マネックスメール 2003年2月20日

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マネックスメール 2003年2月20日

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 マネックスメール(第870号 2003年2月20日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   PSS(7707)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
朝方は大手銀行株の暴落で混乱した相場、しかし8500円を維持して小動き。
日経平均     8650.92(▲ 27.52)
TOPIX     849.35(▲  4.24)
単純平均      335.83(▲  1.47)
東証2部指数   1574.19(△  0.19)
日経店頭平均   1007.64(▲  0.46)
東証1部
 値上がり銘柄数     529銘柄
 値下がり銘柄数     827銘柄
 変わらず        139銘柄
 比較できず         2銘柄
 騰落レシオ(25日)104.67%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     799.07(百万株:概算)
 売買代金    620470(百万円:概算)
 時価総額   2450300(億円:概算)
 為替(17時) 118.95円

 イラク問題が再度緊張を高める雰囲気があり、米国株式市場が下落しました。為替市場は円高傾向にありこの点も国内市場にとってマイナス要因と言えます。不透明要因が並び、やや軟調な始まりとなりました。

 しかし取引開始直後、懸念材料とは全く異なる要因で市場は動揺しました。三菱東京(8306)が寄り付きから上場来安値を更新、三井住友(8316)も売り気配で上場来安値を割り込みました。

 今週に入ってジリジリと値を下げていた大手銀行株でしたが、今朝は暴落とも言える始まりとなりました。日経平均も下げ幅を拡大、このところ活発化していた低位個別材料株物色も、一旦手を止めて銀行株の動向を見守るといった場面がありました。

 30万円の大台を割り込んだ三井住友でしたが、その後は売り方の買い戻しとみられる動きが活発化、前場中頃には上昇に転じる場面もみられました。このあたりで市場全体も落ち着きを取り戻したといった雰囲気でした。

 銀行株が落ち着きを取り戻した前場中頃からは、様子見気分が強まり日経平均は小動きとなりました。個別材料株物色も、クラリオン(6796)が貸借取引の貸し株申し込みが一時停止されたことで下落、目新しい銘柄を探すよりも、これまでのポジションを手仕舞う動きが先行しました。

 後場に入ってからも日経平均は小幅な値動きとなりました。しかし朝方指数は動き、その後はもみ合いとなる展開は連日続いている相場ともいえます。銀行株の暴落も落ち着きを取り戻し、一部目先筋は低位個別材料株物色を再開する動きが出ていました。

 午後になって北朝鮮の戦闘機が韓国の領空を侵犯といった報道もありました。北朝鮮の動きも先行き警戒感のひとつとなり、積極的なポジション取りは手控えられ、方向感の乏しい展開でした。

 朝方混乱した相場でしたが、この場面でも日経平均の8500円といった節目水準が下支えラインとして意識されていました。戻り売り懸念と、目前に下支えラインがあることで、上下とも方向感の乏しい膠着相場となりました。
◆個別銘柄◆
三井住友(8316) 31万2千円(▲1万9千円):1株単位
 売り気配のまま上場来安値を割り込みました。その後も売りは止まらず、一気に30万円を割り込み暴落といった展開となりました。他の銀行株も軒並み大幅安となり市場全体が動揺する朝方でした。大台割れ後、急速に買い戻しが活発化して一時上昇に転じる荒い値動き。

三菱東京(8306) 57万7千円(▲3万5千円):1株単位
 寄り付きから上場来安値を割り込み、これによってさらに手仕舞い売りが加速。60万円の大台も一気に割り込む急落となりました。その後買い戻しも入り始め、60万円を回復する場面もありましたが戻りは鈍く、この大台が上値抵抗ラインとなり大引け間際に再度下げ幅を拡大。

クラリオン(6796) 173円(▲6)
 低位個別材料株の代表格のひとつですが、本日より制度信用取引に伴う貸借取引の申し込みを一時停止。新規の売りが入らないことで、損失覚悟の買い戻しによる一段高といった期待感が後退し、買い方は利益確定売りを先行させて軟調な値動きとなりました。

日揮(1963) 810円(△30)
 大手商社や機械メーカーがバイオマスを使った自動車燃料の実用化に乗り出すと日経新聞1面で報じられました。同社は昨年実証プラントを鹿児島県に設置しており、今後の期待感から目先筋の買いを誘いました。ただこのところ物色対象となっている銘柄群と比較すると株価が高く、後場は山水電(6793)などが上げ幅を拡大したこともあり利益確定売りで伸び悩み。

トキメック(7721) 126円(▲1)
 クラリオン(6796)が信用取引の規制によって売りが先行、新たな低位個別材料株物色の対象を探す動きで同社は朝方値を上げました。しかし大手銀の暴落といった混乱もあり、早い段階で利益確定売りが出始め、後場は買いも途絶えました。

山水電(6793) 16円(△4)
 このところ活発化していた低位個別材料株物色も、朝方大手銀の暴落によってやや手控え気分が強まりました。しかし銀行株の暴落による混乱は前場中頃に落ち着き、後場に入ると低位個別材料株物色を再開する動きとなりました。同社やシルバ精(6453)、日産ディ(7210)、丸善(8236)、井筒屋(8260)などが後場一段高。

東レ(3402) 260円(△3)
 今期の連結営業利益が75%増となりそうと日経新聞が報じました。朝方はこの報道を手掛かりに買いが先行、しかし来期の業績に関して不透明な面があり、早い段階で手仕舞い売りが出てしまいました。

キャビン(8164) 140円(▲26)
 前日の大引け間際、復配報道があって買いを集め、結局10分程でストップ高まで値を上げて終了しました。新たな低位個別材料株として昨日は期待が高まりましたが、日経新聞に小さく業績に関する数字が報道されただけで、注目度は低く追随買いは入り難いという見方で本日は手仕舞い売りで反落。復配するものの、今期の連結最終損益は従来予想を大きく上回る赤字となっている点も、上値を買い進み難い要因。

菱線工(5804) 89円(▲7)
 株価100円割れ銘柄などを手掛ける動きもありますが、同社は中部電などに納入した高圧電線の事故によって、今期特別損失が発生し、赤字拡大となりそうと報じられました。業績不透明感のある低位株に対して買いは入らず、ジリ安の展開。

トヨタ(7203) 2950円(△15):100株単位
 新型車ウィッシュの受注台数が、1ヶ月で月販目標台数の5倍に達したと発表しました。しかし特に材料視する動きは無く、株価は無反応。3000円の大台が上値抵抗ラインといった展開が続いたことで、買いポジションは取り難い状態。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高新井組(1854)   +53.57  △30    86 232.3山水電(6793)   +33.33   △4    16 15783宇徳運(9358)   +16.34  △17   121   362丸善(8236)    +13.38  △19   161  5517ナカノ(1827)   +12.98  △10    87  1643
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高キャビン(8164)  −15.66  ▲26   140  2048佐伯建(1889)   −13.98  ▲20   123  3963みずほ(8305)
       −10.48 ▲1万3千円 11万1千円 140.745三洋工(5958)   −10.41  ▲34   301   434宮越商(6766)    −8.10   ▲6    68   626
東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比新日鉄(5401)      27021    154      △1クラリオン(6796)    17565    173      ▲6山水電(6793)      15783     16      △4日新鋼(5407)      14692     80      △1シルバ精(6453)     11914     50      △5日産ディ(7210)     10193    111      △5住金(5405)        9902     52      △1住友信(8403)       9720    443     ▲13いすゞ(7202)       9336     62      △1東ガス(9531)       9041    362      △5
東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比三井住友(8316)    117984 31万2千円  ▲1万9千円三菱東京(8306)     28545 57万7千円  ▲3万5千円みずほ(8305)      16498 11万1千円  ▲1万3千円UFJ(8307)      14541 14万1千円  ▲1万2千円NTTドコモ(9437)   11571   24万円    △1千円ソニー(6758)      10617   4690     ▲30ホンダ(7267)       9679   4380     △70武田(4502)        8440   4580     △60トヨタ(7203)       6936   2950     △15ソフトバンク(9984)    6555   1680     △62
=============<資産設計情報>==============☆「サンプラザ中野の簡単“健幸”マニュアル 痩せ方上手」講談社より
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<サンプラザ中野近況報告>
2月21日(金)毎日新聞朝刊
2月24日(月)朝日放送 6:45〜『おはよう朝日』
2月25日(火)女性自身
2月28日(金)Sofmap.magazine
−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−−

またやっちゃったー。サンプラザ中野だー!
アン○ェスMGで「ボロ儲け!」のはずが、またまた逃げ遅れたのだー。瞬間風速130万円まで行ったのであった。ほくほくなのであった。そこで利益確定しておけば・・・。

しかしその後しばらく、120万円あたりをうろうろしていた。見守っていた。余裕があった。高をくくっていた。騰がると思っていた。そこで利益確定しておけば・・・。

で、その後新興市場バブルの崩壊を受けて、値段のつかない恐怖にさらされてしまったのである。マネックススピードを見ていたら、心労で倒れそうだったぞ。そして安いところで成り売りしてしまった。「振り落とされた」ということだね。ふー、疲れたよ。「ボロ儲け」じゃなくて「ボロボロくたびれ儲け」だよ。しかし以前から、俺の買う株は騰がっている。急騰する事が多い。ヒュー○ット、安○川鉄工、IBダ○ワ、そしてアン○ェスMG。どれもその時々の相場の主役となっている。

俺は買うのは上手い。(たいてい、他人に聞いた情報で買うのだが)。しかし、売るのが下手だ。極端に下手だ。(売り時に関しては、他人の意見に耳を貸さないようなのだ)。

傾向がハッキリした。俺は一生このままだ(たぶん)。だからみんなは、買い時は俺に従え。そして売り時に関しては俺の逆を張れ。これで大儲けは間違いなしだ。おめでとう、みんな。がんばれよ、俺。・・・。

ちょっと寂しくなったのでライブに行った。土曜日に新宿のライブハウスに行った。それはあの「電撃ネットワーク」のライブなのであった。いやー、面白かった。笑った。驚いた。悲鳴を上げた。元気が出た。死ぬ前に一度見ておいたほうがいい。自分が死ぬ前に、ではない。彼らが死ぬ前に、だ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成準備中。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>
1.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
2.ブル・ベアセレクト ベアファンド
3.日経225ノーロードオープン
4.バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
5.バンガード・トータル・ストック・M・I・F

(2003/2/10〜2003/2/14 マネックスでの販売金額)
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 投資信託基準価額(2月19日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           4,747(−4)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(2月19日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 19.27(−0.13) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.57(±0.00) バンガード・スモールキャップ・インデックス 14.75(−0.17) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.01(−0.09) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.06(−0.07)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート (2月20日午後2時30分現在)
 買付レート                119.05(−0.05) 解約レート                118.55(−0.05)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========2月20日      <青空>

ロケットを発射するには、空高く飛んで行くきちんとした設計の躯体を造り、天気のいい日を選んで、燃料に火をつけます。株式市場も一緒でしょうか。きちんとした設計はコーポレート・ガバナンス。少数株主の利益を重視した経営、資本主義に根ざした考え方が必要です。空に立ち込める暗雲は銀行による株式の持ち合いや法人所有。先日も書いたように空を高く抜く為には、この問題の早期徹底解決が肝要です。そして点火・発射。一つ、発射の仕組みを考えました。
株式で相続する場合、その評価額を時価の半分にする。土地バブルが起きた一つの大きな理由は時価と路線価の大きなギャップにあったと思っています。先代から次代へ富をトランスファーする最も効率的な方法が土地だったから、いわゆる「土地神話」が生まれたのではないでしょうか。株神話が生まれれば、高齢者への資産の偏在という問題も、経済にお金が回らないという問題も、そして資産デフレの問題も全部解決すると思うのですが早計でしょうか。私の青空プラン、実現しませんかね。

=============<編集長の独り言>=============今朝の大手銀行株の暴落ともいえる下げ、ものすごい勢いでした。銀行株を投資対象としてどう捕らえるかは別として、昨日もこのコーナーでコメントしたSQに絡む心理戦といった部分が大きいと思います。
売り方(SQ値が下がれば儲かる投資家)にとって、指数が意外に底固い展開が続いています。旺盛な低位個別材料株物色が続いていますが、この物色意欲がいつ値がさ株に向かい、指数が上昇するか分かりません。値がさ株といっても、売買単位が100株の銘柄も多く、1単位の実質売買代金は1000株単位の低位株と差が無い銘柄も多数あります。さて、指数の下落で利益を得るポジションを取っている投資家はどうするでしょう。新規の買い意欲が乏しいと思われる業種で、さらに市場全体に動揺が広がる可能性のある業種、それが大手銀行株だったのではないでしょうか。銀行株が暴落すれば、金融不安の拡大(優先株発行もあり需給不安もあります)、株式投資を見送る(低位株への物色意欲も後退する)、指数が下落するといった展開を願ったのではないでしょうか。銀行株の暴落が他の銘柄への売りまでは拡大しませんでした。しかし低位個別材料株物色を行っていた投資家の一部は、銀行株の暴落をみて、これまでの投資スタイルを続けることをやや戸惑ったかも知れません。一部は銀行株への追随売りを出したかも知れません。
結局大手銀が暴落した場面でも、日経平均は100円程度しか下落しませんでした。狙いほど市場全体が値を下げなかったことで、仕掛けた売り方は、慌てて買い戻しに動き、三井住友は上昇に転じる場面もあったといった展開でした。私の推測であり、真偽のほどは確認できない部分が多いのですが、SQ前に毎度行われる売り方、買い方の攻防といった印象でした。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳細はホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<明日からブックビルディング開始>
 遠藤製作所(7841) JQ
  ブックビルディングは 2月21日 AM00:00 から
             2月27日 AM11:00 まで
   仮条件 1000円〜1130円

<募集期間中の銘柄>
 セガトイズ(7842) JQ
  募集期間は 2月25日 AM11:00 まで
   募集価格 500円(100株単位)

<新規取り扱い開始>
 ひらまつ(2764) JQ
  ブックビルディングは 2月26日(水)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業

PSS(7707)「デファクトスタンダード化へ向けて理解が進んでいます」
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2003年2月10日(月)

プレシジョン・システム・サイエンスをフォローアップ取材しました。
北松戸の本社で、田島社長、IR担当の福井さんにお話を伺いました。

標準化へ向けて理解進む

同社が目指してきたのは、「各種検査の全工程の全自動化とそれをデファクトスタンダード(事実上の標準規格)とすること」です。
たんぱく質、遺伝子などの解析・分析を効率的に進めていくには、大量のサンプルを短時間に処理する必要があり、同社はその大量のサンプルを供給する為のDNA自動抽出装置を開発・製造・販売しています。「たんぱく質、遺伝子を調べる」という作業において、絶対に不可欠なインフラを提供しているのです。
このかねてから目指し、主張してきた概念が着実に理解されてきたと、田島社長は考えています。
早い時期からロシュという世界的なリーディングカンパニーにOEM供給を行ってきたことに加え、前回のレポートでも触れたように、キアゲンへのOEMも始まり、「最強のメンバーと組む事ができた」(田島社長)わけです。

こうした実績もあり、引き続き欧米の有力企業からの引き合いが増加しており、同社の考え方が理解され始めているということです。
また、1サンプルからの抽出量に関しても様々なニーズに合わせて、Large、Middle、Smallとそれぞれ対応した装置を開発するなど、ジャンル、フィールドを広げています。
現在のラインアップは抽出装置20機種を含む約30機種で昨年に比べ約10機種ほど増加しています。

インフラ整備からコンテンツビジネスへ

同社は遺伝子、たんぱく質検査のためのインフラを開発・提供しており、そのベースが出来上がれば次の段階として、そのインフラを利用したコンテンツをいかにしてビジネスとしていくかが次の目標であると同社は考えています。ここでいうコンテンツとは遺伝子解析などの検査データです。

同社のインフラがデファクトスタンダードとなり、多くの有力企業が利用し、様々な基礎検査、臨床検査を行うようになれば、大量のデータが自然と蓄積されていきます。
こうしたデータの中には例えば、ガン治療を目的としたゲノム創薬にとって極めて重要な情報も含まれています。これを特許として保有し、外部に提供することが、インフラ提供をはるかに上回る、巨大なビジネスとなるわけです。
(中略)

取材を終えて

田島社長は同社の概念、考え方が理解されインフラ作りのベースはほぼ出来上がり、次のステップへと踏み出す時と考えており、それを「第2ラウンドのゴングが鳴った」と表現しています。
前述のように海外からの引き合いが増加しており、ロシュ、キアゲンに続く大型の案件も交渉中とのことです。
足元の業績推移と共に引き続きウォッチしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→>magazine@cyber-ir.co.jp

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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ問い合わせ webmaster@cyber-ir.co.jp

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