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マネックスメール(第834号 2002年12月24日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
バンガード・海外投資事情 第51回
ファイナンシャルプランのヒント
藤巻健史のプロパガンダ マネックスメール編
エコノミスト真壁氏の経済の見方
投資信託基準価額
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ただ今ブックビルディング中
ちょっと(またも)出てます〜
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
年内最終受渡日後は売り手不在といった思惑が高まり、後場は上げ幅拡大。
日経平均 8512.37(△105.49)
TOPIX 829.81(△ 7.35)
単純平均 315.56(△ 1.48)
東証2部指数 1408.69(▲ 0.36)
日経店頭平均 943.45(▲ 4.09)
東証1部
値上がり銘柄数 741銘柄
値下がり銘柄数 601銘柄
変わらず 155銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ(25日) 89.40%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 748.97(百万株:概算)
売買代金 583644(百万円:概算)
時価総額 2390631(億円:概算)
為替(17時) 120.39円
3連休明けの相場は、売り買いともに積極的なポジション取りは手控えられ、前週末終値近辺で静かなもみ合いで始まりました。イラク問題、北朝鮮問題などの緊張が高まり、年内の取引日も残り僅かという状況で、様子見気分の強い1日でした。
米国市場では為替が一時119円台に突入するなど、荒い値動きが続いています。国内株式市場は31日から5日まで休場となりますが、この間、海外では取引が行われます。休み中にどういった展開となるか不透明で、年末年始を挟んでのポジション取りは行い難い状況でもあります。
市場全体の値動きが乏しいことで、個別材料株による短期値幅取りといった雰囲気が継続して始まりました。ただケンウッド(6765)は朝方大幅上昇後、前場後半には下落に転じる展開でした。非常に逃げ足の速い展開となっていました。
前引け間際から先物主導でやや上げ幅を拡大する展開となりました。明日が年内受け渡しの最終売買日となり、新証券税制を前にした個人投資家の売りは峠を越し、その後は売り手不在の中、仕掛け的な動きで指数は値を上げるといった思惑が一部に強まった模様でした。
キヤノン(7751)が3期連続の最高益更新という日経新聞の記事で、国際優良株の一角で、安定した業績を維持している銘柄に注目が集まった点も上昇要因のひとつでした。為替が荒い値動きとなっても、トヨタ(7203)など堅調な動きを続けていることも、年内受け渡しの最終売買日を通過すれば、需給好転といった思惑に繋がった模様です。
現物株の売りという懸念が明日でとりあえず一巡といった雰囲気が広がったことで、後場は上げ幅を拡大しました。8500円という節目水準も比較的あっさりと突破、終値でもこの節目を回復しました。
本格的な先高感はまだ高まっていないものの、新証券税制による年内の現物株売り懸念が後退、大手銀行株も終始堅調な値動きを続け、年内は売り手も不在といった雰囲気が強まりました。売り手不在の中、公的資金などの買いによって堅調な相場を維持するといった期待感に支えられた相場展開でした。
◆個別銘柄◆
UFJ(8307) 11万8千円(△3千円):1株単位
積極的な買い手不在で上昇力は弱いものの、終始堅調な値動き。銀行株が堅調な値動きを続けたことで、年内の取引日も残り僅かとなり積極的な売りポジションを取る動きも乏しいといった見方が強まりました。新証券税制を前にした個人投資家からの売りが一巡すれば、売り方不在で市場全体の需給好転、年末高期待の要因ともなっていました。
キヤノン(7751) 4460円(△200)
日経新聞に3期連続の最高益更新見込みと報じられました。為替市場が荒い値動きとなる中、好業績を評価する動きとともに、12月決算銘柄でもあり、配当狙いの買いも誘い堅調な値動きを続けました。
トヨタ(7203) 3140円(△70):100株単位
為替が荒い値動きとなるなか、このところ自動車株はあまり為替の動向に左右されない展開となっています。本日はキヤノンが好業績を手掛かりに上昇、業績面で安定感のある国際優良株の一角へ徐々に資金流入の動きがあった模様。年内受け渡しの最終売買日が明日となり、新証券税制を前にした個人投資家の売りも明日で一巡、先物主導で年末高といった見方も一部で高まり、この点からも国際優良株に注目が集まった模様。
帝人(3401) 271円(△13)
自宅で使える透析装置を開発したと報じられました。これを手掛かりに買い気配で始まり、大幅高で寄り付き。ただ寄り付き後、更なる上値を買い進む勢いは乏しく、高値圏でのもみ合いとなりました。後場に入ると指数の上昇期待から国際優良株に注目が集まり、徐々に手仕舞い売りが増加して上げ幅を縮小。
ホトニクス(6965) 2110円(△20):100株単位
来秋にも光技術を使って初期ガンや痴呆症の検査事業を開始すると報じられました。小柴教授のノーベル賞受賞に貢献した技術を実用化することで、改めて同社の技術力を評価する声もありました。ただ目先筋の物色が中心でもあり、後場は手仕舞い売りで伸び悩み。
ケンウッド(6765) 143円(▲8)
市場全体の値動きが乏しいことで、低位個別材料株で短期値幅取りの動きが継続しました。朝方は大幅続伸となっていたものの、年内の取引日も残り少なく手仕舞い売りが出るのも速い状況。前場後半には下落に転じてしまいました。
マクドナルド(店2702) 2000円(▲10):100株単位
今期3度目となる業績予想の下方修正を行ったことで下落。また米国のマクドナルドに対し、格付け会社が債務格付け引き下げの方向で検討すると発表しており、マクドナルドグループ全体での先行き不透明感に繋がっている模様。後場に入ると売り買いとも手控えられ、小幅安でもみ合い。
三協アルミ(5932) 95円(△17)
昼休み中に2002年11月中間期の連結純利益が、従来予想の17億円から25億円程度になる見込みと上方修正しました。これを受け、後場に入ってから急伸。ケンウッド(6765)などこれまで手掛けた低位材料株を手仕舞い、目新しい個別材料株として物色する動きとなりました。
スズケン(9987) 2820円(▲180):100株単位
子会社である三和化学研究所が糖尿病性神経障害治療剤「フィダレスタット」に関し、国内で実施している臨床試験を中止すると発表。業績への影響を懸念して売り気配で始まり、寄り付き後も安値圏でのもみ合いが続きました。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高三協アルミ(5932) +21.79 △17 95 6924ダイワ精(7990) +16.43 △12 85 109北電工(6989) +15.55 △7 52 229東洋通(6708) +11.43 △31 302 60椿本興(8052) +9.56 △11 126 38
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高ベンチャーリ(9609)−15.15 ▲100 560 12.3ルック(8029) −14.01 ▲44 270 1726志村化(5721) −13.58 ▲11 70 3061ソキア(7720) −9.23 ▲12 118 93日東網(3524) −8.88 ▲4 41 39
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比富士通(6702) 24565 353 △17東芝(6502) 16064 369 △8新日鉄(5401) 14915 138 ▲1ケンウッド(6765) 13637 143 ▲8三菱電(6503) 13412 277 △6三菱重(7011) 9769 277 △4新日石(5001) 9155 532 △2住友化(4005) 9097 443 ▲10日立(6501) 9014 472 △15日産自(7201) 8448.5 930 △13
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金 終値 前日比キヤノン(7751) 22702 4460 △200トヨタ(7203) 20534 3140 △70ソニー(6758) 20439 5060 △70NTTドコモ(9437) 13227 22万2千円 △4千円武田(4502) 11946 4800 ▲30東エレク(8035) 11050 5480 △280野村HD(8604) 10660 1320 ▲12NTT(9432) 9816 43万2千円 ▲7千円松下(6752) 8571 1150 0富士通(6702) 8494 353 △17
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第51回>−−−−−−−−−
弱気相場のきっかけ
かつて米国株式市場で最悪の弱気相場(ベア・マーケット)は1929年9月から1932年7月まで35ヶ月間続いたもので、その間株価は86%下落と全くひどい状況でした。また1973年の1月から始まった弱気相場はその後2年近く続き、株価が以前の水準に戻るまでには8年近くかかりました。
それでは、どうして弱気相場は起こるのでしょう?
理由の一つは人間心理によるものです。上昇相場が続いている間は、経済と市場リターンに対する楽観主義が警戒心を抑えています。 その後、経営者は過剰投資になるまでビジネスを拡大し、不動産デベロッパーは需要以上のオフィスや家を建て続けます。そして同様に投資家は証券の価格をつり上げていくのです。最後に経済の実態が市場の楽観的な予想に応えられなくなったとき、証券の価格は激しく下落することになるのです。
またその他の理由としては、政治的な出来事、あるいは紛争が相場を悪化させることがあります。たとえば、1973−1974年の下げ相場は、ニクソン大統領の弾劾および辞職から生じた政治的不透明さによって、下げ相場が長期化しました。記憶に新しいところでは2001年の世界貿易センターおよびペンタゴンに対するテロ攻撃が、市場をさらに悪化させました。
政治的、社会的要因とは別なところでは、経済動向と市場動向の間にも関連性があり、これも弱気相場の原因になります。インフレ、金利上昇、企業利益の停滞減少、そして高失業率は投資家への危険信号です。
それでは弱気相場に直面するとき、私達はどのように対処すべきでしょうか?
もし皆さんの投資の目的がその後も変わらず、株式、債券そして短期の安全資産にバランスよく投資しているポートフォリオを保有して、市場の下落の可能性に備えているとお思いでしたら、結局いつもの通りにしていることが一番です。
弱気相場で投資家が起こす間違いの1つは、価格が下落し続ける中でガマンしきれずにすぐ証券を売却してしまうことです。さらに弱気相場の初期段階によく見られるもう1つの間違いは、株式の早期の戻りを期待し、短期資産や債券を必要以上に売って追加で株式を押し目買いすることです。
投資経験の豊富な人は短期的な市場変動を追いかけて売買するべきではないことをきちんと理解しています。彼らがこだわっているのはむしろ資産配分プランであり、市場が大きく変動した場合でも、当初決めた目標資産配分の比率を維持するためにリバランスすることはあっても、プランそのものを捨てることはしません。
この長期投資の基本となるバイ・アンド・ホールド哲学はとても単純そうに聞こえます。しかし実際は、市場に打ち勝つため積極的に市場で売買を繰り返す勇気よりも、上昇している市場での追加投資への誘惑、下落している市場での売却への衝動に打ち勝つことのほうがよっぽど難しいのです。
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−−−−−−−−−−<ファイナンシャルプランのヒント>−−−−−−−−
来年に向けファイナンシャルプランを考えよう!
せっかくのクリスマスイブですが、株価は相変わらず低迷しており、なんとなく世の中全体が暗い感じがします。今年もあとわずかですが、来年に向けて少しでも株価の上昇を願いたいものです。
今回は原点に立ち返って、表題でもあるファイナンシャルプランについて考えてみたいと思います。
ファイナンシャルプランの目的は人によって様々です。住宅を取得したい、車を購入したい、毎年海外旅行に行きたい、子供に良い教育を受けさせたい、安心した老後を送りたい、などなど。しかし、これらの目的を達成するためには、資金的な裏づけが必要になります。そこで、いつ、何のために、いくら資金が必要なのか。これを考えることがファイナンシャルプランのスタートと言えます。重要なのは、目的があって初めて必要な金額が計算できるという点です。お金をためること自体が目的ではないことに注意しましょう。
では、必要なお金をためるためにはどうしたらよいのでしょうか。株で一儲けできたら・・・などと考えている方も多いと思いますが、なかなかうまくはいきません。そもそも、皆さんは株式投資からどの程度の利益をあげようと考えていますか。多ければ多いほど良いのは当然ですが、それを実現するためには、一方でより高いリスクをとらなければならないのも事実です。例えば最近の下落相場でナンピン買いをして資金を特定銘柄に集中するなどは、ある意味ギャンブルと言えます。この場合、高いパフォーマンスを得られるかもしれませんが、同時に高いリスクを負っています。重要なのは、負うことのできる範囲、運用する期間、獲得したいパフォーマンスなどを総合的に考えて、運用先を適切に分散させることです。この時代、リストラによる失業や病気、怪我などにより現在の収入を失う危険性もあります。これらのリスクを考えた上で限度を超えた株式投資は控えるべきです。
また、ファイナンシャルプラン実現のためには、運用によって資金を増やすことも重要ですが、それ以上に毎月の収支から着実に資金を貯めることの方が重要です。その際、収入を増やす努力は当然すべきですが、この時代なかなか難しい面もありますので、むしろ支出を見直すことを心がけるべきでしょう。日々の生活費で節約できるところはないか、必要以上に掛けている保険はないか、車は本当に必要か、住宅ローンの金利を見直すことはできないか、などなど。年末から新年にかけて、今年一年の支出をあらためて振り返ってみる良い時期ではないでしょうか。
クリスマスに恋人や家族にプレゼントを贈るにも資金が必要になります。アメリカからはクリスマス商戦が低迷しているというニュースが聞こえてきますが、今年のような株式相場であっても、最低限プレゼントの費用くらいは余裕を持っていたいものです。
グローバル・ブレイン(株)CFP 山崎宏之
提供:株式会社FP総研
−−−−−<藤巻健史のプロパガンダ マネックスメール編>−−−−−−−
12月23日の毎日新聞によると、25日に保守党と新党を結成する熊谷弘・民主党前副代表が同紙とのインタビューで、円安誘導を念頭に置いた金融政策を与党内で求める考えを強調したそうである。塩川正十郎財務相も、150円程度の円安が良い旨、言明している。やっと、円安論がじわじわと世間に浸透しはじめてきたようである。デフレから脱却するには、小手先の手法では難しい。自国通貨が強すぎると国際競争力がなくなる。国際競争力がなくなれば、農業も工業も観光業も外国に負ける。日本に元気がなくなる。元気がなければ、株は下がるし、最大の資源である地価が下がるのは道理である。その観点からしても、現代の日本において、円安はデフレから脱却する唯一、最大の武器なのである。
よく円安論は、諸外国から反対されるからだめだ。という話を聞く。しかし、それならば「デフレ脱却は不可能・日本は没落」とあきらめなければならないと、私は思う。それほど、重要な経済政策を「諸外国が反対するから」と言って簡単にあきらめるほど、日本はおひとよしの国になりさがったのであろうか?
もし、どうしても「諸外国からの反対が嫌」なら、政治家、官僚が口先だけでも「円安論」を繰り返し述べてれば良い。彼らがしつこく言い続けることにより、国民が外貨投資を始めると思われるからである。日本の個人金融総資産は1400兆円。現在、ほんの数%しか割り振っていない外貨資産へ1%シフトさせるだけで14兆円の資金が海外に向かう。日本の年間経常黒字は、
2001年度約12兆円である。それ以上の額の資金シフトは為替に大きな影響を与える。
そもそも、日本国民は日本国債におんぶに抱っこである。郵便貯金や銀行預金をしても郵便局や銀行はその集めた金で大量に国債を買いまくっている。
もし、円高がこのまま続き、デフレから脱却出来なければ、財政を含めた日本の危機である。アジア危機と同様なことになるリスクがある。そうなれば日本人は、仕事を失い、貯めていた資産も多くを失うことになる。日本国民は自分の人生のヘッジからしても、もっと外貨建て投資を考える時期であると、私は思うのだ。
2003年は円安が来るか否かで日本経済が明るくなるか否かが決まる。日本経済回復の処方箋は簡単なのである。為替を日本経済の将来を占う重要な指標として注目していきたいものである。
「円安が日本を救う」という詳しいロジックは私がこの春出した「1ドル200円で日本経済の夜は明ける」(講談社)をご参照ください。またこの混沌とした時代を乗りきるためにも、11月に発売した「藤巻健史の実践金融マーケット集中講義」(上・下)(光文社)も合わせて読んでいただけると幸いです。私がディーリングでモルガン銀行に非常に多額の利益を貢献出来たのは、「山勘」が優れていたからではありません。金融に関しての知識があったからです。自分の財産を守るためにも、ぜひお読みいただき、勉強していただきたいと思います。必要なのはノウハウ本ではありません。基礎知識です。
藤巻健史氏 株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役
最新刊は「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」(上、下、光文社)
−−−−−−−−−<エコノミスト真壁氏の経済の見方>−−−−−−−−−
来年も厳しい状況続く日本経済
ここへ来て、年初からの輸出主導の景気回復が勢いを失っている。中国向け輸出が堅調な推移になっている一方で、米国向け輸出が伸び悩んでいる。国内の需要項目を見ると、消費や設備投資に経済全体を牽引する力は乏しい。企業のリストラ圧力は依然強く、雇用・所得環境は今後、一段と厳しさを増すことが予想される。足許で、個人消費は健闘しているものの、これ以上の拡大を期待することは難しい。設備投資の減少幅は次第に縮小しており、下げ止まりの徴候は見えるが、短期間に盛り上がってくる状況ではない。来年も、輸出頼みの経済状況に大きな変化はないだろう。日本経済の行方を占う上で、米国経済動向が最大の鍵を握っている。
その米国経済の行方に不透明感が強まっている。個人消費に一時期の力強さはない。また、イラクや北朝鮮問題を抱えており、リスクファクターが増えている。ブッシュ政権は、2004年の大統領選挙をにらんで、来年早々から積極的な景気刺激策を実施すると見られるが、長期的にどの程度の効果をもたらすか疑問符が付く。昨年から今年にかけて、米国の家計部門が住宅ローンの借り換えで、借金体質に拍車が掛かっていることが懸念される。これが、減税効果を相殺してしまうようだと、景気の一段の減速に現実味が出てくる。楽観は禁物だろう。
さらに、世界的なデフレ傾向が進展していることも、頭に入れておく必要がある。世界的に、ものの価格(財価格)は下落傾向が顕著だ。サービス価格が下げ始めるようだと、本格的なデフレの高進の懸念が強まる。株価は基本的に名目ベースであるため、株価の上昇も見込みにくくなる。
真壁昭夫氏 エコノミスト みずほ総合研究所主席研究員
最新作「これからの年金・退職金がわかる本」PHP研究所
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投資信託基準価額(12月20日現在)
ザ・ファンド@マネックス 4,687(−26)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(12月20日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 20.38(+0.16) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 19.86(+0.10) バンガード・スモールキャップ・インデックス 16.00(+0.15) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.76(+0.15) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.68(+0.16)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
米ドル為替レート (12月24日午後2時30分現在)
買付レート 120.35(−0.30) 解約レート 119.85(−0.30)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========12月24日 <クリスマス・プレゼント>
今日は大学生の方、或いは大学生が家族に居たり知り合いに居る方に、ちょっとしたプレゼントの話です。スイスのチューリッヒから車で東へ1時間ほどの所に、サン・ガレン(もしくはザンクト・ガレン)という町があります。リヒテンシュタイン公国のすぐ近くです。そこの大学がISCシンポジウムという催しを過去32年間開いてきました。来年の5月で33回目になります。これは有名なダボス会議とほぼ同じ長さの歴史になります。内容はミニ・ダボスのような様相もあるのですが、毎年世界中から1000人を呼んで行なわれます。うち250人は大学生、残りの750人がダボスに来るようなビジネスマンや学者などです。特徴的なのは、シンポジウムの全ての運営がサン・ガレン大学の学生によって行なわれているということと、参加する250人の大学生は皆世界中から招待されているということです。1つのテーマが既に与えられており、それに関する小論文、もしくはパワーポイントによるプレゼンテーションを英語で書いてインターネット経由で来年の2月15日までに送ると、世界中から250人が選ばれ、ただでスイスへの航空券が与えられ、期間中(1週間弱)もサン・ガレンの学生の下宿にただで泊まらせて貰え、いろいろなイベントにも参加出来ます。世界中の同年代の学生とも交流でき、加えて世界中のビジネス・エグゼクティブとも親密に話しが出来ます。
このような素晴らしい経験とネットワークをただで手に出来る訳です。おまけに優秀な小論文・プレゼンテーションには賞金まで出ます。これがプレゼントでなくてなんでしょう。しかし、今までに日本の学生が参加したことはありません。前回も約1000人の応募のうち、日本人の応募はたったの6人で残念ながら落選しました。こんな所にも日本の引きこもりというか孤立があります。中国、韓国、タイなどからも大勢の学生が参加しています。英語も別に上手ではありません。しかし皆前向きに国際社会に入ろうとしているのです。今回こそ、是非もっと多くの日本の学生に参加して欲しいと思います。詳細はこちらを御覧下さい。
http://www.isc-symposium.org/ISC/
=============<編集長の独り言>=============少し前にテレビでダウンタウンの2人と、布袋寅泰さんが積み木のゲームで戦っていました。長方形の積み木を3個並べ、その上に互い違いの方向で積み重ねて行きます。それを崩さないように交互に1本引き抜き、上に乗せて行くという単純なゲームです。
本来のトーク番組の終了後、布袋寅泰さんが持ってきたこの積み木、罰ゲームをかけて真剣に1時間30分ほど熱い戦いが続いていました。
昨日この単純な長方形の積み木のゲームを、某車屋さんの店頭で発見したのです。意外なところで発見したことで、さっそく購入、家に帰って子供と真剣勝負。手加減はしていなかったのですが、1回目は子供に負けてしまいました。バランス等を考え慎重にどれを引き抜くかを考える私に対し、直感だけで引き抜く娘。この娘の引き抜き方、簡単に崩しそうで、なかなか崩さず次々と上に重なっていきました。負けたのは、引き抜いた瞬間ではなく、ほっとして引き抜いた積み木を上に乗せる時、気の緩みからか、見事に崩してしまいました。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp
==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。
−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い開始>
幻冬舎(7843) JQ
ブックビルディングは 1月15日(水)より
詳細はこちら
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==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<雑誌>
12/24
日経情報ストラテジー 使えるホームページ
週刊SPA!
eビジネス業界のキーパーソンが選ぶ02デジタルニュースTOP5
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デューダ 業界研究 インターネット証券
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ダ・カーポ 企業トップに聞く「ザ ターニング ポイント」
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Esquire日本版 芸術のあるオフィス特集
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