マネックスメール 2003年3月24日

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マネックスメール 2003年3月24日

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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  資産設計への道 
   〜その61 為替の疑問(2)為替レートが変動しないならどうする?  バンガード・海外投資事情 第64回
  生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 ちょっと(またも)出てます〜
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
世界的な株価上昇の流れで続伸、ただ上値を積極的に買い進む勢いは欠ける。
日経平均     8435.07(△240.02)
TOPIX     831.43(△ 23.95)
単純平均      328.05(△  9.18)
東証2部指数   1539.96(△ 27.40)
日経店頭平均    984.02(△  9.95)
東証1部
 値上がり銘柄数    1367銘柄
 値下がり銘柄数      86銘柄
 変わらず         64銘柄
 比較できず         4銘柄
 騰落レシオ(25日) 91.92%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     900.57(百万株:概算)
 売買代金    657228(百万円:概算)
 時価総額   2410606(億円:概算)
 為替(17時) 120.87円

 イラクへの武力行使は早期で終了するといった楽観的な見方で、国内市場が休場中に海外株式市場は軒並み上昇、ドルも値を上げて円安が進行した形で週明けの相場を迎えました。

 海外市場の流れを引き継ぐ形で、日経平均は続伸歩調で始まりました。CMEでの日経平均先物の終値を大阪市場では上回る場面もありました。しかし値を上げた日経平均ですが、目前に8500円という節目水準が迫ると、やや上昇の勢いが鈍りました。

 圧勝ムードのイラク攻撃でしたが、米側の捕虜や犠牲者の映像をイラク側が公開を始めやや楽観ムードは後退しました。化学兵器の工場を発見といった報道もあり、イラク側の行動も不透明な面があります。バグダッド近郊まで進行している米英軍ですが、今後どういった戦況になるか見極める意味もあり、節目突破目前で伸び悩んだといった展開でした。

 先物の値動きを見ると、結局CMEでの終値水準でもみ合いといった形になりました。イラク問題が最大の注目材料であり、CMEの終値水準まで値を上げるものの、それ以上は買い進み難いといった相場環境といえます。

 朝方上昇ムードが高まったものの、買い一巡後はもみ合いといった展開が続きました。後場に入ってからも同様の値動きとなり、静かな始まりとなりました。イラク情勢によって指数は上昇、現物株市場は全面高といえる状況ですが、物色対象が絞れない状況ともいえる展開でした。

 大引け間際、指数は若干上げ幅を拡大、円は120円台まで値を戻しました。為替市場、株式市場ともにやや値動きはありましたが、1日を通してみるとともに小動きと言える展開でした。イラク問題の新たな展開が発表されない状況では、売り買いともに積極的なポジション取りは行えないといった雰囲気が強い1日でした。

◆個別銘柄◆
みずほFG(8411) 99300円(△800):1株単位
 買い気配から始まり、10万円の大台回復で寄り付きました。しかしこの大台での戻り売りも多く伸び悩み。イラク問題の早期終結期待で世界的にも買い戻しが優勢となっている状況下、日本の銀行株に対する先行き不透明感などは根強い状況。

スクウェア(9620) 1595円(△200):100株単位
 木曜日に今期の連結最終益が過去最高を更新する見通しと発表。市場全体が上昇ムードにあることで、好業績を手掛かりにストップ高まで値を上げました。好業績の理由として、今月発売のゲームソフト、ファイナルファンタジーX−2の好調が理由で、投資家にも分かりやすく追随買いを誘う形。

アドバンテスト(6857) 4900円(▲100):100株単位
 木曜日に5000円の大台を回復して終了しました。市場全体が上昇ムードを強め、朝方は小幅高。しかし木曜日の取引終了後に今期連結最終損益の赤字拡大を発表しており、次第に見切り売りが増加して下落に転じました。

ルシアン(大8027) 50円(△2)
 本社ビルの土地、建物を不動産信託として設定、信託受益権譲渡による利益が発生すると発表、これを手掛かりに買い進まれる場面がありました。しかし同社は大阪市場で個別材料株として手掛けられる場面のある銘柄でもあり、イラク問題の先行き不透明感から積極的なポジション取りを行い難い相場環境下、目先筋の短期値幅取りの対象となった模様。

勝村建(1817) 84円(▲28)
 木曜日に今期単独最終損益が赤字転落、無配とすることなどを発表しました。権利付き最終売買日を明日に控え、配当取り狙いの投資家からは投げ売りが出る状況で、急落となりました。

NSSOL(2327) 3560円(▲310):100株単位
 大和総研の朝会メモに、同社の受注状況が悪く、来期の業績にやや不透明感が出ていると書かれた模様。市場全体が上昇ムードに包まれた相場環境ですが、同社、勝村建(1817)など業績面でマイナスの発表があった企業は大きく売り込まれる展開。

Cマイクロ(店6760) 900円(△90):500株単位
 極小高性能大規模集積回路の量産化を始めると日経新聞に報じられました。2月に業績の下方修正以降、株価は低迷していたこともあり大幅上昇となりました。

西友(8268) 270円(△24)
 前週末に産業再生法の適用を申請。西武百貨店関連の減損処理、売上低迷と悪材料が重なって大きく値を下げていたこともあり、ひとまず買い戻しにより上昇。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高三晃金(1972)   +37.30  △47   173  3446日コンベヤ(6375) +21.87  △14    78  1134タカキュー(8166) +17.39  △12    81  53.5雪印乳(2262)   +16.80  △40   278  1219エニックス(9684) +15.25 △254  1919   164
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高大木建(1851)   −25.64  ▲50   145   125勝村建(1817)   −25.00  ▲28    84  1107BML(4694)   −17.33 ▲260  1240   175ナカノ(1827)    −9.57   ▲9    85   644NSSOL(2327)  −8.01 ▲310  3560  96.5
東証1部売買高上位
    銘柄           売買高     終値     前日比日興CG(8603)     25905    353     ▲17ケンウッド(6765)    16541    186     △11住金(5405)       16043     59      △2新日鉄(5401)      15737    147      △4りそな(8308)      14817     56      △2富士通(6702)      12807    363     △17NEC(6701)      12648    443     △26三洋電(6764)      11918    364     △17三菱電(6503)      10864    358     △18日立(6501)       10741    477     △10
東証1部売買代金上位
    銘柄          売買代金     終値     前日比トヨタ(7203)      20876   2930     △90キヤノン(7751)     18749   4510    △220NTTドコモ(9437)   17965 24万1千円    △9千円ソニー(6758)      15414   4560     △80野村HD(8604)     14009   1400     △35三菱東京(8306)     13501 48万5千円    △6千円三井住友(8316)     11288 24万3千円    △7千円武田(4502)       10932   4660    △160日興CG(8603)      9322    353     ▲17東エレク(8035)      8563   5140    △150
=============<資産設計情報>==============4月21日から取引開始予定のマネックスFXは、4種類の通貨で買いからも売りからも24時間取引でき、為替手数料も10銭。

−−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その61>−−−−−−−−−−

為替の疑問(2)為替レートが変動しないならどうする?

前回のこのコラムでは、外貨投資の目的として輸入インフレへの予防を指摘しました。円での購買力の最大化が資産設計の本当の目的であることに多くの人は気が付いていないものです。

今回は金利と為替レートの関係について考えてみたいと思います。

● 将来の為替レートは金利から決定されている

まず前回取り上げた問題を考えてみます。
===
いま、1ドル=120円で日本の金利はゼロ%、アメリカの金利は2%とします。1年後の為替レートはいくらになっているでしょう?
===

金利水準の異なる2つの通貨があった場合、どちらの通貨で運用しても将来の資産が同じ金額になるように将来の為替レートは決定されます。上記の例で言えば、

円の運用 : 120円で金利ゼロなので1年後も120円のまま
ドルの運用: 1ドルx102%=1.02ドル

この2つが等価になる為替レートは1ドル117円65銭となります(手数料などのコストを除く)。実際に為替の先物市場では金利から計算される為替レートで取引が行われています。

● 先物為替レートが意味するもの
これが何を意味するかというと、1年後の為替レートが117.65より円安であればドルで運用した方が有利、円高なら円で運用(外貨運用をしない)した方が有利、ということです。

1.為替レートが動かないなら高金利通貨が有利
ドル円に限らず、相対的に低金利の通貨から高金利の通貨への投資の場合、将来想定される為替レートは低金利通貨高になります。つまり現在の円はほとんどの通貨に対して低金利ですから、現状の為替レートがそのまま動かない場合外貨投資をした方がリターンは大きくなります。

2.円高になる場合でも外貨投資が有利になることがある
為替レートが現在より円高になる場合、外貨投資では為替損が出ることになりますが、一方で金利差による運用収益の差がありますので、トータルでは円高イコール必ずしも外貨運用は損、ということにはなりません。現在の金利から予想される為替レートと比較してどちらが有利か

● 為替の取引もコストが大切
では実際に為替取引を行う場合を考えてみましょう。実際の取引には様々なコストがかかります。外貨商品の場合、金利に注目する人が多いようですが、為替の手数料について同時に検討することが重要です。

外貨運用として考えられる商品として
・外貨預金(マネックス証券では取り扱っていません)
・外貨MMF(マネックス証券では3月29日からユーロMMFも追加します)・外債(マネックス証券では取り扱っていません)
・外国投信(マネックス証券ではバンガードの外国投信を取り扱っています)・外貨為替取引(4月からマネックス証券でも取扱い予定です)
 http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/monex_fx/index.html

などがあります。外貨運用の商品というと銀行で取扱っている外貨預金が有名ですが、取引コストを考えればそれ以外の商品が有利になる場合があります。次回は商品別にコストを検討します(つづく)。

今回の話のまとめ−−−−-
為替の先物レートは2国間の金利で決定される
低金利の円からの投資の場合、為替レートが動かなくても外貨運用が有利為替取引では為替手数料などのコスト比較が重要

ではまた次回・・・。

(マネックス証券 資産設計部 内藤 忍)

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ご意見ご質問はメール件名「資産設計部」でfeedback@monex.co.jp 内藤宛でお送りください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第64回>−−−−−−−−−

不測の事態に対処すること

戦争とその余波への不安は、世界の金融市場に影響を及ぼし、投資家にも少なからず動揺を与えています。

専門家が出すコメントは「いかにして戦争からポートフォリオを守るか」から「どのような軍事産業株で儲けるか」に至るまで事欠きません。このような専門家の意見は、今日の不確かな投資環境と投資家の投資行動に対する自然な衝動と結びつき、その結果ポートフォリオを大幅に変更してしまう投資家もいます。

しかし、性急な長期ポートフォリオの変更や、重大な投資決定はなるべく避けたほうがよいと考えます。

ポートフォリオは常にニュースのヘッドラインではなく、投資家自身の投資の目的や投資予定期間を反映しているべきです。1年未満の短期の目的であれば、元本の変動リスクを見込んだ投資をすべきかもしれませんが、長期の投資計画であれば、株式、債券、短期金融商品がバランスよく配分されたポートフォリオを維持すべきでしょう。あなた以上にあなたの個人的状況を熟知した投資専門家はいないのです。

もし、今、投資計画に大きな変更を加えようしているのなら、その際に心に留めてほしいことは、不測の事態に市場がどのように反応するかを予測することは非常に困難だということです。いかなる時にも、将来に影響を及ぼす不確定要素が存在し、金融市場はこうした不確定要素を反映して刻々と変化していきます。

例えば、1990年8月のイラクのクウェート侵攻後、株価は3日間で5.8%も落ちこみ、8月23日までには計13.4%も下落しました。しかし、米国が数ヵ月以内に何らかの軍事行動を起こすことが予想され、8月の騰落時から1990年末までに9.0%も上昇しました。そして、1991年1月17日に湾岸戦争が勃発すると株価は急反発し、2月28日に停戦発表までに16.7%も上昇しています。

2001年9月11日のテロ攻撃、1973年10月の第4次中東戦争から1974年11月まで続いた石油禁輸措置などの出来事に、金融市場はこれまで幾度となく打撃を受けてきました。石油不足は景気後退と下げ相場を引き起こしました。また、経済混乱の最中、ベトナム戦争は延々と繰り広げられ、ニクソン大統領は弾劾裁判を回避するために辞職しました。市場の動きに著しい影響を及ぼすこれらの出来事は、予測不可能なリスクといえるでしょう。不測の事態というのは、文字通り予測することができません。

バンガードは、バランスがとれ、分散化された投資プログラムで長期的に資産を形成していくことが、予期せぬ事態に備えた最良の戦略であると考えています。そして定期的にポートフォリオを見直すことは重要なことですが、世界各国の出来事や市場展開に応じてポートフォリオに大きな変更を加えることには慎重であるべきだと考えます。そのような変更は、投資家の個人的な状況や投資の目的、投資予定期間の変更があった場合にのみ考慮されるべきものだからです。

※バンガードの外国投信は買付時為替手数料無料、販売手数料も無料(ノーロード)で3本とも1万円台から購入可能です
バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドバンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド
バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
こどもたちにマネー教育を

もし私がFPとは全くハタケ違いの仕事をしており、生活回りのお金のことに疎かったとしたら、現在のような難しい情勢のなかで的確な判断ができなかったかも・・・、最近そのようなことをよく考えます。親世代がライフプランに沿った資金計画など自分で立てなくてもそれなりに幸せな老後を迎えた姿を見ているため、世の中そんなもんだろうと思ったでしょう。バブルの記憶も鮮明だから、そのうちまたいい時代が来るさと甘い夢を見たかもしれません。私の同世代には少なからずそういう人がいます。

その原因のひとつとして、日本の教育システムに生活とお金の深いつながりを教えるカリキュラム(仮にマネー教育と呼びます)がないことが挙げられるでしょう。ひとりひとりに世の中のお金の流れと自分の生活を関連づけて考える力があれば、いま国内外で起こっている問題が家計にどう影響するのか予測し、どうやって家計を守ればいいか対策を立てることができるはずです。ところが、基礎的、実践的なマネー教育を受けないまま、いきなり自己責任だけ問われているのが現状です。マルチ商法やサギ的金融商品の被害、多重債務などばかりでなく、投資の失敗、保険の入りすぎ、国民年金未加入者の増加など、みんな根っこは同じ。社会と自分の生活との関わりを想像する力が養われていないことが原因でしょう。マネー教育が抜け落ちていることによる問題が表面化するのは、これからが本番ではないかと思います。

実はマネー教育は現在でも、「社会」「道徳」「家庭」「総合的な学習の時間」などを利用し、学校教育に取り入れることが可能です。しかし、実践するかどうかは各学校や担任教師の決定にゆだねられているため、ほとんど行われていないのが現状。マネー教育の重要性が十分に理解されていないことや、理解していてもどのように授業を進めるか悩ましいことなどが、普及を阻んでいるものと思われます。それもそのはずで学習指導要領のなかに「金融に関する消費者教育関連箇所」という項目があるのですが、非常に抽象的です。たとえば中学校「社会」の「国民生活と経済」の内容が「身近な消費生活を中心に経済活動の意義を理解させるとともに、価格の動きに着目させて市場経済の基本的な考え方について理解させる。(略)」などとなっています。具体性が全くありません。

英国の金融・雇用省が出している「個人向け金融教育を通じた金融能力(Financial Capability though Personal Financial Education)学校用指導書」に目を移してみましょう。11〜14歳(日本の中学生にあたる)で習得する金融能力の項目に「お金が社会にとってなぜ必要であるのか理解する。たとえば、単純な物々交換社会に関する本を読み、物々交換が現代社会に合うかどうか、病院や毎週の買い物の支払いはどのようにできるかを話し合う」などと、非常に具体的になっています。この例だけではわかりにくいと思われるのでもう少し紹介すると、「国によって異なる硬貨・紙幣を使用していることを、たとえば海外の硬貨を見せたり、話し合ったりすることによって理解する」(5〜7歳!)、「確率と保険の原理について理解しはじめる。たとえば、宇宙人からの攻撃に備えて自宅に保険をかけるのは適切か(略)」「ニーズと欲しいもののバランスをとり、限られたお金のなかでの優先順位をつける。たとえば(略)」(7〜11歳!)。どうです。日本の大人が受けても勉強になりそうですよね。このように具体的だと教え方のイメージが膨らんできます。そして、こどもたちに興味を持って授業に臨んでもらえそうです。

日本でも、金融広報中央委員会が「金銭教育の普及」を目指した活動を行っており、「金融理解度向上のための年齢別カリキュラム」作成に着手しています。また日本FP協会でも「社会教育委員会」(ちなみに生活設計塾クルー代表の野田眞が委員長、私も委員に名を連ねております)が発足し、ライフプランを基礎に置いた「学習内容基準」の作成、マネー教育の実践などを進めつつあります。マネー教育導入への機運が盛り上がってきた感じですが、トップダウン式ではなくボトムアップ的にも盛り上がらないと本物にはならないでしょう。こどもたちが自分の生活を自分で守る金融能力を身につけられるよう、保護者からの要望が高まって欲しいと願います。(生活設計塾クルー 浅田里花)
◆生活設計塾クルー◆
特定の金融機関等に属さない、独立系ファイナンシャルプランナー集団。バブル期前からFPとなり、山あり谷ありのマネーの歴史とマネーライフを見てきた。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人一人の将来設計に応じた資産設計や保障設計などのアドバイスを行うほか、セミナーや執筆活動も展開中。メンバーの素顔はこちらで ⇒  http://www.fp-clue.com

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 投資信託基準価額(3月20日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          4,500(+87)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(3月20日現在、Jシェア、USドル)
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 20.00(+0.07) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   19.62(−0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 15.18(+0.08) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.39(+0.03) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 13.59(+0.07)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 米ドル為替レート(3月24日午後2時30分現在)
 買付レート                120.85(+0.90) 解約レート                120.35(+0.90)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========3月24日        <霧の中>

五里霧中とまでは言いませんが、イラクに関する情報は交錯していて、混迷の色を強くしてきています。誰が発する情報が正しいのか、それも分かりにくくなってきています。アメリカとイラクの発表内容が違うのは当然ですが、アメリカの発表とは若干違う状況がマス・メディアから伝えられたりすると動揺します。そうすると油井に火を放ったのは誰か、南部の町は本当に英米軍に制圧されたのかなど、疑問が沸いてきます。イラク側の放送は、フセインの声明なども、いつ撮られたものなのかなど疑問を持って当たり前ですが、アメリカの発表に関しては、少なくとも嘘はついていないだろう、という大前提があります。そこが揺らぐと、事態は極めて深い霧の中へと迷い込むことになります。ですからアメリカ側は功を焦って間違った発表などを決してしないように気をつけなければいけないと思います。そんな中で、米兵の捕虜の取扱いに関して、ラムズフェルド国防長官が言った、「これはジュネーブ条約に反する」という発言はちょっと気になりました。私だけの気のせいかも知れません。しかし、既存の国際法の枠組みを超えたところに今回のアメリカの行動はあると理解しているのですが、部分的にだけ既存のルールを引用するのは、アメリカの今回の行動全体に対するクレディビリティーに微妙な影響を与える可能性がある気がします。言葉のあやだとは思いますが、くれぐれも発言には細心の注意をして欲しいと感じました。

追伸:第2回個人向け変動利付国債、好評募集中です。明後日26日の午後4時迄です。口座管理料も当社なら無料です。

=============<編集長の独り言>=============さて皆さんは、朝何時頃に起床されているのでしょうか?。私は仕事柄比較的朝は早い方だと思います。この生活パターンも10年程になり、すっかり慣れてしまいました。もともと寝つきは悪く、目覚めはいい体質なので、現在の習慣は抵抗無く受け入れています。早寝早起きの習慣を身に付ければならない初日のことです。前に勤務していた証券会社で、夕方明日から正式に着任しますと挨拶に行くと、上司3人ほどの飲み会の口実とされました。私の歓迎会と称して午前3時半頃まで飲み歩き、お酒も進んだ席では、新人は初日一番で会社に来るのは当然という話に。結局私も勢いと意地で翌朝6時50分には会社の席についていました。
さてマネックスに新たな企画が持ち込まれました。早起きが習慣になっている私でさえ、当初この企画を聞いたとき、正直なところ、勘弁してください・・そう思ったものです。多分多くの皆さんがまだ眠りについている時間、新たなことを始めます。詳細は別途またご案内できると思います。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。はホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<募集期間中の銘柄>
 太陽生命保険(8796) 東証1部
  募集期間は 3月27日 AM11:00 まで
   募集価格 7万5千円(1株単位)

<新規取り扱い開始>
 ワコム(6727) JQ
  ブックビルディングは 4月7日(月)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<雑誌>
 3/25
  デジモノステーション5月号
   記事:ニュース/トピック・コーナー《デジモノ・プラネット》

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 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
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