1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
楽しい!学べる!得をする
マネックスメール(第724号 2002年7月16日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◆◆◆
本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
ファンドマネージャー清水氏の相場の見方
投資信託基準価額
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ただ今ブックビルディング中
マネックスメール解除の方法は一番下にあります
またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
一時10500円を回復するものの、上値抵抗線となり後半下げ幅を拡大。
日経平均 10250.42(▲124.73)
TOPIX 984.53(▲ 15.95)
単純平均 400.92(▲ 5.80)
東証2部指数 1838.22(▲ 10.69)
日経店頭平均 1210.44(▲ 4.05)
東証1部
値上がり銘柄数 258銘柄
値下がり銘柄数 1117銘柄
変わらず 115銘柄
比較できず 6銘柄
騰落レシオ(25日) 72.32%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 748.68(百万株:概算)
売買代金 707100(百万円:概算)
時価総額 2814197(億円:概算)
為替(17時) 116.32円
朝方は米国株式市場の先行き不透明感や、一時115円台まで進んだ円高などから売りが先行して始まりました。ただ積極的に売り込む動きも乏しく、また同時に押し目買い意欲も乏しく、売り一巡後は方向感の乏しい展開を続けました。
前場中頃から先物、アドバンテスト(6857)など値がさハイテク株に売り方の買い戻しが入り、日経平均は上昇に転じました。ただ10500円といった節目に到達すると戻り売りの増加、上値を買い進む意欲は高まらないことで急速に伸び悩みとなってしまいました。
買い戻しが一巡すれば買い手不在といった雰囲気が強まり、後場は上げ幅を縮小して始まりました。為替市場は116円台前半で小動きでしたが、前場と比べると後場はやや円が値を戻したことも一段と見送り気分を強める要因となっていました。
後場中頃になると日経平均は再び下落に転じてしまいました。このあたりから前場の展開をみて、10500円という節目水準が上値抵抗ラインといった雰囲気が徐々に強まり、手仕舞い売りが増加する展開となってしまいました。
先物主導で10500円という節目を前場回復したものの、上値の重さから後場は先物主導で下げに転じる展開でした。現物株市場で物色の柱といった銘柄が見当たらず、手詰まり感の中、先物の動向に左右される1日でした。さらにこの先物も、為替市場に左右された1日という状況でした。
後場後半に下げ幅を拡大すると、為替市場でやや円が売られて前場の水準に戻しても、株価は下げ止まらないといった状況になってしまいました。値下がり銘柄数は1100銘柄に達し前面安となりました。為替、米国株式市場次第といった相場環境が続いています。
◆個別銘柄◆
アドバンテスト(6857) 7240円(△130):100株単位
前場中頃になって指数とともに上げ幅を拡大、日経平均の10500円という節目回復に繋がりました。ただ新規の買い意欲は乏しく、売り方の買い戻しといった見方が強く、買い戻し一巡後は伸び悩み。今夜インテルの決算発表が予定されており、一部で仕掛け的な買いもあった模様。
鈴丹(8193) 84円(▲36)
朝方まとまった売りが出て下げ幅を拡大、さらにこの展開に狼狽売りが加わり100円の大台を割り込みました。後場に入ってからも売りが止まらず暴落。会社側は特に株価変動の材料は見当たらないとコメントしており、投資家の狼狽売りがさらに売りを誘う状況でした。
オリックス(8591) 8550円(▲370):100株単位
昨日社長出席のもと会社説明会を実施、会計処理の解釈に対する市場の疑念解明に努めました。ただ売り込まれた後、反発していたこともあり、会社説明会の開催が本日は材料出尽くし感から手仕舞い売りを誘う展開。この問題のきっかけとなったドイツ証券のアナリストは、情報開示の姿勢はプラス評価するものの、目標株価(8400円)を変更する予定は無いとコメント。
ブラザー(6448) 769円(△17)
新光証券は投資判断を1、目標株価1100円というレポートを昨日出した模様。これまでも中国、米国などでのミシン需要などを手掛かりに上昇しており、このレポートで更に買いを誘う展開。ただ目先筋の買いも多く、後場は利益確定売りなどで伸び悩み。
ホンダ(7267) 4870円(▲10):100株単位
1円の円高進行で110億円の減益になるとされ、買い手控え気分の強い始まりとなりました。指数が上昇する場面で5000円の大台を回復する動きとなりましたが、大台乗せで戻り売りも増加、結局下落に転じて終了しました。
神戸鋼(5406) 78円(△5)
市場全体が冴えない展開となる中、証券会社のディーラー等を中心に1円、2円の値幅取りが行われることの多い大型鉄鋼株のひとつ。前場日興ソロモンの手口が目立ったことで思惑を誘い、追随買いを入れる動きで一段高となりました。
リソー教育(4714) 19万2千円(△3万円):1株単位
株式分割の権利落ち後、大幅高を続け、買い一巡後は大幅下落という荒い展開が続いていました。インターネットを使ったテレビ電話による個別学習指導システムの販売を強化すると一部報道され、再び買い気配でストップ高。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高リソー教育(4714)+18.51 △3万円 19万2千円 1.153テザック(3115) +17.64 △3 20 1675山水電(6793) +10.00 △1 11 1034ベンチャーリン(9609)+8.70 △143 1786 692サンケイビル(8809) +7.28 △26 383 38
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高鈴丹(8193) −30.00 ▲36 84 25282ソキア(7720) −26.05 ▲80 227 807ベル24(9614) −9.80 ▲4千円 36800 18.51旭テック(5606) −7.75 ▲9 107 33Tナカヤマ(9830) −7.28 ▲110 1400 11.8
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比鈴丹(8193) 25282 84 ▲36新日鉄(5401) 23251 195 ▲3三井住友(8318) 22713 634 ▲16神戸鋼(5406) 21879 78 △5日立(6501) 16604 723 0伊藤忠(8001) 13158 375 ▲19日産自(7201) 11300 805 ▲12住金(5405) 11039 54 0東芝(6502) 10201 481 0川鉄(5403) 9624 167 △2
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比NTTドコモ(9437) 28513 24万4千円 ▲1万2千円トヨタ(7203) 24745 2970 ▲20ソニー(6758) 24143 5800 ▲80キヤノン(7751) 23829 3980 ▲90ホンダ(7267) 19197 4870 ▲10三井住友(8318) 14616 634 ▲16武田(4502) 13024 5000 ▲40NTT(9432) 12490 46万5千円 ▲1万7千円日立(6501) 12163 723 0野村HD(8604) 11849 1655 ▲35
=============<資産設計情報>==============−−−−−−<ファンドマネージャー清水氏の相場の見方>−−−−−−−−
巨額の株式交換によるM&A
昨日、医薬品世界首位の米ファイザーが同9位の米ファルマシアを株式交換方式で買収することで合意したと報じられました。実際に買収が成立すれば、2002年度の売上高は479億ドル(約5.55兆円)となり、巨大な医薬品会社が誕生します。この業界は大型の合併、買収による業界再編が進んでおり、売上高の規模や買収の金額自体にさほど驚きはないのですが、株式交換による買収というのはいつもながら既存株主の心境は如何なものかと考えます。
この買収による損得は、両社株主間においては株式交換比率に左右されますが、両社の株主がともにメリットを受けるのは合併によるシナジー効果が買収コスト以上に発揮された場合です。今回のケースでは、発表当日の株価はファルマシアが20%上昇したのに対し、ファイザーは10%値下がりし、この買収による株式市場のファイザーに対する評価は厳しい結果となりました。同社は2000年2月にもワーナー・ランバートを約900億ドルで買収したばかりですから「大きいことはいいことだ」的な買収を続けることに対して市場は「ノー」の判断を下したのだと思います。
類似の例として日本での株式交換は完全子会社化が一般的です。ただしこの場合にも子会社株主は子会社に魅力を感じて投資していたにもかかわらず、親会社の株式を渡されるのは納得し難いかもしれません。通常の株式交換では株主総会などの手続を踏みますが、簡易株式交換では、親会社の株主総会の承認決議を省くことができます。子会社株式は、このようなリスクを内包していることを認識しておく必要があり、その分株式価値を低めに見ておく必要があるのではないかと考えます。親会社の株主にとっては、社外流出している子会社持分を取り込むメリットがあるものの、新株発行により一株あたりの価値が薄まる(希薄化)可能性があることには投資家として注意が必要でしょう。
ところで現在、海外企業の株式交換による日本企業の買収は認められていませんが、制度変更でこれが可能になった場合には、日本と米欧間のM&Aが加速するのではないかと考えています。特に日本の医薬品業界は、全体の市場規模は世界2位ですが、企業の売上高は最大手の武田薬でさえ世界では中堅クラスで、研究開発費などの面ではさらに見劣りする状況です。したがってこういった面での制度改正があれば冒頭のような巨額のM&Aによるグローバルな業界再編の波に日本企業が飲み込まれる可能性があるのではないかと思っています。
◆「DKAアセットシンフォニー」
内外の株式、公社債等にバランス良く分散投資を行うバランス型ファンド。清水ファンドマネージャーをはじめとする運用チームで安定感のある運用を目指します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
投資信託基準価額(7月15日現在)
ザ・ファンド@マネックス 5,874(−106)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月15日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 20.87(−0.10) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 19.56(−0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 16.82(−0.17) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.07(−0.10) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.53(−0.04)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
米ドル為替レート (7月16日午後2時30分現在)
買付レート 116.20(−0.10) 解約レート 115.70(−0.10)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月16日 <コンフィデンス>
どこの市場もサッパリしません。金融商品総崩れ的様相です。これはやはり資本市場の本丸であるアメリカ市場に於いて、コンフィデンスに傷がついたのが唯一最大の理由でしょう。日本ではかなりの停滞感がありますが、欧州でも然り、事の発端であるアメリカに於ける不安感・焦燥感は更に遙かに大きいものでしょう。昨年9月のテロのショックもかなり大きいものでしたが、あの時はその攻撃に対して闘おうとする民意がありましたし、その民意を背景にしたリーダーシップもありました。しかし今回はどこかずるずるとしています。実態はさして変わっていない。コンフィデンスの水準が変わっただけです。以前にも書きましたが、経済活動は全て信義則というか相手に対する信頼、全体に対するコンフィデンスに大きく依存しています。そしてコンフィデンスを取り戻す要因・過程は、外部から来るのではなくて、いつも内部から沸いて来るもの、或いは内部から出し合うものであることを忘れてはいけないと思います。
=============<編集長の独り言>=============今日は何の日?、駅弁記念日だそうです。
明治18年に東北本線の宇都宮駅で駅弁が発売されたとか。宇都宮の旅館が、たまたま宿泊していた日本鉄道の重役の薦めで販売を開始したそうです。当時は握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだものだったそうです。
さて今日の関東近郊は台風7号が接近し、ちょうどお昼時に雨、風ともピークといった感じでした。とても外まで食事に出掛けるといった雰囲気ではありません。弊社の入居しているビルは地下で東京駅に繋がっています。そこで駅弁記念日の今日は、地下から東京駅に入り、駅弁を買ってくることにしました。新幹線の改札口のあたりに、いくつか駅弁コーナーがあります。しかしあいにくのこの天気、列車のダイヤも大きく乱れています。乗る人も少ないのでしょう、また東京駅まで来たものの、乗車予定の列車が遅れていれば、時間つぶしを兼ねてお店で昼食を取る人も多いと思われます。駅弁コーナーの店員さん達お客もおらず暇そうにしていました。ちなみにビルの地下にあるコンビニでは、お昼を求めて大混雑となっていたそうです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp
==========<ただ今ブックビルディング中>==========弊社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。
<明日ブックビルディング締め切りの銘柄>
コンピュータウェーブ(2740) JQ
ブックビルディングは7月17日 AM11:00 まで
仮条件 35万円〜50万円
<ブックビルディング中の銘柄>
サン・ジャパン(2315) NJ
ブックビルディングは7月19日 AM11:00 まで
仮条件 65万円〜70万円
レントラックジャパン(2314) NJ
ブックビルディングは7月18日 AM11:00 まで
仮条件 1100円〜1300円
詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HOM/HOM_VWhats_IPO_GFrm.html
===================================<マネックスメールを解除したい時は>
・弊社に直接申し込まれたお客様
マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
▽ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/
アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。
・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。
▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)
何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメールが配送され
ない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録メールアドレスを解
除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメール
マガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再
配信等を行うことはできません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任において
されますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービス
のご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞ
れの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社は一
切責任を負いません。
http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスからのご留意事項
「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。