マネックスメール 2003年3月19日

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マネックスメール 2003年3月19日

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 マネックスメール(第889号 2003年3月19日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  フィデリティと考えるこれからの投資
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
自民幹事長発言もあり後半は買い戻し活発化、8000円の大台回復で終了。
日経平均     8051.04(△ 96.58)
TOPIX     789.08(△  5.52)
単純平均      312.35(△  0.23)
東証2部指数   1497.97(▲  5.61)
日経店頭平均    969.45(▲  4.55)
東証1部
 値上がり銘柄数     646銘柄
 値下がり銘柄数     710銘柄
 変わらず        162銘柄
 比較できず         4銘柄
 騰落レシオ(25日) 79.69%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     726.73(百万株:概算)
 売買代金    510509(百万円:概算)
 時価総額   2287636(億円:概算)
 為替(17時) 118.75円

 昨日ブッシュ大統領がイラクに対して48時間の猶予を与える最後通告を出しました。その後イラクがどういった姿勢を見せ、どういった展開になるかを見極めるため売り買いともに手控え気分の強い相場となりました。

 ある程度前日までに売り方、買い方ともに開戦に備えたポジション整理を行い、次のポジション取りはイラク問題に進展があってからといった雰囲気が強まっています。小幅安で様子見気分の相場展開で始まりました。

 イラク問題とは別の懸念材料として、大手銀行株に再び暴落の兆しもあります。前日10万円の大台割れとなったみずほFG(8411)は、朝方9万円の大台割れ目前まで値を下げました。

 前場の中頃過ぎまではバブル崩壊後の安値を意識し、下げ渋る場面がみられました。しかし後半からはやや手仕舞い売りが増加。買い手控え気分の強い中、下げ幅を拡大してバブル崩壊後の安値を割り込んでの前引けとなりました。
 昼休み中に英タイムズ紙電子版は、クウェート艦船がイラク船と交戦、イラク側に死者が出た模様と伝えました。イラク船は機雷を設置していたという観測もあり、猶予期限前の攻撃開始といった懸念も出ていました。

 後場はこの報道と、前場終値がバブル崩壊後安値を割り込んでいることなどから一段と売りが増加、下げ幅を拡大して始まりました。しかし開戦前に積極的なポジションは取り難く、売り方も活気付かない相場環境です。弱含みの相場展開ながら、下げも加速しない静かな相場が続きました。

 大引け間際になると開戦前にバブル崩壊後の安値更新といった水準で売りポジションは取り難く、また株安対策に関して可能なものから実行に移すといった自民幹事長発言も伝わりました。買い戻しが活発化、8000円の大台を回復して取引を終了しました。

 明日は米国側の定めた48時間というリミットとなります。また国内市場は3連休を控えています。連休中に本格的な攻撃開始、イラク側がどういった反撃にでるか予測できない状況です。本日同様に、積極的なポジション取りは売り、買いともに手控えられそうな相場環境です。

◆個別銘柄◆
みずほFG(8411) 96800円(▲300):1株単位
 全面高といった相場環境の昨日も軟調な値動き。今朝も売りが優勢となり、9万円の大台割れ目前まで下落。旧みずほの上場来安値水準を大きく下回りました。市場の関心がイラクに集まっている中、静かに大手銀の下落懸念が高まる状態。大引け間際市場全体に買い戻しが活発化し、一時上昇に転じる場面もありましたが結局小幅安で終了。

川重(7012) 103円(△7)
 商いも乏しく、前場は前日終値近辺で方向感の乏しいもみ合いが続きました。後場も同様の展開が続いていましたが、14時過ぎに今期末2円の復配予定と速報が伝わりました。この速報直後、買いを誘い上昇に転じ一段高となる場面がありました。

日揮(1963) 770円(△18)
 UAEで原油処理設備を受注したと発表しました。これを手掛かりに目先筋の買いが先行、値を上げる展開となりました。イラクへ攻撃開始となった場合、同社の既存のプロジェクトはサウジ南部にあり距離的にも影響は受け難いといった見方が出ていました。

東エレク(8035) 4930円(△60):100株単位
 北米地域の半導体製造装置BBレシオが、前月の0.94倍に対し、2月は0.99倍に改善したと伝わりました。しかし昨日買い戻しなどで大きく値を上げ、また5000円の大台が上値抵抗ラインとなったこともありプラス評価する動きは限定的。利益確定売りなどで弱含みとなる場面が目立ち、大引け間際に上昇展開となったものの5000円の大台には乗せられず。

ケンウッド(6765) 169円( 0)
 前日から証券会社の投資判断を手掛かりに上昇、イラク開戦前の日計り狙いの動きで続伸して始まりました。しかし逃げ足は非常に速く、前場後半から手仕舞い売り、後場になると下落に転じる場面もありました。

三晃金(1972) 124円(△30)
 ソーラー発電などを手掛かりとする声があるものの、実際には値動きの良さを材料とした目新しい低位個別材料株として人気化。目先筋の買いを誘い後場に入ってからはストップ高買い気配で推移しました。

東京ドーム(9681) 228円(▲3)
 イラク問題の緊張により、米大リーグの開幕戦が中止となりました。予定されていた試合の中止で収益面でマイナスといった見方で下げ幅を拡大する場面もありましたが、市場全体に積極的な売りポジションを取り難い雰囲気があり大引け間際下げ渋り。

JUKI(6440) 267円(▲12)
 前日に連結繰越損失が解消できない見通しとなったため、期末配当も無配にすると発表。中国市場の拡大に伴って輸出好調という点から人気化していましたが300円を目前に上値の重い値動きが続いていたこともあり、この無配発表で手仕舞い売り。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高三晃金(1972)   +31.91  △30   124  1626ダイヘン(6622)  +17.02  △16   110  2178丸栄(8245)    +14.28  △20   160  8775三洋クレ(8565)   +9.94  △89   984 567.1日バルカー(7995)  +8.76  △17   211  9596
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高日東網(3524)   −10.44   ▲7    60    95メガチップス(6875) −8.25  ▲82   911 420.9マンダム(4917)   −7.86 ▲180  2110 262.7黒田電気(7517)   −7.62 ▲165  2000 104.5日電設(1956)    −7.30  ▲19   241    51
東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比日興CG(8603)     27644    352     △21ケンウッド(6765)    24708    169       0新日鉄(5401)      23925    140      ▲4三菱化学(4010)     12025    214     △12川重(7012)       11583    103      △7東芝(6502)       10726    350     △13日産自(7201)     9643.6    823     △22住金(5405)        9634     56       0日バルカー(7995)     9596    211     △17三井造(7003)       9407     98      △4
東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比トヨタ(7203)      15859   2770     △10三菱東京(8306)     15127 47万7千円  △1万2千円みずほFG(8411)    15015  96800    ▲300三井住友(8316)     13800 22万9千円    △7千円NTTドコモ(9437)   11951   22万円    △3千円ソニー(6758)      10935   4350     △10日興CG(8603)      9417    352     △21野村HD(8604)      8543   1299     △12日産自(7201)       7898    823     △22ホンダ(7267)       7584   4110     △70
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−−−<フィデリティと考えるこれからの投資>−−−−−−−

ダイエットで考える:成功する資産運用

マネックスメール読者の皆様こんにちは。
引き続き、「ダイエット」に例えて資産運用をお届けしています。資産運用とダイエットは似ています。具体的に実行する際のヒントをお送りします。
その5:食事制限とともに、適度な運動も
→投資もバランスを考えて分散

先週のこのコーナーでは、ダイエットも資産運用も効率的に行いたいということをご説明しました。ダイエットであれば、食事制限は夕食に、資産運用であれば効率的な成果が期待できる投資対象を検討するといったことが考えられます。

もう一歩進んで、さらに考えたいのは、全体のバランスを考えることです。ダイエットを行なうときに、食事制限も大切ですが、スタイルを引き締め、またエネルギーを消費しやすい体にするために、適度な運動も行なうことが効果的です。資産運用についても、一つの株式銘柄にすべての資産を投資するのではなく、分散投資を行なうことで、ポートフォリオのバランスを保つことができます。

皆様ご存知のとおり、上場企業は様々な業種に分類されます。この中でも景気動向に影響を受けやすいと言われる業種、例えば電気機器と、そうではない業種、例えば電気・ガスがあります。

このような業種は違った値動きをする傾向があります。電気・ガスの銘柄は一般的に需要が安定しており、景気変動の影響を大きく受けにくいと言われています。電気機器等は、原材料の調達、流通、販売等様々な要因で景気変動の影響を受けやすいと言われます。よって景気の局面によって、この二つの銘柄は違う方向の値動きをする傾向が強いと言われています。

例えば、電機の銘柄だけを持つのではなく電気・ガスの銘柄をもあわせて保有すれば、片方が値下がりした時のリスクをある程度低減することができます。実際にTOPIXの業種別インデックスの騰落率を見てみましょう。
(出所: ブルームバーグ):
電気機器 : (00年)▲34.4% (01年)▲26.7%
(02年)▲24.5%電気・ガス: (00年)9.2% (01年)6.9% (02年)▲9.6%
このように値動きの異なる資産を保有することでリスクを抑えようとするのが分散投資です。

また、投資信託なら、少ない額から投資が可能、プロによる調査・運用による分散投資を皆様の資産運用に活かすことができます。

ダイエットも資産運用も、全体のバランスを考えて効率よく行ないましょう。
来週は「ダイエットに例える資産運用」の最終回となります。

フィデリティ・日本成長株・ファンドはマネックス証券で1万円からお申込みできます。

文中の業種についての記載はあくまでも参考として申し述べたものであり、当該業種に属する株式等の売買を示唆するものではありません。

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 投資信託基準価額(3月18日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          4,391(+60)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(3月18日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 19.79(+0.09) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.60(−0.05) バンガード・スモールキャップ・インデックス 15.08(+0.11) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.24(+0.03) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.49(+0.02)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート(3月19日午後2時30分現在)
 買付レート                118.65(±0)
 解約レート                118.15(±0)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========3月19日        <花>

週末に街なかを歩いていると、辺りは既に花で溢れていることに気付きました。本当は月曜日につぶやきたかったのですが、イラク情勢のために先延ばしになりました。週末に花々を発見した時は新鮮な驚きで、若々しい成長点を見たように感じたのですが、この2−3日の間に既にその瑞々しさは失われてきたように感じてしまいます。
毎年、毎年、沈丁花の匂いが鼻を衝くとハッとし、花の在りかを探し、鼻を近付けて嗅ぎます。それから回りを見回すと、知らない内にこぶしの枝につぼみが膨らんできていたり、レンギョウもちらほらと咲き始めていて、椿の花は既に落ちようとしているのを発見します。民家の軒先には、パンジーなどの鉢植えが咲き乱れていて、種類は詳しく知りませんが、早咲きの桜も所々咲いています。早咲きの桜は桃に近い濃い色をしていると思うのですが、それは気のせいでしょうか。この頃、私は皇居乾門から半蔵門に向かう代官町通りが大好きです。ほんのちょっとの桃色、土手の向こうに見える桜色、たくさんの、そして小ぶりで上品な白色、咲き乱れる山吹色。通常の花見とは違った趣があります。しかし何故いつも気が付いた時には既に花は溢れているのでしょう。スプリング・ハズ・カム。英語でも完了形です。すーっと知らないうちに迫ってきてバァーっと出る。心地良い驚きに充ちた春先は、一年の中で最も好きな季節です。

=============<編集長の独り言>=============先日からログイン前のマネックスのHP上に、文章が流れる機能が追加されました。定期的な相場コメントとは別に、臨時のニュース等々を流す予定です。これまでも、何か発表があり株式市場が反応した場面がありました。定時の相場コメントの掲載まで待つもどかしさも感じていました。限られた文字数ではありますが、瞬時に何かが起きていることを伝えられる手段ができたことはプラスだと思います。
ただ始まってからいきなりイラク問題が緊張、大手銀行株に再度暴落の兆しなどあわただしい状態になっています。今日の昼休み中には、クウェート艦船がイラク船と交戦といった報道。攻撃開始といった速報もここで流すことになるのでしょうか。できることならば、私自身、攻撃開始といった速報よりも、戦争回避といった速報を出したいです。
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