マネックスメール 2002年9月10日

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マネックスメール 2002年9月10日

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 マネックスメール(第764号 2002年9月10日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
 テロ懸念や要人の後ろ向きな発言もあり日経平均は急速に伸び悩み。 
日経平均     9309.31(△  3.05)
TOPIX     912.61(△  4.76)
単純平均      358.81(△  2.65)
東証2部指数   1675.62(△  1.32)
日経店頭平均   1097.13(△  1.09)
東証1部
 値上がり銘柄数     976銘柄
 値下がり銘柄数     412銘柄
 変わらず        116銘柄
 比較できず         6銘柄
 騰落レシオ(25日) 90.78%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     664.34(百万株:概算)
 売買代金    580485(百万円:概算)
 時価総額   2616558(億円:概算)
 為替(17時) 119.05円

 追加デフレ対策の具体化を前に下値を売り難い状況が続いています。また前日のNY株式市場が軟調な始まりながらも、下値では買い戻しや押し目買いが入り上げに転じて取引を終了したこと等も背景に日経平均は続伸で始まりました。

 前日の米国株高を受けて下値不安が一段と後退した模様で幅広い銘柄に対して小口の買いが入り前場の早い段階で値上がり銘柄数は1000銘柄を上回りました。ただ、積極的に上値を買い進む動きは見られず日経平均はプラス圏で方向感に乏しいもみ合いを続けながら前場を終了しました。

 後場は午前中の上げに対する戻り売りや手仕舞い売りがどの程度増加するかが注目されましたが、昼休み中の注文動向は差し引きで買いが優勢だったこともあり一段高で始まりました。

 しかし、この場面ではボックス圏の上限と見られる9500円に接近し売り圧力が強くなっていることに加えて、午前中に柳沢金融相や塩川財務相など要人が次々に追加デフレ対策について消極的な発言をしたと伝わったことで利益確定売りが出てきた模様。またインド東部で発生した列車の転落事故に絡んでテロの可能性があると伝わったことなどもあり急速に上げ幅を縮小した後、下げに転じるなど荒い値動きとなりました。

 今週は金曜日のSQを前に現物株で積極的なポジション取りは手控えられている状況です。値がさハイテク株や、自動車株、大手銀行株など指数に与える影響の大きい銘柄群は前日終値近辺でのもみ合いが続きました。日計り狙いの低位個別材料株物色が中心となり、指数は先物の売り買いが交錯して荒い値動きとなりやすい相場となっています。

◆個別銘柄◆
東エレク(8035) 5420円(△90):100株単位
 金曜日に先物・オプションのSQを控えていることで指数との連動性の高い銘柄群は手掛け難い状況のなか上値の重い展開が続きました。同じ半導体関連株のアドバンテスト(6857)は大引け前に売り込まれ下げ幅を拡大。
富士写(4901) 3590円(△100)
 指数の影響を受けやすい値がさ株を手掛け難いなか国際優良株という位置付けで買いが入り上昇。先月下旬から先週末までに1割強値を下げていたことで押し目買いが入ったほか、日経新聞で一般家庭にギガビット級のブロードバンド通信を低コストで導入できるようになるプラスチック光ファイバーを開発したと報じられたことも好材料。

大京(8840) 70円(△6)
 日経新聞にグループで保有する賃貸ビル5物件を総額359億円で森トラストに売却する方針と報じられました。有利子負債の削減につながることが好感されている格好となりましたが、短期資金の買いが中心ということもあって朝方の買い一巡後は伸び悩み。

ACCESS(4813) 171万円(△6万円):1株単位
 寄り付き前に、NTTドコモ(9437)と共同でNTTドコモの第3世代携帯電話「FOMA」の端末向けにインターネット閲覧ソフトを開発したと発表。個人投資家を中心に好感買いを集めました。

カゴメ(2811) 960円(▲4):100株単位
 前日の大引け後に「米食品大手のHJハインツと昨年7月に合意した包括提携を撤回する」と発表。提携撤回により北米市場開拓の遅れや競争激化を懸念した売りが先行。

なとり(2922) 800円(▲45):100株単位
 企業の不祥事が相次ぐなか、子会社が製造した製品に使用が不適切とされる保存料が混入していたことが明らかになり、約1億円相当の製品自主回収を発表しました。同社に対しても収益悪化、信用低下を懸念した売りが集中し、朝方は一時ストップ安水準まで売り込まれました。

藤和不(8834) 54円(△12)
 14時30分ごろQUICKを通じてUFJなど主取引銀行が総額2000億円規模の金融支援を実施する方向で最終調整に入ったと伝わりました。この報道をきっかけに売り方が買い戻しを急いだ模様、後場後半に急伸しました。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高藤和不(8834)   +28.57  △12    54  1512トーセ(4728)   +15.12 △152  1157  15.1金門製(7724)   +12.37  △12   109    40日フイルコン(5942)+11.71  △45   429    16アサヒプリテク(5855)+10.78△123  1264  38.9
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高もしもし(4708) −19.19 ▲1千円 4210  311.75宮越商(6766)   −12.35  ▲11    78  2095山水電(6793)   −10.00   ▲1     9   517小野薬(4528)    −9.76 ▲420  3880    10東海観(9704)    −8.00   ▲2    23   654
東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比三井住友(8318)     27113    554      ▲7日立(6501)       22205    634     △24三井トラスト(8309)   18335    248       0新日鉄(5401)      14719    164      ▲2日産自(7201)    12307.3    878     △22川鉄(5403)       10353    136      △2大和銀HD(8308)     9676     86      △2NKK(5404)       9356    102      △2NEC(6701)       9237    620      △3松下(6752)        8925   1401     △29
東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比ソニー(6758)      26891   5100    △120みずほ(8305)      16719 24万4千円    △7千円トヨタ(7203)      16520   2935     △10NTTドコモ(9437)   15795 23万4千円    △1千円三井住友(8318)     15133    554      ▲7日立(6501)       14141    634     △24ホンダ(7267)      13122   4830     △10野村HD(8604)     13013   1501     △16松下(6752)       12502   1401     △29KDDI(9433)     11987 35万5千円    △7千円
=============<資産設計情報>==============−−−−−<ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方>−−−−−−−

これからの相場の見通し

現在の相場のポイントは国内の政策と米国のファンダメンタルズと考えています。まず前者についてですが、足元の株式下落により想定される政策は出てきているように見受けられます。先行減税や整理回収機構による銀行の不良債権の処理、公的資金による投信買いといった政策については、少なくとも目先的に足元の株式下落を止めるには即効性のある政策であると考えられます。
米国については、足元の経済指標が悪化しダブルディップシナリオが台頭してきていること、対イラク戦争のリスクが高まってきていることから、世界的にリスク回避の投資行動が蔓延してきておりそれが世界同時株安という形になっています。確かに現在の米国金利の動きは先行きの景気減速を示唆するとも取れますが、現段階ではこれをもって再度相場が底割れする可能性は低いと見ています。

国内の株式需給についても、持ち合い解消売りは9月第2週でいったんピークとなり、その後は売り圧力が減少すると考えられます。また、外人投資家の売りについても換金売り主体と思われることから、マザーマーケットが落ち着けば沈静化すると想定しています。

従いまして今後の全体相場は、現在の日経平均で9,000円前後の水準で下げ止まり、短期的な反発の後は10,000円を上限としたレンジ相場に入ると想定しています。また、個別株の物色動向は、売り込まれた銘柄の短期リバウンドの後は引き続きトレンドレスな状態が継続すると思われます。

ファンドの運用に臨んでは、引き続きこうしたトレンドレスな状態に対し、短期的な相場環境の変化による物色動向の変化を捉え機動的なオペレーションを実施することにより、パフォーマンスの向上を図りたいと考えています。
中長期的には、マーケットの流動性が減少していることが気になります。市場機能を阻害する政策が採られると、短期的にはプライスは上昇するかもしれませんが、中長期的には市場機能による資源の効率配分という方向性に反する行為は、流動性の減少という形で弊害が表われると考えられます。

坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)にてIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。

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 投資信託基準価額(9月9日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           5,196(+70)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(9月9日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 20.65(+0.19) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.69(+0.05) バンガード・スモールキャップ・インデックス 16.16(+0.04) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.96(+0.11) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.35(+0.09)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート (9月10日午後2時30分現在)
 買付レート                118.55(+0.15) 解約レート                118.05(+0.15)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月10日       <JM再び>

ジョン・メリウェザー(JM)がまたオフィスを訪ねてきました。日本に来ると必ずオフィスに寄ってくれるか、一緒に食事するかするのですが、いつも肉体的な健康さと、活発な知的好奇心に溢れています。何度会っても何度話しても、その好奇心の強さと幅、柔軟で深い考察にはビックリさせられます。JMはいろいろな意味で天才だと思うのですが、やはり一番抜きんでている才能は、いつまでも衰えることのないその『好奇心』だと思います。しかしそのJMも、日本の現況には流石にちょっと飽きてきたようでした。「何度来ても、本当に全然変わらないな。」しかしそう言った端から、「これだけ変わらずにいられるのは本当に驚くべきことだ。」と、また何故だろうと好奇心の虫を走らせ始めました。いつも最後は「必ず休みを取れよ。」と言って帰る、加藤茶のようなお決まりの優しさもある人です。

=============<編集長の独り言>=============編集長は事情によりお休みを頂きました。見習いが独り言を書かせて頂きます。 子供の頃は相撲=「ただのデブ」「時代遅れ」ぐらいの感覚でした。祖母がいた頃の場所中はチャンネルの取り合いで、力士が土俵を出た瞬間に機動戦士ガンダム、CMに入った瞬間にNHKの繰り返し。ところが、名古屋場所の時に相撲の稽古部屋(?)に連れていかれたことがあって子供ながらに力士の力強さ、目付きの鋭さやらを感じてイメージがガラっと変わったのを記憶しています。そこから段々相撲に興味を持ち始めたのですが、ここ数年また見なくなってしまいました。特に理由はないのですが、本当に強いと思う力士が居なくなったからかも知れません。フィールドは変わりますが、当時国内レースでは中嶋悟が本当に速かった。毎年連戦連勝、まさに敵なしで、ヒーローで、憧れたし、レーサーになりたいと思いました。勝って当たり前で、負けた時に「なんで負けたの?」と初めて話題になりました。これが本当のチャンピオンの姿だと思ってます。
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