マネックスメール 2002年12月18日

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マネックスメール 2002年12月18日

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 マネックスメール(第831号 2002年12月18日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  フィデリティと考えるこれからの投資
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
半導体業界の業績不透明感、米コンセコ社破綻の懸念から下げ幅を拡大。
日経平均     8344.01(▲166.72)
TOPIX     815.74(▲ 16.18)
単純平均      310.92(▲  5.97)
東証2部指数   1426.29(▲ 15.28)
日経店頭平均    955.70(▲ 12.36)
東証1部
 値上がり銘柄数     161銘柄
 値下がり銘柄数    1253銘柄
 変わらず         82銘柄
 比較できず         0銘柄
 騰落レシオ(25日) 79.06%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     679.99(百万株:概算)
 売買代金    549062(百万円:概算)
 時価総額   2350056(億円:概算)
 為替(17時) 121.28円

 米国株式市場の通常取引終了後、マイクロン・テクノロジーが予想以上の半導体価格下落により売上高が大幅減となったと発表しました。これを受け、指数への影響が大きいアドバンテスト(6857)、東エレク(8035)などが軒並み下落、日経平均は軟調な始まりとなりました。

 昨日10日続落は回避し、8500円という節目水準を回復したものの、同時に上値の重さを感じさせられる値動きでした。週末は3連休、海外勢はクリスマス休暇、その後は年末年始の休みといった日程面の問題からも、積極的なポジション取りは手控えられました。

 小幅安ながら下げ加速とはならない展開が前場中頃まで続いていました。しかし米国の保険・金融会社のコンセコが早ければ今夜にも破綻と一部で報じられました。この報道で先物が下げ幅を拡大、前場を終了しました。

 為替市場は米国務長官、米大統領補佐官、そして国内では国際局長など要人発言で神経質な動きとなっています。為替動向の不透明感も、株式市場への手控え気分を強める要因となりました。

 後場はコンセコ社の動向、そして今夜の米国株式市場の反応を懸念して買いは手控えられる中、手仕舞い売りが優勢となり下げ幅を拡大して始まりました。8500円の節目を割り込んでも、押し目買い意欲は乏しい状態が続きました。
 後場の取引開始後、北朝鮮は米朝枠組み合意後も核の起爆実験を続けていたと韓国紙が報じたと伝わりました。またテロ組織アルカイダがアフガニスタンで訓練キャンプを設置し、活動を再開した疑いがあることも伝わりました。
 値を下げても押し目買いを手控える理由には困らない相場環境となりました。日経平均はバブル後安値を割り込まずに若干下げ渋りをみせましたが、TOPIXは安値を更新して取引終了となりました。

◆個別銘柄◆
アドバンテスト(6857) 5240円(▲240):100株単位
 マイクロン・テクノロジーが予想以上の半導体価格下落により売上高が大幅減となったと発表し、時間外取引で急落となりました。半導体業界全体に業績の先行き不透明感が広がり、国内の関連銘柄にも売りが先行。

住友鉱(5713) 459円(▲8)
 目新しい物色材料も見当たらない相場環境下、国際情勢の緊迫、金価格の上昇というシナリオで再度手掛ける動きで始まりました。前場は大幅上昇となっていましたが、これまでの上昇局面での買い方から利益確定売りも出ており、後場は下落に転じてしまいました。

津田駒(6217) 168円(△9)
 前場物色された住友鉱(5713)などが後場下落に転じたことで、物色対象に困った目先筋はこれまでに手掛けたことのある個別材料株を再度仕掛け、追随買いを誘う動き。ブラザー(6448)、オーエム製(6213)などもその対象となり、後場一段高の展開となりました。

三井住友(8316) 34万6千円(▲2万1千円):1株単位
 不良債権処理問題の不透明感は根強く、買い戻しが一巡すると買い手不在となり値を下げるパターンを本日も繰り返しました。米国の保険・金融会社のコンセコが今夜にも破綻といった一部報道も国内の銀行株にとって心理的にもマイナス要因となり、後場一段安の展開。

JFE(5411) 1435円(▲10):100株単位
 グループのNKKがナノテクの代表的材料であるカーボンナノチューブをテープ状に合成することに成功したと伝わりました。鉄鋼株の中では独歩高とも言える前場の値動きでしたが、市場全体が下げ幅を拡大した後場になると手仕舞い売りが出始め下落に転じました。

タクマ(6013) 652円(▲3)
 伊藤忠(8001)と欧州でバイオマス発電プラント事業を本格化すると報じられました。朝方はこれを手掛かりに値を上げる展開となりましたが、国内事業は公共工事削減などで先行き不透明感が強く、買い一巡後は戻り売りなどに押されて弱含み。

ケンウッド(6765) 126円(▲12)
 新規売りに伴う貸借取引申し込みの停止処置で買い方が活気付き大幅高となっていましたが、昨日から手仕舞い売りが加速し値を下げる展開。急騰局面で売りポジションを取れなかったことは、下げに転じても買い戻しが入らず、株価は荒い値動き。

アラ石(1603) 502円(▲5):100株単位
 原油価格の上昇を手掛かりに値を上げて始まりました。しかしイラク情勢の緊張などから積極的に買い進む動きは乏しく、手仕舞い売りが出るのも速い展開でした。前場中頃はすでに下落に転じ、後場も静かな値動き。

明和地所(8869) 756円(▲100):100株単位
 前場も軟調な値動きでしたが、後場は売り気配を切り下げストップ安。同社が東京国立に建設した高層マンションをめぐり、市条例の高さ違反を主張する住民の訴えに対し、東京地裁はすでに建設した建物のうち、ほぼ7階以上の部分を撤去、住民への慰謝料等の支払いを命じる判決を下しました。

ソニー(6758) 5000円(▲70):100株単位
 取引終了後、日亜化学と光ディスク用青紫色レーザーダイオードの共同開発で合意したと伝わりました。本日の相場は、市場全体の軟調な地合いもあり、一時5000円の大台を割り込む場面もありましが、終値では大台を維持して終了。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高オーエム製(6213) +11.11  △10   100  1904ニチモ(8839)    +8.69   △2    25   418グラフテック(6968) +5.71   △4    74    21津田駒(6217)    +5.66   △9   168  1425西友(8268)     +5.46  △17   328  4091
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高山水電(6793)   −14.28   ▲1     6   534横浜松(8239)   −13.55   ▲8    51    47蝶理(8014)    −12.00   ▲6    44   225日コンベア(6375) −11.76   ▲6    45   242明和地所(8869)  −11.68 ▲100   756  11.1
東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比東ガス(9531)      12960    354      ▲4日立(6501)       11764    458      ▲2新日鉄(5401)      11654    130      ▲3住友鉱(5713)      11011    459      ▲8NEC(6701)       9561    447      △3ブラザー(6448)      9276    749     △15ボッシュオート(6041)   8649    161      △5野村HD(8604)      8569   1323     ▲22ケンウッド(6765)     8540    126     ▲12東芝(6502)        8057    361      ▲1
東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比トヨタ(7203)      15432   3070     ▲90ソニー(6758)      14374   5000     ▲70キヤノン(7751)     13277   4460     ▲50NTTドコモ(9437)   11643 21万9千円    ▲3千円武田(4502)       11471   4830    ▲110野村HD(8604)     11371   1323     ▲22東エレク(8035)     10687   5180    ▲140三井住友(8316)     10614 34万6千円  ▲2万1千円ホンダ(7267)       9954   4300    ▲100東電(9501)        9211   2060     ▲40
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−−-<フィデリティと考えるこれからの投資>−−−−−−−-

投資信託のよくある疑問【選び方編】(その2)

「どんなときでも、確実に、安定的に、すぐに、利益があがる『夢の投信』はない」ことを先週確認しました。また、「自分がどれくらい増やしたいのか、逆にどれくらい下落してもじっと我慢できるか」をはっきりさせておくことが大事であるとお伝えしました。

では、たとえば日本株式で運用する投資信託を買おうなどと決めた場合、どのような点に注意すればよいのかを考えてみたいと思います。

まず、商品性に関することですが・・・

1.その投資信託の「コンセプト」がきちんと理解できるか、また賛同できるか?
これは言うまでもないことですが、どのようなものに投資するファンドなのか、値上がり益を積極的に追及するのか安定運用を目指すのか・・・といった基本的なことをまず理解する必要があります。単に「人気があるから」とか「人に薦められたから」というのは投信を買う理由にはなりません。人生設計は人によって違うからです。

2.期限付きではないか?
「長期投資」がいいのはわかっていても、買おうとしているファンドが来年償還されることになっていたらどうでしょう?長くつきあうファンドです。無期限、あるいは償還まである程度の年数があるものがいいでしょう。

次に、運用の現状に関するチェック・ポイントですが・・・

3.資産の増減が急ではないか?
多くのお客様からお預かりしている資産の増え方・減り方が急ではないでしょうか?特に減り方が激しい場合は解約が多いということが考えられます。これでは前向きな運用など期待できないでしょう。やはりある程度の資産があって、かつ安定して推移しているものがいいでしょう。

4.組入銘柄数が少なすぎないか?
組入銘柄数をチェックすることで、ファンドがどれくらいリスクをとっているかある程度推測できます。もちろん少ない銘柄で大きなリターンを狙うファンドもありますので、自分の目的と照らし合わせて考えればいいでしょう。
これらの点を考慮に入れた上で、自分自身の考えにぴったり合う投資信託を探してみましょう。

来週は同じ株式投資でも「投信VS個別銘柄」について考えてみたいと思います。

フィデリティ・日本成長株・ファンドはマネックス証券で1万円からお申込みできます。

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 投資信託基準価額(12月17日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           4,747(+12)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(12月17現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 20.63(−0.16) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.77(−0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 16.17(−0.16) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.84(−0.11) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.84(−0.08)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート (12月18日午後2時30分現在)
 買付レート                121.35(+0.65) 解約レート                120.85(+0.65)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========12月18日        <構造改革>

構造改革は進むのか、ということを考えるたびに、つくづく我が国は変化を厭う社会だなと思います。しかしこのことが民族性なのか、国民の総意なのか、或いはただ単にいくつかのほんの少数の制度などの為に結果としてこうなっているのか、疑問に思われます。
例えば、年功序列は我が国特有の強烈な社会現象ですが、中央省庁において、ある一定の役職まで到達すると(30代でなる課長補佐など)あとは一切年功は関係ないとしたらどうなるでしょうか?自分の同級生が年を経ると共に役所でより重要なポストについていくとか、自分の上司は自分の同期より要職にある官僚と付き合いがあるとか、そういったことが少なからず民間組織の年功序列的な色合いを形成する一助になっているように思われるので、官僚の世界からそれを壊せば、案外簡単に日本中が変わるかも知れません。
アメリカ人も日本人も、個人レベルではそんなに大きな差はないと思います。「民族性」の類の感傷的な論に振れないで、鍵となっている具体的な制度を発見し、適確に変更することがもっとも効果的だと思います。

=============<編集長の独り言>=============高いところは大好きな私ですが、東芝エレベーターが“絶景”を楽しむ超高層ビル向け屋外型エレベーターを開発、まずは東京六本木の泉ガーデンタワーに納入しました。
高層ビルのエレベータ−の多くは、建物の中央に配置され、低層階用、中層階用、高層階用といった形で分かれていることが多いと思います。もちろん外は見えません。
一応高所恐怖症の人のために、窓ガラスが曇る機能がついているそうですが、たった一人で乗ることが約束されているのならともかく、途中階で人が乗ってくる可能性もあり、いつ外が見える状態になるか分からないので怖くて乗れないような気がします。1階から乗る時は動き出す前に曇る機能を作動させればよいでしょうが、最上階から乗る時、ドアが開いて外が見える状態になっていると乗れないかもしれません。ビルには外が見えない普通のエレベーターも用意されていると思います。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い開始>
 幻冬舎(7843) JQ
  ブックビルディングは 1月15日(水)より

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