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マネックスメール(第575号 2001年12月4日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
投資信託情報
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
小幅反発するものの、手控え気分が継続し10500円が上値抵抗ライン。
日経平均 10452.65(△ 82.03)
TOPIX 1028.50(▲ 0.91)
単純平均 431.56(△ 0.42)
東証2部指数 1767.74(▲ 9.29)
日経店頭平均 1157.08(▲ 8.71)
東証1部
値上がり銘柄数 639銘柄
値下がり銘柄数 715銘柄
変わらず 123銘柄
比較できず 11銘柄
騰落レシオ(25日) 73.62%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行 指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 852.57(百万株;概算)
売買代金 712134(百万円:概算)
時価総額 2894000(億円:概算)
為替(17時) 124.05円
前日はエンロンの破綻が米国株式市場にどの程度影響を与えるかを見極めるため、手控え気分を強めて下落、10500円という節目水準を割り込んで終了しました。
朝方は小幅ながら反発歩調で始まったものの、エンロン問題の影響はまだ確定しておらず、さらに中東情勢、アルゼンチンのデフォルト懸念など新たな問題が発生、本格的な買い意欲は回復しませんでした。10500円という節目水準が上値抵抗ラインとなり、戻りも鈍い値動きとなり、前引けにかけて下落に転じてしまいました。
後場はムーディーズが日本国債の格付けを引き下げたことが話題となって始まりました。ただこの引き下げによって、売りポジションを取っていた投資家が利益確定の買い戻しを行い、プラスに転じて始まりました。
買い戻しで上昇に転じても、様々な悪材料から押し目買い意欲はなかなか回復しない相場環境となり、上値も重い中で方向感の乏しい相場が続きました。手掛かり材料にも欠け、神戸鋼(5406)、いすゞ(7202)など記者会見を行うと伝わった銘柄に対し、会見内容が不明のまま手掛ける相場となっていました。
銀行株や、損保株、証券株など金融株が冴えない展開を続けています。エンロンの破綻から、アルゼンチン、中東問題、そして日本国債の格付け引き下げなどが重なり、金融株は手掛け難い相場環境となっています。金融株の動向が市場心理を悪化させ、先行き不透明感から買い手控えの要因となっている状況です。
有機ELの量産という報道を材料に買い先行で始まった三洋電(6764)も失速、後場は下落に転じる場面もありました。これまで有機ELに関しては、有望な物色材料として好まれていた話です。この材料も買いが継続しない点は、市場心理の悪化、手控え気分を強めている相場を表していると言えそうです。
◆個別銘柄◆
東エレク(8035) 6400円(△60):100株単位
後場に入ってから上げ幅を若干拡大する場面もありましたが、本格的な買いは手控えられており方向感の乏しい展開。ソニー(6758)などとともに牽引役という見方から押し目買いが入るものの勢いは乏しい状況。電通(4324)を手仕舞い、他の銘柄を手掛ける動きも出てきた雰囲気。
電通(4324) 55万円(△3万円):1株単位
これまでUBSの注文入力ミスの買い戻しという思惑、事前予想よりも安い初値となったことなどから買い気配を続けていました。しかし今朝はあっさりと売買が成立、手仕舞い売りを出して他の銘柄を手掛ける動きも出ていました。利益確定売りも一巡した雰囲気が広まった後場は、ジリ高歩調。
神戸鋼(5406) 59円(△8)
同社と新日鉄(5401)が15時30分から記者会見を行うと後場中頃に伝わりました。会見内容は不明なものの、手掛かり材料難の相場環境下、証券会社のディーラー達が飛び付き急騰する場面もありました。
いすゞ(7202) 82円(△5)
前日の取引終了間際に注文入力ミスがあった模様。ただこの注文は売買が成立しておらず、買い戻しは入らない模様。またどういった注文入力ミスであったか詳細も分からず、規模が不明ながら売りが控えているという見方もあり、先行き不透明感から買い手控えで弱含み。取り引き終了後、株価推移に関して社長が記者会見を行うと伝わってからは買い戻しなどで上昇。
あいおい(8761) 196円(▲24)
前日一部報道で、破綻した大成火(8765)と同様の再保険契約を同社も結んでいると伝わりました。白紙委任に近い契約を結んでいたことで投資家からの不信感もあり、投げ売りが止まらない状況。
UFJ(8307) 34万5千円(▲2万2千円):1株単位
ムーディーズが日本国債を格下げ、エンロン破綻によるMMFの元本割れ問題、アルゼンチンのデフォルト懸念など金融株にとって悪材料が並ぶ相場環境。大手行は軒並み売り気配で始まり、戻りも鈍い値動き。
三洋電(6764) 615円(△1)
コダックと有機ELを量産という報道があり、買い先行で始まりました。ただ目先筋の買いは先行したものの、値を上げれば戻り売りなどが増加して上値の重い展開。後場に入ると失望売りも出始め一時下落に転じました。
ブリヂストン(5108) 1301円(▲5)
昼休み中に連結業績の下方修正を発表。米国でのタイヤ販売の落ち込みによって今期連結経常は62%減となる模様。この発表内容で後場は売り気配から始まりました。売り一巡後は急速に下げ渋り、小幅安にとどまりました。
田辺薬(4508) 1085円(△90)
前日の後場、大正薬(4535)との経営統合見送りという速報を受け急落、その後売買停止となっていました。混乱の中急落しており、今朝はそのリバウンド。一方速報後に急騰した大正薬は下落。
学研(9470) 112円(▲22)
後場に入ってから、理科教材納入に関してカルテルを結んだという疑いで公正取引委員会が独占禁止法違反容疑で立ち入り検査に入ったと伝わりました。株価は急落となり、上場来安値を更新。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高ヤマト(1967) +18.21 △100 649 754宮越商(6766) +15.85 △26 190 5950神戸鋼(5406) +15.68 △8 59 16175ドウシシャ(7483) +12.45 △194 1751 552日東大都(1792) +10.99 △42 424 477
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高金商(8064) −18.62 ▲19 83 1365石井鉄(6362) −16.90 ▲58 285 4338学研(9470) −16.41 ▲22 112 779名銀(8522) −15.83 ▲98 521 295兼松(8020) −15.76 ▲29 155 3591
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比三井住友(8318) 35095 592 −あさひ銀(8322) 25731 91 ▲5大和銀(8319) 25565 92 ▲8いすゞ(7202) 22196 82 △5丸紅(8002) 17321 95 ▲5日興CG(8603) 16919 603 ▲25神戸鋼(5406) 16175 59 △8あいおい(8761) 15132 196 ▲24新日鉄(5401) 14122 172 △4三洋電(6764) 11643 615 △1
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比電通(4324) 56302 55万円 △3万円NTTドコモ(9437) 24899 160万円 △2万円ソニー(6758) 22727 5850 △140トヨタ(7203) 22133 3040 ▲90三井住友(8318) 20866 592 −NTT(9432) 20302 46万5千円 ▲1万6千円みずほ(8305) 13270 26万9千円 ▲2万2千円大正薬(4535) 11584 2285 ▲65UFJ(8307) 11317 34万5千円 ▲2万2千円野村HD(8604) 10938 1632 ▲31
==============<投資信託情報>=============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザ・ファンド@マネックス 最新銘柄組入れ状況
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組入銘柄上位10社
1.任天堂
2.セガ
3.富士写真
4.凸版印
5.コナミ
6.クレセゾン
7.NTTドコモ
8.三菱商事
9.松下電工
10.IBM(外国株式)
(株式組入比率91.90%)
運用状況に関しましてはマネックスのホームページでもご覧いただけます。
(11月30日現在、DKAディスクローズ資料より)
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投資信託基準価額(12月3日現在)
ザ・ファンド@マネックス 6,029(−91)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(12月3日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 25.17(−0.21) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.79(−0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 18.74(−0.16) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 16.01(−0.13) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 18.82(−0.25)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
米ドル為替レート (12月4日午後2時30分現在)
買付レート 124.00
解約レート 123.50
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========12月4日 <資産設計部>
くどいかも知れませんが、我が国の年金の問題は深刻です。財務省は国のバランスシートを試算して公表していますが(9月に前年3月末の数字を発表するという呑気さではありますが)、資産の部は不動産や貸付金などで700兆円、負債の部は年金債務を除いた国債、郵便貯金、簡保、その他でちょうど同じ700兆円です。
年金債務は皆さんが国に対して支払った金額で計って150兆円、国が皆さんに支払うと約束してきた金額で計って800兆円あります。即ち資産が700兆円、負債が全部で1500兆円で、国は800兆円債務超過です。国の国民に対する債務は、個人が保有している国債を除いて郵便貯金、簡保、公的年金だけで合算しても1170兆円あります。それ以外の負債を全部棒引きにしてもらっても、国は国民に対して1170−700=470兆円の借金を返せないことになります。これは我が国のGDPの額に等しく、それは世界のGDPの20%程度でしょう。一体全体どうする気でしょうか?
ある日いきなり「やーめた」と言われてほったらかしにされるのでしょうか?あまりにも無責任な話です。しかしあとで恨んでみてもしょうがありません。マネックスではこの問題について真剣に考え、我々として、個人として、何ができるか、何をすべきかを提案・提供して行くために、本日「資産設計部」を新設しました。気の遠くなる話ですが、頑張ります。
=============<編集長の独り言>=============ジンジャー、画期的な発明、今世紀最大の発明といわれ、その内容はまだヒミツとされ少し前に様々な思惑が飛び交い世界中の話題となった品物です。この正体がついに明らかに。
正直なところ、画期的な発明と言われたものの、拍子抜けという感想を持ったのは私だけでは無いと思いますが、いかがでしょう。
段差があっても走行可能、転倒しないなど言われています。ブレーキもアクセルもなく、体重移動で操作可能ということですが、果たして実用性というか、利用する人はいるのでしょうか。個人的に自転車を利用する機会が多く、これを利用するぐらいであれば、自分の足でという考えもあります。
止まりたい時は、体重を後にかける・・・、これって結構難しい気もするのですが。特にパニックブレーキ時には体重移動よりも、やっぱり力を込めてブレーキを引く、もしくは踏むという動作が欲しいと思います。このジンジャーが街に溢れると、ちょっと怖い気もします。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp
==========<ただ今ブックビルディング中>==========弊社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。
<明日から募集開始>
ワークスアプリケーションズ(4329)
募集期間は12月5日 AM00:00から
12月10日 AM11:00まで
募集価格 100万円
<募集期間中の銘柄>
セラーテムテクノロジー(4330)
募集締め切りは12月6日 AM11:00まで
募集価格 77万円
<新規取り扱い銘柄>
ユークス(4334)
ブックビルディングは12月6日 AM00:00から
詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HOM/HOM_VWhats_IPO_GFrm.html
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