   387 藤和不(8834)   −5.12   ▲4    74  3068
 東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比 三井住友(8318)    20550    711      △1 日商岩井(8063)    19943    123      △3 あさひ銀(8322)    15306    123      △3 いすゞ(7202)     14172    120     △10 NKK(5404)     13263     74      △1 古河電(5801)     11364    791     △26 東芝(6502)      10805    542     △20 日産自(7201)     10699    598     △28 NEC(6701)      9203   1241     △41 ソフトバンク(9984) 9133.8   3040       0
 東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比 NTTドコモ(9437)  32428  170万円    △4万円 ソフトバンク(9984)  27735   3040       0 トヨタ(7203)     25240   3090     △60 ソニー(6758)     19082   5150    △150 三井住友(8318)    14693    711      △1 NEC(6701)     11464   1241     △41 キヤノン(7751)    10644   4000     △20 NTT(9432)     10239   53万円    △1万円 古河電(5801)      9024    791     △26 東エレク(8035)     8545   5450    △420
==============<投資信託情報>=============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザ・ファンド@マネックス 最新銘柄組入れ状況
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

組入銘柄上位10社
1.富士写真
2.任天堂
3.セガ
4.凸版印
5.クレセゾン
6.三菱商事
7.NTTドコモ
8.松下電工
9.コナミ
10.ホンダ

(株式組入比率92.4%)

運用状況に関しましてはマネックスのホームページでもご覧いただけます。
(10月19日現在、DKAディスクローズ資料より)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 投資信託基準価額(10月22日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           6,004(−8)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(10月22日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 24.17(+0.36) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.81(+0.07) バンガード・スモールキャップ・インデックス 17.63(+0.19) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.69(+0.23) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.71(+0.35)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート (10月23日午後2時30分現在)
 買付レート                   122.65
 解約レート                   122.15

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========10月23日     <日本の競争力>

今週末からダボスで有名な世界経済フォーラムのアジア大会が香港で開かれ、私もパネリストとして参加します。この世界経済フォーラムが先週発表したレポートによるとなんと日本の国際成長競争力は昨年の20位から更に21位に落ちたとのことです。1位は情報技術力の進歩や開放度の高さからフィンランドが選ばれました。代表的な企業にはノキアなどがあります。2位以下は順に、アメリカ、カナダ、シンガポール、オーストラリア、ノルウェー、台湾、オランダ、スウェーデン、ニュージーランド、アイルランド、イギリス、香港、デンマーク、スイス、アイスランド、ドイツ、オーストリア、ベルギー、フランス。随分落ちたなぁという感想があります。必ずしも先進国や大国の競争力が相対的に落ちてきている訳ではなく、2位のアメリカを始め皆日本よりも上位にあります。日本はいつまでも大国とは限りません。技術を磨き、金融を復活させ、国際社会に対してもっとオープンに臨まなければいけません。我が国は今、『努力』をしなければどんどん国際社会の中で沈下して行く状態にあることをもっと自覚しなければいけないと思います。

=============<編集長の独り言>=============この日曜日、久しぶりに郊外の家電量販店まで足を運びました。昔は通勤時、電車の中などでCDを聞いていたのですが、何故かマネックスに入社してからは一度も使っていませんでした。知らない間に私のCDは、妻の物となっていたのです。
店頭に並んでいるのは、MD、カセットが中心で、ポータブルCDはごく僅か。世の中の低価格化の流れでCDプレーヤーも安くなっていると思いましたが、私が数年前に買った時とほぼ同じ値段。当時との差は、長時間プレイを売り物にして、価格の差が生じているという感じでした。
この家電量販店と道路を挟んだ反対側、昔は郊外型店舗の代表格ともいえた紳士服チェーンが閉店し、この建物をそのまま利用したリサイクルショップと変わっていました。郊外型の家電量販店へ新品を買いに行くお客に対し、同時に不要となった商品を買い取り販売するという、コバンザメ商法という感じ?。しかし新品を買うつもりでいても、家電量販店に行く前、お目当ての商品の掘り出し物が無いかと先にこのリサイクルショップを覗く人も出てくるのではないでしょうか。昔から学生街などを中心に栄えたリサイクルショップ、家電量販店の郊外化とともに、新たな展開に入っているのでしょうか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========弊社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。

<明日から募集開始>
 イーシステム(4322)
  募集期間は 10月24日 AM 00:00から
        10月26日 AM 11:00まで
  募集価格  18万6000円

<新規取り扱い決定>
 バンダイビジュアル(4325)
  上場予定日 11月28日
  (詳細は本日19時に弊社HPへ掲載予定です)

<新規取り扱い銘柄>
 電通(4324)
  ブックビルディングは11月6日 AM00:00から

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HOM/HOM_VWhats_IPO_GFrm.html

===================================<マネックスメールを解除したい時は>

・弊社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

 ▽ http://www2.monex.co.jp/j/monexmail/monexmail.html

 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。

・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメールが配送され
ない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録メールアドレスを解
除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメール
 マガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再
 配信等を行うことはできません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任において
 されますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービス
 のご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧