マネックスメール 2003年5月20日

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2003年5月20日

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする
 マネックスメール(第930号 2003年5月20日夕方発行)
  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
     → http://www.monex.co.jp/visitor/koza/index.html
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◆◆◆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<新登場!>信用取引キャッシュバックキャンペーン 5000円コースと1万円コース
マネックスに口座の無い方、マネックスでこれから信用取引という方→チャンスです
http://www.monex.co.jp/visitor/campaign/2003/shinyo_cashback/top_01.html−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<先着順受付中!>マネックスの勉強会  
5月28日(水)19時〜 マネックス為替勉強会 市ヶ谷私学会館
6月4日 (水)19時〜 (株)吉野家ディー・アンド・シー 安部社長講演会6月7日(土)13時〜 マネックス為替勉強会 梅田スカイビル スペース36
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
  ファンドマネージャー清水氏の相場の見方
  投資信託基準価額
 今朝のめざましBIZ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
   http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
後場は膠着感強まり小動き、連日終値では8000円の大台が下支えライン。
日経平均     8059.48(△ 20.35)
TOPIX     814.25(△  3.76)
単純平均      338.23(△  0.95)
東証2部指数   1636.10(▲  2.05)
日経店頭平均   1055.49(▲  1.90)
東証1部
 値上がり銘柄数     761銘柄
 値下がり銘柄数     601銘柄
 変わらず        149銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日) 108.38%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1058.14(百万株:概算)
 売買代金    562879(百万円:概算)
 時価総額   2362857(億円:概算)
 為替(17時) 117.27円

 海外為替市場では日本当局が大規模な介入を実施したという見方が強まり、117円台まで円は下落しました。ただ円安傾向をプラス材料とする動きよりも、日々の変動が激しいことで株式市場にとっては手控え要因となりました。
 りそなHD(8308)は前日終値近辺で静かなもみ合いで始まり、この問題は落ち着きつつあります。しかし他の大手銀に関しては、先行き不透明感から売りが継続して始まりました。

 米国株式市場が大きく値を下げたことで、CMEでの日経平均先物も大台を割り込んで終了しました。この水準にサヤ寄せする形となり、軟調な値動きが続きました。

 8000円の大台を割り込んでいるものの、売り仕掛け的な動きは出ず、下げは加速しない状況が続きました。前場中頃から値を下げないことで徐々に売り方の買い戻しが入り始め、大台回復、さらに上昇転換といった展開になりました。

 竹中金融・経財相が午前の閣議後の記者会見で、経済が危機的な状況になれば柔軟かつ大胆に対応すると記者団に語ったことが伝わりました。場合によっては財政出動も視野に入れる可能性も示唆したことで、売り方の買い戻しを誘った模様です。

 慌てて買い戻しを急ぐ場面もあったものの、経済が危機的な状況がどういった場面を想定しているのか不透明な面もあります。具体的な対策に関しても不明であり、追随買いは限定的で買い戻しが一巡すると伸び悩みました。

 後場に入ると日銀の金融政策決定会合が終了し、当座預金残高の目標を27兆円−30兆円に引き上げるという速報が伝わりました。追加緩和が決定されましたが、株式市場、為替市場ともに特に目立った反応はありませんでした。
 結局本日も終値では8000円の大台が下支えラインといった展開になりました。後場は値動きは乏しく、手控え気分の強い相場環境でした。

◆個別銘柄◆
三井住友(8316) 18万3千円(▲1万円):1株単位
 りそなHD(8308)は比較的落ち着いた値動きとなったものの、他の大手行に関しては先行き不透明感が強まり売りが先行しました。買い戻しの活発化で一旦値を戻していたこともあり、一部で売り仕掛け的な動きも出始めた模様。大手銀の中で、勝ち組といった評価の三菱東京(8306)は、売り一巡後は切り返してジリ高。

ケンウッド(6765) 262円(△25)
 前日企業再生をキーワードとしてクラリオン(6796)などとともに急騰。本日も朝方は続伸ムードとなっていましたが、目先筋の買いが中心で利益確定売りも多く、次第に伸び悩み。クラリオンは下落に転じました。後場に入ると市場全体の値動きが乏しいこともあり、再度手掛ける動きがあり上げ幅を拡大。
丸善(8236) 244円(△32)
 ケンウッド(6765)、クラリオン(6796)が昨日急騰。同じ時期に物色されていた低位個別材料株のひとつである丸善へと物色が拡大、前場後半から一段高を演じました。しかしケンウッドなどと同様に逃げ足も速く、利益確定売りが先行して後場は始まりました。その後、売り一巡感が出ると再度上昇する荒い値動き。

シキボウ(3109) 68円(△10)
 ケンウッド(6765)、丸善(8236)など低位個別材料株を手掛ける動きが前場活発化。昼休み中に決算速報の流れたシキボウを後場手掛ける展開となりました。目先筋は値動きの良い低位株を、次々に物色する動きをみせ、後場は売買高も急増しました。

りそなHD(8308) 51円(△3)
 昨日は公的資金注入決定で大幅安となったものの、大きな混乱はありませんでした。米格付け会社のS&Pが、長期債務格付けを引き上げる方向で見直すと発表したこともあり、本日は堅調な値動きを続けました。

日揮(1963) 954円(△9)
 オマーン最大となる製油所の建設事業を受注、受注代金は1000億円と報じられました。同社がオマーンでの受注は1980年代以来とされ、今後も同国での受注増や、他国での受注増に繋がるといった期待感で値を上げました。しかし低位株の一角が激しい値動きを演じたことで、目先筋は乗り換える動きで後半急速に上げ幅を縮小。

キューサイ(2596) 462円(△4):100株単位
 ケールを原料とした青汁に、ガンなどの腫瘍細胞の増殖を抑える傾向があることを確認したと発表しました。この発表を手掛かりに、需要拡大等の思惑で目先筋の買いを誘いました。500円の大台に乗せた途端、利益確定売りが増加して伸び悩み。

ペンタックス(7750) 470円(▲77)
 昨日の取引終了後に決算発表を行い、今期業績は増収増益を見込んでいるものの前期と比較すると伸び率は鈍化。デジカメの好調で業績面でも大幅増益を期待していた投資家から失望売りが出て急落となりました。

プリマハム(2281) 72円(▲13)
 後場後半になって決算速報が伝わりました。今期業績予想は前期比横ばいにとどまり失望売り。さらに減資を行うと報じられ売りが殺到急落となりました。その後、発行済み株式の変更は行わず、資本の額のみを減少することが伝わりやや落ち着きました。

<株式分割>
SEED(1739)
 7月31日現在の株主に対し、1株を2株に分割
  効力発生日 9月22日
  配当起算日 4月1日

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高日ビルド(1916)  +35.29  △30   115  2930合同鉄(5410)   +19.76  △17   103 13761シキボウ(3109)  +17.24  △10    68 27130保土谷(4112)   +15.58  △24   178  1866アゼル(1872)   +15.55   △7    52   982
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高東海観(9704)   −28.78  ▲19    47 13896プリマハム(2281) −15.29  ▲13    72  9337ペンタックス(7750)−14.07  ▲77   470  4077日フィルコン(5942)−10.48  ▲60   512     1富山化(4518)    −8.54  ▲37   396  2307
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比りそなHD(8308)    86262     51      △3ケンウッド(6765)    53836    262     △25シキボウ(3109)     27130     68     △10クラリオン(6796)    24052    254       0三菱重(7011)      22429    248       0丸善(8236)       16396    244     △32東海観(9704)      13896     47     ▲19合同鉄(5410)      13761    103     △17住友信(8403)      13186    319      ▲7日製鋼(5631)      11567    108      △5
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソニー(6758)      14865   2890     ▲40ケンウッド(6765)    13580    262     △25NTTドコモ(9437)   12882 25万6千円    △5千円三井住友(8316)     12687 18万3千円    ▲1万円ホンダ(7267)      10699   4010     △80トヨタ(7203)       9604   2695     △15キヤノン(7751)      9442   4730     △20武田(4502)        9153   4510     ▲90三菱東京(8306)      7925 44万5千円    △7千円UFJ(8307)       6904 10万1千円    ▲3千円
=============<資産設計情報>==============−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ(7)>−−−−−−−

1997年にこの本(http://www.ycaster.com/nenga/mokuji.html)を書いたときから、「インフレの局地戦」の必要性を主張してきた。IT革命での生産性の上昇と東側・開発途上国の膨大な労働力の市場経済への参入の結果、物価が上がらない事態になり、ディスインフレからさらに物価低下の局面を迎えると予想したからである。

デフレは今ようやく世界的な現象になりつつある。アメリカの4月を見ると、卸売物価は1.9%という統計を取り始めて以来最大の低下を記録した。原油が落ちたのが大きいが、エネルギーと食料品をのぞいたコアの指数でも0.9%という大幅低下。消費者物価もマイナスになってきている。FRBのデフレ懸念は、本物になりつつある。起きているのは世界的な債券利回りの大幅低下である。物価上昇率の低下は、日本、アメリカばかりでなく、ヨーロッパなど他の先進国や途上国共通の現象である。

それをほっておけば、やがてデフレは「生産の減少→雇用の減少→購買力の低下→一段の生産の減少→景気の極端な悪化」に繋がる。生産力が上がり、供給力が高まったことは確かなのだから、物価全般を押し上げるのは容易なことではない。それは、金融を緩和しても、財政を出してもデフレ脱却がなかなか出来ない日本を見ても明確だ。

こういうときには、無理をしてインフレを起こそうとしても難しい。で筆者が提唱しているのが「インフレの局地戦」だ。ある産業やセクターで強い需要、活発な生産、そして生き生きとした消費を生じさせることである。

実は、90年代のアメリカのIT産業はそれに相当する。あのIT産業での力強い成長があったからこそ、その熱気が他のセクターに波及して米経済は力強さを保てた。今の日本でも、例えば介護、環境、教育などいくつかのセクターでそうした動きが出てくれば、経済の活力センターになりうる。そしてまたそのセクターの企業の株価は、活力ある動きをするだろう。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/

−−−−−−<ファンドマネージャー清水氏の相場の見方>−−−−−−−−

資産運用の世界で、株式市場の物色動向やポートフォリオの性格を表す用語に「ファクター」というのがあります。このファクターには、株式のスタイルを表すバリュー、グロース、企業規模を表すサイズ、業種別などセクター、過去の株価推移(リバーサル)など様々なものがありますが、足元の株式市場では、このファクターの中ではサイズが大きく効いており、大型株のパフォーマンスが総じて冴えない状況が続いています。

これを東証規模別指数で見ると、最も時価総額の大きいTOPIXコア30指数は、2003年に入ってから9.9%のマイナスですが、スモール指数は14.2%のプラスと僅か4ヶ月あまりで24%ものパフォーマンス格差がついています。「舌きりすずめ」ではないですが、大小どちらを選ぶかで天国と地獄です。これは巷間言われているように、厚生年金の代行返上による影響なのか、パッシブ化(ベンチマークに勝つことを目指すアクティブファンドからベンチマークに連動することを目指すパッシブファンドへの乗換え)の影響なのか、もしくはこれらの動きを見越した向きの先回り売りか、実は定かではないというのが現状です。

ファンドマネージャーとしては、今後のポートフォリオの舵取りをさらに時価総額の小さい銘柄の方向に切るか、それとも時価総額の大きい大型株回帰を目指すか、悩ましいところです。厚生年金の代行返上は、今後さらに増加することも考えられ、政策当局もこの問題を十分認識していて影響を軽微にすべく、返上時期の前倒し、現物の株式で返上する「物納」条件の緩和などの措置が既に検討されています。これらは一定の効果が期待できますが、この問題の底流には、企業サイドの考え方の変化、すなわち本業以外の部分の収益変動リスクを小さくしたいという部分があるため、代行返上の流れ自体を止めるのは厳しい状況になりつつあります。

こういった傾向は資産運用ビジネスに携わるものとして、まさに身を切られる思いですが、もし需給で株価が下げるのであれば、そこには投資チャンスも潜んでいると見ることもできます。実際、一部の優良株の中には、この株式需給の影響を過大視したために、ファンダメンタルズ的な株式価値を大きく下回る水準まで株価が値下がりしたものも見受けられます。したがって現局面では、規模のファクターに囚われず、企業の決算動向を精査して、企業実態とは別に株価が値下がりしたと思われる銘柄を探す視点が重要と考えています。

◆「DKAアセットシンフォニー」
内外の株式、公社債等にバランス良く分散投資を行うバランス型ファンド。清水ファンドマネージャーをはじめとする運用チームで安定感のある運用を目指します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
投資信託基準価額(5月19日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          4,466(−48)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(5月19日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 21.17(−0.50) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.44(−0.13) バンガード・スモールキャップ・インデックス 16.72(−0.32) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 12.99(−0.28) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 14.32(−0.35)
 適用レート(5月20日午後2時30分現在)
  買付 117.10(+1.75) 解約 116.60(+1.75)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F   9.57(−0.24)
 適用レート(5月20日午後2時30分現在) 
  買付 137.05(+1.70) 解約 136.05(+1.70)
============<今朝のめざましBIZ>===========このコーナーはフジテレビ系列で月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざまし新聞forBIZ」でマネックス社員が話をした部分です。毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今朝のテーマ 
 「りそな問題の市場への影響」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●スタジオ
週末に、りそな銀行へ公的資金を注入するというニュースが流れましたが、このニュースは週明明けの市場にどのような与えたのでしょうか?

◎マネックス
りそな銀行だけではなく、他の大手銀行の経営も今後行き詰まるのではないかという懸念がありました。しかし、政府・日銀がりそな銀行への公的資金注入を素早く決め、金融危機を未然に防止するんだと強い意思表示をしたために、その影響は意外と小さかったようです。それよりもむしろ、国際的な通貨政策を担うIMFが、日本のデフレが一層悪化する可能性があると指摘した事をきっかけに、日経平均は一時8000円台を割り込んだと見られています。
●スタジオ
今後の株式市場ではどのような点に注目していけば良いでしょうか?

◎マネックス
りそな銀行の件で、大手銀行は潰さないという政府の意図が見えましたので、当面の不安は遠のきました。次は、銀行が、不良債権問題を早急に解決して利益をあげるようになれるかがポイントだと思います。
それともう一点気になるのは、一段と円高が進み日本の輸出企業の業績が厳しくなっていく可能性もありますので、為替の動きに注目する必要があると思います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
番組メインキャスター 松尾さんよりメッセージ
 「りそなショック」というよりも、「IMFが日本のデフレが最も深刻」と 発言した事で8000円を割り込んだ、昨日の東京の株式市場。
 またもや、国際社会の中で日本の信頼が低いということを証明した結果とな り、「りそなショック」に加えて更に「ショック」が上塗りされたように感 じです。

フジテレビ
 「めざまし新聞forBIZ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/mezashin/index.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========5月20日         <介入>

広辞苑第五版によると、介入とは「問題・事件・紛争などに、本来の当事者でない者が強引にかかわること。」とあります。為替の世界では介入というと、各国政府・中央銀行などの通貨当局が自国通貨が一方向に行き過ぎたと考えた時に、市場に於いて直接市中銀行との間で自国通貨を大量に売ったり買ったりして、望むべきレンジに為替を誘導することを言います。
例えば円ドル・レートについて日本と米国の通貨当局が協力して同方向に介入する場合もあります。これを協調介入と言いますが、一方或る一国の当局だけが行うものを単独介入と呼びます。公言して行う場合もありますし、取引先の銀行に対して箝口令を敷いて行う場合もあります。昨晩は日銀が円売り・ドル買いの単独介入をしたのではないかとの憶測が飛び、円が一気に全ての通貨に対して売られました。果たして本当に介入はあったのでしょうか?
介入という言葉は正に言い得て妙だと思うのですが、実際のところ通貨当局が当事者なのか否かは微妙です。私は常々「為替は最大の国際政治である」と考えているのですが、政治の仕方にも色々あります。協調介入ならいざ知らず、単独介入というやり方は、広辞苑通り、横車を押すようなものであり、短期的には大きな効果がありますが、その効果を持続させることは極めて難しいことが知られています。実体経済に反する介入を続けた英国政府が、最終的にはジョージ・ソロス氏に負けたことも有名な話です。
非経済的な行動というのは、最後は崩れます。株式市場に於いてPKOの効果が長続きしないのにも似ています。即効薬として介入をしながら、しっかりと構造改革を進めることと、交換レートの相手方であるアメリカ当局と対話を持ち、理解を求めていくことが肝要でしょう。

(私からの宣伝:大好評マネックスFXはこちらから→
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/monex_fx/index.html)

=============<編集長の独り言>=============私はゴルフをしないのですが、前から思っていた不公平感。テニスの場合、初心者は一定時間コート上にいても、玉拾いなどに占める比率が高く、実際のプレー時間は短いもの。上達するとラリーが続き、時間内にプレーしている比率は高まります。
ゴルフの場合、上手な人ほどプレー時間は短く、待っている時間が長くなると思います。同じ組でプレーする人は、百数十回打つ機会を与えられるのに対し、上級者は80回ぐらいしか実際のプレー機会はなくなります。
そう感じていたら、今日の新聞にコクドという会社、東日本の7つのゴルフ場で、1打100円という料金設定をするそうです。アマチュアゴルファーのひとつの壁、100を切るというのは、プレー代1万円を切るということになります。私の前の席の人、この料金制度は自分にとって高い!という感想。しかしご安心下さい、料金に上限を設定し、1万2千円だそうです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い決定銘柄>
 ネットマークス(3713) 東証2部
  ブックビルディングは 5月27日(火)より

 一高たかはし(2774) JQ
  ブックビルディングは 6月3日(火)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

===================================<マネックスメールを解除したい時は>

・当社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

 ▽ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。

・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメールが配送され
ない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録メールアドレスを解
除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメール
 マガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再
 配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落について
 断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券の売買を
 勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてさ
 れますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスの
 ご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。

 またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞ
 れの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社は一
 切責任を負いません。

http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧